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中二な俺が描く異世界平和  作者: たまごふりかけ
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馬車と街と能力と生物を操りし姫君



連れて来る時に使用されたどでかい馬車を使い、解放された人を全員乗せ走り出す。


「姫は馬車の操縦まで出来るのですか?」


助けてもらった真太郎はさっきとは別人の様に素直で敬語になる


「実はこれ操縦してるわけじゃないんです」


馬の手綱を握りながらそう言われると全然意味がわからない


「あのー、姫…さっきの事とか聞きたい事が山程あるのですが」


「はい!なんでも聞いて下さい」


笑顔でそう言った彼女の隣に座り馬車に揺られながら話す。間近で見ると本当に綺麗な瞳をしてる。


「聞きたい事が多過ぎて、何から聞くか迷うなぁ…それじゃあまずさっきの”技”って言うんですか?指パッチンしたやつ!あれって一体」


「あれは…私の能力スキルです。私、目が合った生物を好きなタイミングで催眠状態にかける事ができちゃうんです」


能力スキル…どうやらこの世界には能力スキルという概念があるらしい、馬を操縦してるのではなく馬は操縦されている催眠をかけられているという事か…なるほどわからん


「へぇ、すごい便利な能力ですね!…え!?ってことは俺様もその催眠かけられる対象に入ってるって事ですか!?」


「まぁそういうことになりますね」


背中がゾワってする。綺麗な薔薇には棘があると言うけれど、この目の前の綺麗な瞳は完全なる罠…魔性の女だ。


「けどよくあの場の全員とあなたが目が合いましたね。」


まぁそんなに綺麗な瞳をしていれば皆目が吸い寄せられるだろうけど


「いえ、あれは貴方のお陰ですよ、貴方が飛び出す前まではまだ数人催眠をかける条件が整ってなかったんですけど、貴方が目立った戦闘で皆の注目を集めてくれたお陰で全員が催眠対象になりました。だから貴方のお陰で私も助かりました」


戦闘って一方的にやられてただけだけど、俺様のお陰だなんて言われると正直照れる。なにより感謝するべき相手に感謝されるとあの時した行動全てに後悔は無くなる


「別の質問いいですか!」


照れ隠しに話の話題を変える


「俺様は人を探しています。だから街へ行きたいです!」


「それなら心配する事はありませんよ、今向かってる所なので」


とりあえず第一目的の街には辿り着けそうだ、ひとまず安心する真太郎


「次は私が質問してもよろしいですか?」


「あ、はい!全然なんでも聞いて下さい!!」


「貴方出身は?何故あんなところに居たの?」


何故あんなところって言われてもそれは俺様が聞きたいよ!


「出身は日本です…あそこに居た理由は……」


黙る真太郎


「あぁごめんなさい!言えない理由なら無理に答えなくていいから!ほんとごめんなさい!」


慌てる姫。可愛い


「言えないとかじゃないんだけど…その…」


「ニッポン…聞いたこと無い場所ですね」


やはり日本というのは通じなかった。正直そんな気はしてた


「あっ見えてきました。あそこが私が今暮らしてる街”ローラン”です」


「あれが…ローラン。」


一目でわかる一番初めに着く街にしてはデカすぎる街だった。これがこの世界の平均的な街の規模なのだろうか




ローランに到着


「皆さんローランへ着きました。一度貴方達を保護しますので私達の拠点に一緒に来てもらいます」


全員馬車から降りる


「本当にありがとう。助けて貰ったり街まで送って貰ったり、あっ申し遅れた俺様の名前は真太郎。」


「私はラルファって言うの。ところで真太郎、あなたはこれからどうするの?人を探すとか言っていたけど」


「まぁ適当に聞き込みから始めるよ、ラルファ姫…貴方様への恩は一生忘れません」


「ふふ、変なの。ところでその人ってどんな人なの?」


「んー俺様も詳しく知らないんだけどスーツ着てて変な顔してるって感じかな」


「あー…その方なら今から向かう私達の本拠地に居ますよ」


「あ、そうなの…え!!マジで!?!?」


真太郎はラルファの言う拠点へ共に向かう事にした



予約投稿辞めてみました。特に理由はありません

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