第7章帝都編1
いつもありがとうございます。
僕は帝国に向かって飛んでいる。
30分も飛ぶと帝都に着いた。しばらくこの街でお世話になる。とりあえず冒険者ギルドで登録だ。
身分証はやはり欲しい。異世界で職質されて住所不定、無職と答えたく無い。
やはり冒険者ランクなるものを上げて色々な情報を得なければ!最初はFスタート。定番だな。
魔物討伐は帝都の近場に居ないしそんな依頼も無いらしい。となると・・・・
「ちくしょう!!」帝都に来て最初の仕事は便所の汲み取り&掃除だ。過去を振り返るな!今はハルトだ!マスクをSHOPで買い、全て完了した。タバコ吸いたい・・グッスン。
3日間、ひたすら早く起きてギルドに行き、街の便利屋になった。街で少し有名になってきた。金髪のイケメンが変な服着て素早い動きで便所掃除、ドブさらい、草むしりしてる。ありゃタダモンじゃねえと。
えっ?お前何しに帝都来たの?って・・・うーん。どうすればラミアやライラに会えるか分からん。
ハンゾウが来てくれた。騎士団の訓練場がある?そこへ行けば見れる?早く教えてくれよ・・・
柵があるが近くで見れた。ぼーっと眺めていたが強そうな人は居なかった。「みんな弱そうだな。ハンゾウ」と言って振り返るとハンゾウは居なかった。
170cmくらいの体格の良さげなお姉さんと世紀末に現れそうな人が3人立ってた。
「だれが弱そうなんだ?」と世紀末1が怒る。「顔に変なの付けてヘンテコなカッコしやがって!!」と世紀末2「アンちゃんちょっと遊んで行こうか?」と世紀末3に拉致される。
結局、騎士団の訓練場に連れて来られた。「団長、コイツ誰です?」と聞かれお姉さんが「お前らが弱そうって柵のとこで見てたヤツだよ。」と言うと周囲に殺気が籠る。
「小僧、帝国第三騎士団と知って言ってるのか?」と1番迫力ある人が言う。副団長かな?
「誰かは知らなかったけど、僕より強い人は居ない感じですよ。」と笑顔で言うと「もう我慢ならねえ。表へでろ!!」1と2と3が言う。
仕方ないので練習場の真ん中に立ち「全員で掛かってきて下さい。」とまた笑顔で言うと容赦なく来てくれた。笑顔のまま殺気を込めると大半が気絶した。
かろうじて団長と服団長が立っているが口も利けないようだ。
「また会いましょう。」と優しくアマゾネスの肩を叩いて僕は去った。
翌日、ギルドの受付にアマゾネスが立っていた。「また会いましたね?」と言うと外に連れ出された。「キサマ何者だ!!」と言うので「冒険者です。」とここぞとばかりギルドカードを見せる。
「ふざけるな!!」と怒ってる。僕が思うにカルシウムが足りてないのでは?そう思っていると「答える気がないのか?」と剣を抜く。もちろん何度切りかかられても当たらない。
疲れてヘトヘトになっている。「な、なんで当たらない。」と悲しそうに言う。何者かというと婚約者予定です。と言ってみようか?でも今の段階で結婚したい気持ちゼロだ。
「僕が何者か知ってどうしたいんです?」と聞くと何も考えて無かったようだ。「き、聞いてから考えるつもりだった・・」と言った。
「興味だけで僕を探したんです?」と聞くと「い、いや、お前のことはすぐ分かった。」と言われた。変わった服でギルドで仕事してるとみんなが教えてくれたそうだ。
意外だが街の評判は良かったようだ。誰もが嫌がる仕事を一生懸命するヤツだと。「お前、強いんだろ?何故そんな仕事してるんだ?」「あれ?僕に惚れましたか?」と笑うと
「ば、バカか?だ、誰がおまえなんかに・・」と顔を赤らめる。「あら?惚れたって言うなら色々話しようと思ったんですけどね。」と言うと「うっ!」と呻く。
「ま、まあ、き、嫌いではないかな?」なんだろう・・小学生の頃にこんなヤツいたな。
これからも頑張ります。




