第8章聖光国陰謀3
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イシュタル聖光国 聖都
「アーハッハッハッハッ!!!」と1人笑い続けている人物がいる。誰あろうアップル教皇である。
「きょ、教皇様・・」と枢機卿が呼びかける。「なんじゃ?」「どうなされたのです?」ああ、こいつは知らなかったなと思っている。
「な~に。楽しい事が有ったまでよ。」と言う。遂に帝都が反乱軍の手により陥落したのである。そして皇帝は退位した。継承権のあるクルイーヌは逃亡中である。
ラフランス帝国は少し前のヴァレンタイン王国と同じ状況に陥った。群雄割拠、戦国時代の幕開けである。
ただ違うのは派閥が無くなり反乱派とそれ以外である。当然反乱派も纏まりは無い。
ラフランス帝国とイシュタル聖光国の国境
「そろそろ仕掛けるかな?」と呟く魔族がいた。ラフランス帝国の辺境の町や村が魔物に襲われていた。「助けて!」「逃げろ!」「領主は何をしてるんだ!!」「文句は後だ女子供を優先しろ!」
小さな領主達は滅びを待つばかりだ。帝都からの応援は無い。他の領主にお願いすれば飲み込まれるかもしれない。そんな時だった。町の司祭が領主を訪ねてきた。
「イシュタル聖光国の教皇様にお願いすれば、枢機卿を派遣してもらえるやもしれません。」と言う。しかし枢機卿に魔物を追い払う力があるのだろうか・・と考えていると。
「あまり時間はありません!ご決断を!」と迫ってきた。
帝都は頼れない。他の領主に頼れば自分が滅ぼされてしまうかもしれない。でもこのままだと先に魔物に領民や自分も殺されるかもしれない。他に選択肢は無かった。
「すまんが司祭殿、教皇様にお願いしてもらえないだろうか?」「分かりました。イシュタル様は常に皆様を見守っておられます。神のご加護を。」と言って出て行った。
2日後、各地の領主から要望を受けた教皇は各地に枢機卿を送り込み、魔物を追い払った。お蔭で領主や領民にさほどの被害も出ず沈静化していった。
元々信心深い人達はよりイシュタル教へと傾倒していく。そして領主までもが神のご加護が得れるならと帰依していくのであった。
今やラフランス帝国で1/4がイシュタル派と呼ばれる存在になったのだ。そして1/4が反乱派、残りが無派閥だが細かく分けると少数派閥があるのだ。
帝国は動乱の時を迎え、教皇はさらに高笑いするのであった。
その頃ヴァレンタイン王国では
リリイとセラが懐妊し焦るアーナがいた。リリイとセラも嬉しいのだが複雑だった。(しばらくは旦那様の寵愛が受けれない)と。
アーナは夜になるとハルトを呼ぶ時はご主人様になっていた。
「ご主人様!ご主人様!アーナは誰よりご主人様を愛しております。どうか!どうか!アーナにご主人様の子をさじゅけてくらしゃいませ~。なんでも言うとおりにいたしましゅ~。」
きっとアークが見ればドン引きするであろうアーナであった。
翌日、爺がやってきた。「若はどうされようとお思いですかな?」と言われても直ぐに良い案が浮かぶはずもない。青い猫のロボットがいれば「助けて~」と言うのだが。
(いっそ鎖国してしまうか?)と思っていると「若の考えている事なんぞお見通しですがそれでは経済が死にますぞ!」と言われる。相変わらずチートな爺だ。
今回のラフランスを仕掛けたのは間違いなくイシュタル聖光国なのだ。そしてそれは教皇なのか?背後にだれかいるのか?まだ分からないのだ。
稚拙な文ですがお読み頂きありがとうございます。




