表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染が魔王/勇者でした。  作者: 夕藤さわな
07.王都編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/94

07-05 何の話っていうかナニの話。

 風呂上り――。


「オリーが戦士サイズなのはわかります」


「……戦士サイズ?」


「というか、昔から知ってました」


 ぬれた体をふっかふかのタオルでふいていたジーはぼそりとつぶやくバラハに首をかしげた。


「リカが勇者サイズなのもわかります」


「……勇者サイズ?」


 しかし、ジーの疑問には答えないまま、バラハはさらにつぶやく。


「ジーが魔王サイズなのも、まあ、わかります」


「……魔王サイズ?」


「でも!」


 やっぱりジーの疑問には答えないまま、バラハはガシッ! と拳をにぎりしめた。すべての怒りと苛立ちをにぎりつぶすかのようにガシッ! と拳をにぎりしめた。


「どうしてラレンがキングサイズなんですか! プリンスサイズじゃなくてキングサイズなんですか!?」


「バラハ……バラハ、一体、何の話なんだ。何のサイズの話なんだ」


「何の話っていうかナニの話だ、ナニの。聞き流せ。そういうのが気になるお年頃なんだよ」


 バラハに向かって手を伸ばし、あいかわらず淡々とした表情だけど心の中ではおろおろ困り顔をしているのだろうジーを見てオリーがゲラゲラと笑いながら言った。


「まあ、そういうお年頃が一生、続くのがオトコってもんかもしれねえけどな!」


「オトコでひとくくりにしないでよ、オリー」


 ラレンの冷ややかな声に動じることなくオリーはゲラゲラと笑い続け、ジーはおろおろし続け、リカは苦笑いで目をふせ――。


「なぜ、プリンスサイズじゃなくキングサイズなんですか。……なぜ!?」


 ギリギリと奥歯をかみしめながら一生、そういうお年頃かもしれないバラハはものすごくどーでもいいことをうめき続けていたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ