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サンドボックスウォーズ  作者: 黒瀬雷牙
【第三部】 箱庭の世界

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プロローグ 約束

 ダークキングに、スカイが加入した。

 大戦で名を上げた“ダークホース”の参加に、ロビーはひときわ活気づいていた。


 その賑わいの中、ひとり静かにログインしてきた影がある。


 ――オニッシュ。


 その姿を見つけた瞬間、スカイの胸が強く鳴った。

 二人が顔を合わせるのは、あの激戦以来だった。


【スカイ】「……オニッシュさん」


 短い間が空き、オニッシュが小さく笑う。


【オニッシュ】「来てくれたんだね、スカイ君」


 名前を呼ばれる。それだけで胸の奥がほどけていく。

 しかし、ロビーは騒がしく、落ち着いて話せる状況ではなかった。


 二人はそっと、個人メッセージへ移った。


【スカイ】「俺……君を迎えに来た。絶対に一人にしないって決めたんだ」


 一拍の沈黙。

 返ってきた文字は、どこか震えて見えた。


【オニッシュ】「スカイ君にだけ、本当のこと、言うね」


 スカイは息を飲んだ。


【オニッシュ】「私……お姉ちゃんのクレカで課金してたの。怒られて、管理されるようになって……でも、今の配信ペースなら、あと2〜3ヶ月で全部返せると思う。返し終わったら絶対に自由になる。その時は、ちゃんと戻るから」


 苦しさと決意、そして少しの恥ずかしさが混じった、勇気ある告白だった。


 スカイは迷わなかった。


【スカイ】「わかった。じゃあその間、ずっと一緒にいよう。俺、ダークキングにいるからさ。何かあったら、すぐ相談してよ。全部じゃなくていい、少しでもいいから」


 間を置いて、ぽつりと返事が届いた。


【オニッシュ】「……ありがとう、スカイ君。約束する。返しきったら、一緒にフローライトに帰ろう!」

【スカイ】「もちろん!」


 小さなスマホの画面に並ぶ文字。

 ただそれだけなのに、二人の距離は確かに近づいていた。

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