第7章帝都編6
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6人に結婚式しよう!
と言うと「父上に頼んでくる!」とラミアが出て行く。「ちょっと待って。4人の親にも参加してもらって。」と言うと「宰相にも言っておくよ!」だそうだ。
急遽だが1週間後にする事となった。最初は城でと言っていたが4人の親が恐れ多いと言うのだ。
帝都の広場でする事となり1週間大忙しだった。料理、イベント、6人の衣装、6人に簡単だがメイクを僕がした。
アイスの親は平民だからと遠慮してたが当日アイスがメイクして現れると我が娘がこんな綺麗だった?違う人じゃない?と笑わせていた。
他の親も驚いていたが、1番驚いていたのは近衛騎士団女性隊の人達だった。元同僚たちが驚くほど綺麗になっているのだ。
そしてライラだ。無口で暗い印象だった彼女が明るく綺麗になっている。ヴィンハルト王は魔法使いではないか?あれが神の使徒様よとウワサがウワサを呼ぶ。
街の人も来た。便所掃除、ドブさらい、草むしりをしていた男が隣国の王、しかも使徒様だった。やはりアイツはタダモンじゃねぇ。と言われ帝都では伝説になりつつある。
6人にウェディングドレスを着せ、それぞれ薄いメークに髪を少しアップし、より華やかにした。
皇帝、宰相もラミアとライラを見て、目を擦り2度見する。
先週までアマゾネスと言われてたラミア。俯いてこの世の終わりのような顔をしていたライラ。実の親の皇帝がお前たち、ホントにラミアとライラか?と疑うくらいだ。
世の女性が羨むショータイムになった。
披露宴になり6人の娘達が親に給仕する。感激して泣き出す親もおり、皇帝も美しい娘たちに給仕されデレデレしている。
美味い料理に美味しいお酒に舌鼓を打つ。多くの人が歓談しているその時だった・・・
第二皇子が現れたのだ。第一皇子はちゃんと最初から来ていた。
「こんなヤツに何で大切な妹を2人盗られているんだ?」今まで1度も大切にされてない妹たちは、頭おかしくなったか?と思っている。
明らかに酒を飲みへべれけだ。しかし許される話ではない。「父上も宰相も兄上も腰抜けだ!!これから俺が帝国を背負う!」もう謀反だ。兵まで連れて来ている。
「おい!ヴィンハルト!リリイは俺の妻になるんだ。お前なんざ勿体ねえ!」ヒャヒャヒャと笑う。
結局、第二皇子と兵は取り押さえられたが帝国に暗い影を落とした。
この事件の後、第二皇子が幽閉され事実上、第一皇子が後継者に確定した。
結婚式が終わり、少しの間は家(大)で過ごした。もうすぐ旅立ちの準備だ。
ライラの性格が大きく変わっていた。スキンシップをよく求める。胸元が大きく開いた服、誰より短いスカートだ。夜はアマゾネスだった。
ラミアはむしろ逆だった。世の中分からないもんだ。
いよいよ明日、旅立ちだという時に第一皇子が訪ねて来た。第二皇子の事は申し訳なかったと。しかしアイツは誰かに洗脳もしくは操られていたかも。と言う。
確かにどこかおかしかった。第一皇子も気を付けてと言って別れた。
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