第7章帝国編3
頑張ってます!
なにか言いたそうにするが口を閉ざしたままだ。
「僕で良かったら話してみないか?言えば楽になる事だってあるよ。」そう言うと少しづつ話始めた。
自分は産まれた時からずっと微妙な立場だった。そして何一つ自分で決める事無く今日まで来た。そして今度は結婚が決められた。もちろん知らない人だ。イヤと言えない自分がイヤだったと。
自分に価値がある時は人は優しくしてくれた。価値が無くなると冷たくなった。人が信じられなくなり喋りたくても喋れなくなったんだと言った。(ちょっと、こっちが泣きそうだよ。)
「ハルト様はどうして私に優しくしてくれるのですか?」と聞かれて驚く。
「困っている人なら助けたいと思うだろ?」「全ての人ですか?」「少なくとも目の前にいる人ならね。」と言うと少し笑った。
「あー!ライラ様が笑った!」とみんなが囃し立てる。これはアレか?伝説のクラ〇が立ったと同じ系か?とニヤニヤしてるとみんな引いてた。
1人が「ハルト!トイレどこ?」と言うので連れて行くと「ナンジャコレ!!!!」と叫ぶ。みんなが来て「コレナニ?」と聞くので仕方ないのでパンイチになり説明する。
僕のぱんつ濡れたが気にしない。説明出来たんだから。
いよいよウォシュレットを使ったのであろう。「あっ!あっ!あーーーー」と叫びが響く。良かっただろ?とヤボな事は聞かない。
扉がバンっと凄い勢いで開く。「あ、あのトイレ凄すぎる!ハルトは魔法使いなの?」と言うとみんな興味深々だ。次々と行き最後にライラも行く。「あーーーーーーー」と絶叫していた。
「アレ、くせになる!」と1人が言うとライラもウンウンと頷いている。そういえばトイレから出てガウンが肌蹴てる。少し酔ったせいなのかみんな気にしてないので「前が見えそうだぞ!」と注意すると「ハルトやらしい!」「嬉しいくせに!」「えっち!」「見たいんでしょ?」とからかう。
「ま、まあ、あれだ、その仲良くなれて良かったよ。」と強引に締めようとすると「返事しなよ!男だろ?」と絡んでくる。
「酔ってるだろ?」と言うと「見て見て!」とガウンを脱ぎ捨てた。脱いだ子が「誰が1番かハルトに決めてもらおう!」とガウンを取っていく。
ライラが最後で少し抵抗したが本気の抵抗ではないからアッサリだ。そして「ハルト様どうでしょうか?」とライラが聞いて来た。「あ、ああ、綺麗だよ。」と言うと小さく握りこぶしを作った。
「私達だけ脱いでハルトも脱げ!!」と言われ脱ぐ。「ごく!」と喉を鳴らす。たぶんみんな初めてだろうなあ。
「ね、ね、ハルト、私達で誰か抱きたい?」と聞く。「スケベだからみんなだよ。」と言うと「じゃ今度みんなでまた会おうよ!」と言って解散になった。陽が沈みかけている。
「マズイ、早く帰らないと!」「ハルト様またね!」「約束だよ!」「またトイレ使わせて。」と慌ただしく帰って行った。
いつもありがとうございます。




