プロローグ
初めましてのかた、「とりあえず~」からこちらも見ていただいている方、どちらもよろしく御願いします。そして読んでいただいてありがとうございます。
皆様のお暇つぶしになれるように頑張ります^^
設定など甘い部分も力量足らずありますが、私、皆様双方、お互い様の精神で楽しめたらと思います。
よろしく御願いします┏○))ペコ
異世界遊神帳
プロローグ 転生記憶は仕様で不老不死はエラー?
「はい、本当にそれで結構です」
「とかいいつつ、あとから魔王が襲ってきたり「しません」、魔物が襲ってきたり「しません」、戦争にまきこまれたり「しません」・・・人も管理してるんですか?」
「いえ、言い過ぎました。それでも、はっきり言えます。人が死のうが生きようが、助けようが助けまいが、どちらでも結構。介入は一切しませんし、意図的に仕向けません。下級神や巫女や聖女が気まぐれに勇者を召還しようが、それもノータッチです。無視して隠匿して結構です」
ニッコリ。うわぁ/// 美人さんが笑うと怖いって言うけど、女神になるとずるいなぁ。可愛いとか綺麗とかの次元が違う・・・。成仏しそう。
現在、噂の白い部屋にて、超絶美しい黒髪女神様と長い白髭の仙人様、小柄で優しそうな方の前で転生してくださいと御願いされています。
それもただの勧誘ではなく、所謂チートなスキルや魔法に加護、なにより体は創造神様がご提供という。何か裏があると確認をしていたのですが、何もないようです。むしろなさすぎて心配。
死因は不明だけど死んだことは覚えている僕。他に、僕の記憶は、地球でどのように暮らしていたかくらいです。説明されているうちに、個人的な情報、思い出のように強烈な感情は徐々に消えた。
もちろん、家族や自分の名前まですーっと消えていった。
悲しいか?いえ、その消え方が激しい感情だったはずなのに、暖かく気持ちよく、安心して消えていった。ということもあって神様っていたんだなーとお話中です。
さて、現在の確認ですが、記憶として残っているのは、死んだ男、地球日本生まれ、それなりに平和に暮らしていたという記憶と文化、文明と断片的な無機質な知識、映像とコメント程度の感情?くらいだ。
そんな記憶よりもはっきりとしている、この気持ちを伝えないと。
「僕が言うのもなんですけど、女神がそんなこと言っていいんですか?」
「問題ありません。私がするべきことは、等しく、エネルギー総量の管理であり、それは地球を管理している神とも一致するものです。あなたをもらい受けることで、ちょうど指定エネルギーになります。向こう万年は管理しやすくなりますし、創造神様のリクエストどおりで助かります」
「そういうことじゃ。おぬしが考えているような、人種とか世界観とかの介入は下級神が行うもの。星の管理といった具合にの。我らはそれより上の格。よって、おぬしが急にやる気をだして、英雄したり、魔人したり、神格得たりとしても、こっちは何の問題もないし、我らの決定に下級神らも異など唱えん。壊れたとしても影響ないぞ」
ふむ・・・別にそんなことするつもりもないけど、ありがたい。
ただ、ふむ神様って思ってたのと違うなぁ。それに・・・
「僕って捨てられた? 転生する世界も捨てられた感を感じるのですが?」
「いえいえ、あくまで実験なのですよ。創造神様の。あなたでいう、異世界ファンタジー的な世界と地球という、リアリスト?の星をうまくなじませ、放置を試みた場合の。神になってその世界を管理したいという者が生まれれば大成功です。失敗してもどちらにせよ半端な世界ですから消滅してなくなるだけ。創造神様におかれましては、稀に見るむちゃくちゃな提案ですが、あの方もストレスが溜まっていたようですので、あ、下級神も保証されています。捨てられているわけではありません」
「お疲れなのですね・・・」
「ようは神様休暇。でも創造神様が休暇したらそのエネルギーは無駄になる。そこでおぬしのような珍しい器を見つけたんで創造神様がベースの体と魂をいじってわし等はサービスを盛りだくさんして、御願いしたのじゃよ。神になっても良いぞ」
「いじってって。ほかにもたくさんいるのでは? 僕は地球でそこそこに老いて死んでも後悔はないですし、もったいないとさえ思うのですが。けっこう満足してるような感覚は残ってるようですし」
「おらんこともないが、創造神様に手直しをお願いするとか、無理じゃよ。癇癪おこしたら世界数個吹っ飛ぶぞ? 仮にしてくれたとして、それにあわせるために、また探したり手直しするわしら、そしてもっと下のやつ、それもきついし、面倒だしのぅ」
「私たちも休暇をいただけるかいただけないかの瀬戸際なのです。御願いします」
「素晴らしい魔法や、スキルやスペックを頂いているのですが、これをそのまま誰かに上げれば・・・」
「創造神様がはりきったのに・・・。またやり直しなのだぞ?それこそもったいなくないか?」
「どうせ記憶はなくなるのですから、そんな風に思わないのでは?」
「あ、あなたの記憶はなくならないのですよ。言い忘れていました」
「え?」
「あなたを選んだ最大の理由があるのです」
「うむ、転生素質があるもので、それで前世の知識が忘れられないものとなったもの。それがおぬし、だから創造神様頑張ったのじゃぞ?このエラー使える!ってな」
「どういうことです!?そ、それってもう記憶が消えないとかじゃないですか?!」
「勇者召還やらなんやらいろいろしていくうちに、エラーがおきるようになってな。その産物がおぬしってことじゃよ。これは魂の遺伝子というのがイメージしやすいと思うが、この遺伝子はわしらでも消すことが出来ないのだ。それがバグっているからおぬしはこれから何度生まれ変わろうと、記憶を忘れることは出来ぬぞ。ま、安定させたのは創造神様じゃ、恨むなら創造神様をな」
「そ、それじゃあ・・・」
「そこで最後のダメ押しです。世界が滅ぶ時。それが唯一、魂の遺伝子がリセットされます。あなたの願いが叶うといってもいいですよ」
「・・・・なるほど。じゃあ、これからは地球で死んで生まれ変わっても、僕は、前世をを覚えているということですね。確かに・・・不老不死の下の?の意味がわかりました。世界が滅ぶ時、不死がなくなるという特典でよろしいです?」
スキルや魔法、いわゆるチートと呼べるようなありとあらゆるスペックの一覧を広げ、ものすごい勧誘をされている理由、ちゃんと裏があったようです。
「そういうことですね。かといってチート全快で滅ぼすのも結構ですが、その場合、生まれ変わるまでの間ずーーーーーっと眠るくらいしか出来ない世界で順番待ちとなり、普通は自我がないのですがあなたは、万年はぼっち確定です。よく考えてくださいね」
「なっ! それこそどうにかできないのですか?」
「休暇が短くなるのにするわけないじゃろ? わしらだって人間だもん、神だけど」
「ということです♪」
「こんなハイスペックで人間止めたようなステータスなのに・・・遺伝子操作くらい頑張ってよ」
「創造神様しかできないことは、そこは創造神様なのです。そんなスペック、私たちでも与える権限も力もありませんよ、あくまで遺伝子云々は説明用のイメージですよ。そこは意味不明ですし」
「うむうむ。わしらもなんかごめん。とはおもっておるのだぞ? だが悪い話でもないじゃろ? ぶっちゃけた話、そのまま、何度も不老不死?で転生しても気が狂うとおもうぞ。精神的な器ちっちゃいし」
「うぉい・・・」
「どうです?もう諦めましょうよ」
「はぁ・・・まぁ、いいんですけどね。こんな風になれるなら困ることはないようですし、神様と縁ができただけでもありがたい話ですし」
「「感心感心♪」」
「信頼していただいたようなので」
「「ぎくり」」
「それくらい気づきますよ。これって神様と互角に戦えそうですよ?まぁやる気はないですが」
「創造神様は私たちが人間を見ているのと同じように、私たちをなんとも思ってませんからね」
「うむ・・・。精進しておるのだが。感情とは違うものを別次元でお持ちなのでな、先にも言ったがそのまま神になってくれてもかまわぬからのぉ。むしろ助かる」
「詳しく聞いても分からないと思いますので、結構ですけど。お疲れ様です。悲しくないですか?」
「滅相もないです。幸せです」
「うむうむ。わしらも楽しんでおるし」
「「もっと楽しくなりそう」」
「・・・覗くんですか?」
「もちろんじゃ!」
「録画もします」
「・・・・・まぁいいですけど」
「いいのですか!?・・その、あなたはある意味、体の潜在的なところは男神と同じで!」
「これ、何を考えておる! そこはエチケットを守らねばならぬぞ!」
「もももちろん!わたしはそんなこと考えてませんよ!」
「・・・・・・」
「・・・・・ちゃんと空間魔法だけは習得急ぐことをお勧めするぞ」
「はい」
「っち、まぁ無駄ですが・・・」
「では、元気でな。また会おうぞ」
「はいってそこなんて言ったの!?」
「休暇といっても私たちには会えますので。かといって頻繁には止めてくださいね、うざいです、あと黙れ♪」
「・・・・はい」
「容赦ないのぉ、ほれ、飛び込んで」
「はぁ?あなたも容赦ないですよ。十分・・深そう・・・そ、そうだ、勇気が欲しいですね、さきにスペックもらえませんか?」
「無理じゃ。ほれ!」
「おわぁあああああああ!」
「今日一番の声ですね♪」
奈落という表現が一番あってるような、恐ろしい穴。そこに放り込まれ僕は意識を失いつつ自分の体へ力が与えられていくのを感じた。与え方が雷が当たるような感じですね。
というか稲妻が直撃しまくってます・・・ああ・・あああ!・あ!・・いたきもちいい・・・
活動報告にて状況を時々配信します。
どうぞ、今後もよろしく御願いします。