表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月と星座と剣士の旅〜魔法が苦手な俺が、魔法で神様を救う話〜  作者: く~が~
サトゥルヌス編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/85

039話 5月15日#02

 ミライは、意外にも鏡のようなものを取り出した。


 『鏡のようなもの』の縁は、きれいな銀色で繊細な模様が彫られていたが、肝心の鏡面が、穴が開いているかのように真っ黒だった。


 そして実際、ミライはその『穴』の中に腕を突っ込んで、中から何かを取り出した。



 「あれは……何だ?銃の一種か?」



 見たこともないくらい大きくていかつい形だが、銃の仲間であることは確かだ。



 「……未来の武器」



 ひとことそうつぶやくと、ミライは銃の引き金を引いた。俺は素早く、跳んでその場から離れた。



 ――ズガガガガガガガ!!!



 途端に、俺の今いた場所に銃弾が雨あられと降り注いだ。



 「え?待って、『未来の武器』?」俺は目を丸くした。「ちょ……怖すぎじゃね?」



 だが、こうも思った――相手が物理的な攻撃を中心としているなら、俺でも対処のしようがある!



 俺は剣を引き抜き、前にかざすように持ち替えた。


 ミライは銃の向きを変えて、俺に向けて撃った……のだが、俺の体を包むように魔法陣が現れて銃弾を吸収し始め、俺自身には1つも当たらなかった。



 ――言っとくけど、これは俺の魔法じゃないぞ。俺が『前からの攻撃を防いでくれる』機能を持った剣を、大金をはたいて手に入れてたからだぞ。



 魔法は、何が飛んでくるかがわからないと対処のしようがないが、銃は前に向かってしか攻撃できない。銃使い(ガンナー)対策にと買った剣が、今ほど役に立ったことはない。



 「ちっ!」ミライは銃を捨て、『鏡』から別の何かを取り出した。



 今度出てきたのは……ん?剣……の柄?


 よくわからず戸惑っていると、ミライは剣についていたスイッチを押した。


 すると、柄がブーーンと鳴って、剣の刃のような形の光が柄から生えてきた。



 「それは?」


 「……未来の()()に出てくる剣」


 「いや、映画かよ!」



 ――ミライはオタクなのか?



 それはさておき、剣を振り回されたら今までの方法では対処できない――てか、俺が攻撃できない。早く何か対策を考えないと。


 ミライは、とりあえず剣士ではないらしく剣の振り方が適当だったので、かわすのは問題なくできた。


 ただ、『剣』の方に問題があった。



 「芝生が焦げてる……」



 剣の『刃』に当たった芝生の葉が、チリチリと燃え上がっていた。


 それを見た俺は、「この剣は、もしかしたら熱を出すのかもしれない」と考えた。仕組みはよくわからんが。



 ――それなら、上手く対処ができるかもしれない。



 俺は後ろへ飛び、ミライと距離をとった。ミライは当然、前へと踏み出した。


 ミライは剣を両手で持って、俺の頭の上に振りかぶった。


 その一瞬で、俺は今度はミライの懐に飛び込み、ミライの腹を殴りつけた。その勢いで剣の刃がミライに当たる……直前で、光の刃は消失した。危ないと判断して、ミライがスイッチを切ったらしい。



 ――だが、この隙を逃す俺ではない。



 俺はミライの後ろへ回り、腰あたりを思いっきり蹴りつけた。



 「はぶっ!!!」



 体勢を崩したミライは、倒れて顔面を地面にぶつけた。

マシンガンに剣が勝てるとは……魔法があるだけで、武器種による優劣関係が変わるんですね。剣・槍・斧・弓矢・銃・体術などなど……それぞれに長所と短所があり、人によって好みや向き・不向きがあるみたいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ