第6章激闘編2
仕事ハードですが、まだまだ頑張ります。よろしくお願いします。
ラフランス帝国 帝都にて
ラミアが皇帝に謁見の許可を求めていた。「おー!可愛い我が娘よ。今日はいかが致した。」
「お願いの儀が有り、まかり越しましてよ。」とラミア。「宰相もいるなら聞いて頂戴。」と言う。
「何でしょう殿下。」と宰相は警戒する。「あら?そんなに警戒しなくても良いわよ。」と笑う。
ラミアの説明は、今後ヴァレンタイン王国とイシュタル聖光国、隣りあわせの国と仲良くすべきである。その為には自分と妹であるライラが結婚を前提とした同盟を結んではどうか?
もちろんライラにはまだ話をしていないが・・・・
「私は第三騎士団団長なので、すぐ輿入れは出来ませんので婚約という形にして欲しいのです。」あえてライラも婚約と言わない。
「そなた達が平和の礎の為、犠牲に成ると言うのか?」とマケイーヌは感動している。
「まだライラには話して無くて・・でも他国で王妃になるのも悪くないと思います。」とヌケヌケと言う。「宰相はどう思うのじゃ?」「良き事かと存じあげます。」と言うが顔色は優れない。
「では両国に使いを出せ!」と宰相に命じた。
ヴァレンタイン王国とイシュタル聖光国にそれぞれ使者がきて、ラミアと婚約、ライラと成婚はいかがかと問うてきたのだ。両国は突然なんだ?と疑問を感じ調べ始めた。
「若、陰謀や謀略といった線は無さそうですぞ。」「ではナゼ今なんだろうな?」とハルトは考え込む。
ラフランス帝国としては、隣接する2国と婚姻による同盟があれば、皇帝崩御による内戦になった場合2国からの侵略は、やり難いであろうと思う。はたして本当にそれだけだろうか?
しばらくするとイシュタル聖光国から使者が来た。
「若!若!イシュタル聖光国より使者が参りましたぞ!」「イシュタル性交国?」なんてステキな国なんだとハルトは思った。
「若!!バカだ、バカだと思っておりましたが大馬鹿ですな。」なぜだ?言葉に出してるのにナゼ分かる?!
「とりあえず使者にお会い下され。」と言われて会った。使者の手紙によるとこうだ。
同盟を結ぶ事に関して言えば吝かでは無いが、ラフランス帝国がいきなり婚約、婚礼の真意を掴み兼ねている。一度会談したいので宜しければお越し願えませんか?といった内容である。
「若、どうされます?」「そうだな、行ってみるか?同行者は誰が良いと思う爺?」と言うと
「第一夫人と第二夫人、護衛にムネノリと10名程、あとハンゾウですかな。」「王が行くのに少ないと思わない?」「若1人でも良いと思うております。」扱いが雑になって来たな・・・・
「まあ良いよ。いつ出ようか?」「明後日の朝、出立出来るよう手配しておきます。」「それまでにヤルべき事をヤっておこう。」「程々に成されよ。」と蔑んだ目で見られた。解せぬ。
「しばらく留守になるから。」と言って側室達と2日間共にした。子を成した6人は2人目をと言われてるし、「いっぱい愛して下さい。」と言うセラが可愛い。
「早く帰って来てね。」と側室達に見送られ王都を後にした。
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