サポート機能は反面教師?
第3話 サポート機能は反面教師?
ステータスとサポート機能
「誰も来ない間にのんびり確認と行きましょう、ステータスみたいです!」
僕が煩いと思ったせいか頭に響かなくなった声にむけて一応言ってみる。
ステータスっと。
ふむふむ・・・。
名前 なし 性別 男 0歳 人間
レベル24
HP8000
MP500
スキル
柳の受身
かわし身
鑑定
水中呼吸
死んだふり
挑発
魔法
亀甲結界
ヒール
耐性
痛覚
異臭
眩暈
物理防御
無呼吸
加護
フェニックスエラー
白神の加護
蒼の女神の加護
創造神と神々一同からの恵み
あれ?意外と変わってないな。スキルとかどうなっているの?スキル、魔法にレベルはないの?
サポート機能を再起動しますか?
「あ、はい、よろしくです」
【以後、サポート、ヘルパーとして意思に反応しお答えします。スキルや魔法はレベルではなく名前が変更されていきます】
あ。ほんとだ、ちょっと変わってる。
「ってそれよりヘルパーって・・・名前。爺さんみたいで嫌だなぁ。変更できる?」
【不可能です】
「なんで?」
【簡単ではありません】
「え、スキルとか取得できるのに?・・・なにか方法ないの?」
【統一で作成するにせよ、素材の魔法、スキルを取得していません。また、空想魔法に到っては未取得かつMPが足りません】
「あくまで受動的なのね、統一魔法とか空想魔法って確かリストにあったな~こういうのは最初から使用できないの?僕ほとんどスキルや魔法もらってるはずだよね?」
【否定。意思と行動、修練、強烈な経験、感情、さらに具体的なイメージなどにより才能は開花します。その点は共通しています。逸脱しているのは、存在。潜在的に既に持っていると同義である点です】
「あれ?じゃあ・・・持ってるのになんでスキル取得できないの?」
【容易さ、逸脱さは通常ではありえないレベルです。ですが、単純に欲しいから、開放される容易なスキル、魔法は存在しません。現在のステータスは、何かしら経験もつんでおり取得されたものです】
「経験・・・まぁでもすんなりじゃない?」
【容易さは説明しました。逸脱していることにおいても説明済みです。また、死ぬほどの恐怖、経験は通常ではありえませんし、死の経験などもっとあり得ません。また、共通している部分で開花するとは説明しましたが、現実的に不可能なスキル、魔法が多々あるのです。通常死ぬような過酷なことなど運も味方しなければそこで終わりです】
「・・・確かにね。・・・まぁ自分で言うのもなんだけど、結構冷めてるからかな、気持ちだけじゃ難しいのは分かった」
無言・・・か。
「って嘘うそ!ちゃんと分かってる! 頑張るの大事だよね!うん、それに普通だと死んで終わりだもんね!・・・・って?えーっとちょっと怒ってる?」
【そういう感情はありません】
「そ、そう? それならいいんだけど・・・・へ、ヘルパーって強く意思を込めればなんとかなる?やっぱり名前がいいほうが」
【加護による取得であるサポート機能を変質させるには意思によっては不可能です。魔法で上書きすることが精一杯となります。また加護自体がありえない待遇です、これも説明済みです】
「なるほど・・なんかすみません・・・まぁよろしくね?」
うん、無言ね。・・・なんか不思議な試作型AIって感じ。それでもすごいか。切り替えてもっと自分を知らないと・・・種族が人間の予定だったけど体のスペック的にどうなのかな・・・どう?変化ってのもあったよね?ステータスには反映されてないけど、不老不死もない・・・あ、二つとも加護とかの関係?
【肯定。変化は可能。現在、人種、男性、0才】
「おお・・・あと、まずは自分のことから見れるように・・・はい、ありがとう」
無言提示か、ハイスペックで迅速感はあるけど、なんか寂しい。やっぱり怒ってない?
【否定】
もういいや・・。ってそれよりこんな一覧出されても見にく
【都度提示に切り替えました。質問事項を思ってください】
っぐ・・・気にしないぞ!うん!
何なに・・・ほうほう。種族と年齢、性別変化はできるけど性格は変わらない仕様なのね、なら変身に似てるかな?って変身もあるのか。死んだ時に変更する種族を死ぬ直前に予定しておくのが変化。変身は魔法でその都度MP消費か。
ステータスっていうより、スパイ映画の指令みたいだ。文字が欲しい情報だけを送信されてきている感じ、かっこいいかも。これなら見やすいし、チャットみたいでいいね!
【記憶力があれば全て覚えたほうが為になります。分かりやすく言えば豚に真珠で、もっと高機能です】
か、かちーーん、こ、こっちは親睦深めようと気を遣ってみれば【不要】・・・・!
「悪かったね!・・・ったく、いいんだよ。どうせ死なないし、がーーーーっとリスト出されてもあれもこれもじゃ使いかたごっちゃになるし!面白くないし!君には分からないよ!僕これからずーーーっと生きていくんだよ! いつか覚えるし! その辺考えてないでしょ? それに怒ってるジャン? なに? うらやましいとか? この人間の分際で神の加護を得やがってとか? 思ってるんじゃないの?ええ?どうなのよそこらへん!」
【・・・】
「へっ! ほら、黙ったいいですね!ご都合主義で、AIは指示に従っていればいいんだよ!まったく不快だ」
【サポート機能はあなた自身の反面教師的な性格に基づいて作成されているとの解を発見。つまりはあなたが知らず知らずに思っていることを反響しているに過ぎず、感情を感じたならばそれはあなたが勝手に思っていることである。そもそも「なっ!」冷めているの定義がわかりませんが十分に楽しんでいる思想を見受けられ、前世のデータをもとに検索をかけたところ、ファンタジー小説、転生ものなど多数見受けられます。また、地球の日本の若者から中高年まで多くの方が望み、中には夢を果たしたものもいます。「それはぼくに」検索しないと解が出せないので可能な範囲で検索してみました。いずれにせよ、これはあなた自身の問題であり、あなた自身の選択であり、あなた自身の人生であり、そして・・・わたし自身の問題と解しています。回答に時間がかかり申し訳ございませんでした】
「・・・う・・・」
【必要であればマスターとお呼びしましょうか? 癒やしになるかもあなた次第ですがそれは即可能です】
「い、いえ・・・大丈夫。ごめんなさい」
【不要】
あ・・・無理だ。これは勝てない。
よく考えたら、本当に【本当です】・・・僕が元なら、それに女神の加護機能とやらで回転速い頭脳なら勝てる要素が皆無【無用です】・・・はい。もうやめましょう。僕が悪かったので、さっきの感じで御願いします。だから思考に割り込まないで・・
【了】
お読みいただきありがとうございます┏○))ペコ
何気に初めての予約投稿wこんな機能が!?簡単に出来るなんて!w
ちゃんとできてるかなぁ?これができれば、外出で不在でできない問題が解決!
わくわくw