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男としての性を隠し通すのは困難

仕事がドタバタしててしばらくアップできませんでした。ご容赦ください。

〜ある日、学校で〜


加藤「あの女子エロすぎ…デュフフ」


志村「マジでガワイイなぁ…グヘヘヘ」


古手川「アンタ達さあ、モテたいんでしょ?」


加藤「は??急になんだよ」


志村「そりゃ当たり前だろ」


古手川「だったら、そのエロキモイ視線やめなさいよ」


加藤「は、はあ!?だ、誰の視線がエロキモイって!?」


志村「てかエロキモイってなんだ!?」


古手川「わからないの??その「エッチだなあ。デュフフ」みたいなキモい視線のことよ」


加藤「俺ら、そんなキモイ笑い方してねえよ」


志村「それな。風評被害も甚だしい」


古手川「いやしてるから。それでやめられる??」


加藤「いや難しいな」


志村「それな」


古手川「なんでよ!?」


加藤「やっぱりそういう時があれば、そうなっちゃう」


志村「そうそう。エロカワイイ女子がいたら、気持ちを抑えられない」


古手川「だから、それを我慢しなさいと言ってるのだけど…??」


加藤「じゃあお前は、目の前で俺達がパンチラしたら、それを見ずに我慢できるのか??」


古手川「は??」


加藤「俺達のパンツを見てしまったとしても、お前は興奮を抑えられるのか??」


古手川「いや、アタシをなんだと思ってんの!?アンタ達のパンツ姿ごときで興奮するわけないでしょうが!!」


志村「じゃあお前は、俺達が着替えているところを覗いてしまっても、我慢できるのか??」


古手川「だから、は??」


志村「お前がもし、俺達のエチエチ入浴シーンを見てしまっても、興奮しないと言うのか!?発情しないとでも言うのか!?」


古手川「アンタ達の下着姿とか裸とか、誰が興味あるんだよ!!ナメんじゃねえ!!」


加藤「ありえねえコイツ…本当に女か…??」


志村「それな」


古手川「アンタ達、女子をなんだと思ってんの!?」


加藤「少なくとも古手川なら、大興奮してハアハアして、キモい視線を向けてくると思ったのに…」


志村「それな。俺達の裸や下着に発情して、鼻血出しながら襲いかかってくると思ったのに…」


古手川「するわけねえだろうが!!前から思ってたけど、私をなんだと思ってんの!?」


加藤「風紀委員の皮を被ったド変態」


志村「淫乱風紀委員」


古手川「マジで張り倒すわよ!?」


加藤「でもさあ、これに至っては性欲があるのが悪いと思うんだよな」


古手川「え??」


加藤「俺達男は、いつもいつも溢れ出る性欲と戦ってるから、エロい目で見るくらい許して欲しいわ」


志村「そうそう。俺達は日々、過酷なバトルを制してるんだ…だからそんくらい許せ」


古手川「大袈裟か!!なーにが過酷なバトルだ!!ただド変態なだけだろうが!!」


加藤「畜生…男も女も超ド変態ならいいのに…」


古手川「そんな世界、絶対嫌だわ!!」


加藤「だからまあ、どーしようもないのさ」


志村「それな」


古手川「でもその変態性を失くせば、アンタ達結構モテそうだけどね(笑)」


加藤・志村「「え??」」


古手川「アンタ達面白いし、その気持ち悪い変態性を失くせば、モテそうじゃない?」


加藤・志村「「マジか!?」」


加藤「今すぐ性欲を消すわ!!」


志村「それな。これからは清純派志村君でいくぜ!!」


加藤「俺も仏の加藤になるぜ!!」


志村「俺はガンジー志村になる!!」


古手川「いつもやりすぎなんだよ!!程々でいいわ!!てかガンジー志村ってなに!?」


〜帰宅中〜


加藤「で、どうすっか」


志村「そうだな。どう性欲を消すかね?」


加藤「滝行とか?」


志村「痛そう」


加藤「座禅とか?」


志村「ダルそう」


加藤「A◯を1ヶ月見ないとか?」


志村「死にそう」


加藤「チ◯コ切るとか?」


志村「死にそう」


加藤「性転換手術するとか?」


志村「金高そう」


加藤「なんか案を出せよお前も!!」


志村「だって、何も思いつかねえし…」


加藤「真面目に考えろよ。この結果によっては、マジで俺達モテモテになるかもしれんぞ??」


志村「マジで!?やるやる!!絶対やる!!」


加藤「とりあえず、手始めに山にこもって滝行を12時間くらいやるか」


志村「そうしよう。」


~12時間後~


ドドドドドドドドドド…(滝の音)


加藤「し、死ぬ…」


志村「マジで凍死する…」


加藤「でもなんか、性欲とかクソどうでもよくなってきた…」


志村「マジでそれな…」


加藤「これが、無我の境地って奴か…」


志村「これを極めれば、間違いなく性欲を消せるな…」


加藤「ああ…そして俺達はモテモテだ…」


志村「よっしゃ…それなら座禅も12時間やろうぜ…」


加藤「ガッテン…」


~12時間後~


加藤「…………………」


志村「…………………」


加藤「人はなぜ生きるのか??」


志村「なぜ争い続けるのか??」


加藤「拙者は、もう少し修行が必要であると考えまするでござる。」


志村「左様(さよう)でございますな。滝行と座禅を丸1日しましょうぞ。」


~2日後~


高木「アイツら、一昨日からどーしたんだろ??古手川、なんか知らん??」


古手川「さあ??なんで私に聞くの??」


高木「いや、アイツらと最後にしゃべったのが古手川らしいからさ(笑)」


古手川「あ…いや、まさかね…?(笑)」


高木「なんだ??心当たりあんのか??」


古手川「いや、なんていうか…「性欲をなくせばアンタ達モテるんじゃね??」って言っただけだけど…(笑)」


高木「はあ??(笑)」


高木「しかし、一切LINEにも返信よこしやがらねえからな…まったく心配かけやがっt」

加藤「何か私達にご用ですか?」


志村「相談があるのでしたら、どうぞ遠慮なさらず話してください」


高木「…って、加藤に志村!?なんでここに!?」


古手川「いや、学校に来てることは当たり前!!」


高木「確かに!!」


高木「…じゃなくて、ついに戻ってきたのか!!」


古手川「みんなに心配かけて…どこ行ってたのよ」


加藤「修行してた」


志村「丸2日間、山にこもって」


高木・古手川「「はあ!?!?」」


高木「修行!?」


古手川「なんだそれ!?」


加藤「滝行と」


志村「座禅」


高木「ずっとそれ!?」


加藤「ご明察。」


志村「貴方様のおっしゃる通りでございます」


高木「なんだそのしゃべり方!?」


古手川「めっちゃ気持ち悪!!」


高木「てか、そのために学校休んでたの!?」


加藤「Exactly(その通りでございます)」


高木「うるさ!!唐突のダービーやめろ!!」


志村「貴殿(きでん)の言う通りでごわす」


高木「しゃべり方を統一しろ!!」


古手川「会話しづらいわ!!」


加藤「とにかく私達2人は、3日間山にこもって精神統一していたんだ」


志村「その結果、正真正銘の明鏡止水、つまり無我の境地に到達できた」


高木「はい??何を言ってるんだコイツは…」


古手川「さあ??とりあえず難しい言葉を羅列(られつ)しているだけのような…」


志村「百戦錬磨の国士無双を目指して、心頭滅却して明鏡止s」

高木「あ、ダメだこれ。知ってる四字熟語を並べてるだけだわ(笑)」


古手川「まあ、修行しても頭が良くなるわけじゃないからね(笑)」


加藤「とにかく、私達はもう悟った」


志村「これからは真面目に誠実に生きようと思う」


高木「マジで!?」


古手川「噓つけ。どうせ演技でしょ(笑)」


加藤「甘いな。私達は今日、この教室に朝の5時からずっといた」


高木・古手川「「朝の5時!?」」


高木「早すぎだろ!?」


古手川「何してたんだ!?そんな朝早くから!?」


加藤「座禅を組んで精神統一してた」


高木「精神を統一しすぎだろ!!やりすぎ!!」


古手川「てか教室でやんな!!」


加藤「悟りを開いた者の朝は早いのだ。覚えておけ」


実家「その通りだ。我々は心をキレイサッパリ入れ替えたのさ(ドヤ顔)」


高木「マジでか…それは普通にスゲエな…」


古手川「まさか、私のテキトーな一言でこうなっちゃうなんて…(笑)」


出木杉「あれ??でも2人とも、僕が朝7時に教室来た時、いなかったような…??」


加藤「…………………」


志村「…………………」


古手川「それに、志村って電車通学よね??5時前は始発なくない??(笑)」


加藤「…………………」


志村「…………………」


加藤「少し盛った。実は7時半に来た」


高木・古手川「「盛るな!!」」


高木「しかも少しじゃねえし!!2時間以上盛ってるぞ!?」


古手川「それに7時半て、割と普通の時間じゃねえか!!」


加藤「悟りを開いた者も、時には過ちを犯すものだ」


高木「過ちじゃなくて、噓じゃねえか!!」


~ホームルーム~


碇矢先生「えー、それではホームルームを始める。今日の欠席者は、いないと…」


碇矢先生「あれ??珍しいな、志村が遅刻してないなんて(笑)」


志村「この(わたくし)が、遅刻など最低最悪の行為をするはずがございません」


碇矢先生「は??なんだそのしゃべり方…」


志村「碇矢大先生。」


碇矢先生「大先生!?」


志村「いつもいつも、素晴らしい授業をありがとうございます」


碇矢先生「はあ!?急になんだ!?」


志村「碇矢超先生には、どれだけ感謝してもし切れません…」


碇矢先生「「大」を越えて、「超」!?」


志村「嫌な顔1つせず、これまで私の暴走に付き合ってくださりありがとうございました」


碇矢先生「いや、嫌な顔はめっちゃしてたけど!?マジでウゼーって思ってたけど!?」


志村「碇矢先生は、私にとってまさに恩師のような存在です」


碇矢先生「なんだ??また何か悪巧(わるだく)みか??何を考えてる??」


志村「滅相もございません。私は心を入れ替えたのです。先生にそのようなことするはずがございません」


碇矢先生「信じられんな…そんなこと言って、また何か騙すつもりだろう」


高木「おっそろしいくらい信用が無いな…(笑)」


古手川「まあ、これまでの授業態度を見ればそりゃそうだけど(笑)」


志村「碇矢先生のような、人間として素晴らしい方を騙すはずがありません。私を信用してください」


碇矢先生「なんなんだ??急に…」


志村「私は知っています。碇矢先生が、生徒1人1人としっかり向き合ってくださっていること。私のようなバカな生徒でも見捨てず、どうすれば成績が上がるの毎日毎日真剣に考えて授業をしてくださっていること。私は知っています」


碇矢先生「な、なぜそれを…」


志村「そんな人格者の碇矢先生を、騙すなんてあろうはずがございません」


碇矢先生「し、志村…なんて嬉しいことを…グスン」


高木「あの鬼の碇矢が、泣いた…??」


碇矢先生「グス…あの志村が、ううう…」


古手川「しかもガチ泣きしてやがる!?」


碇矢先生「立派になったな、志村…」


志村「碇矢先生のおかげです。毎日毎日、本当にありがとうございます。お疲れ様です」


碇矢先生「志村!!なんて良い生徒なんだ!!」


志村「それはさておき碇矢先生」


碇矢先生「え??」


志村「授業をそろそろ始めていただきたいのですが…もう始まる時間は過ぎていますし」


碇矢先生「いや、お前が急にめっちゃしゃべりかけてきたんだけど!?」


志村「私は、1分1秒でも早く勉強したいです。お願いします」


碇矢先生「志村の口から、「勉強したい」だと!?…わかった!!早速授業を始める!!」


~授業後~


高木「マジでアイツ、一睡もしなかった…本当に志村か??」


古手川「にわかには信じられないわね…本当に心変わりしたのね…」


高木「授業も勉強もマジメにやってたし…全部間違えてたけど」


古手川「本当に。まさかここまでとは、驚いたわ…」


高木「ここまで急に人って変わることができるんだな…滝行と座禅の力ってすげー…」


古手川「しかし、モテるためにここまでできるっていうのがすごいわ…(笑)」


~1週間後~


加藤「相澤さん。」


相澤「はい??」


加藤「いつも居残って勉強してて、本当に偉いです。次のテスト、頑張ってくださいね」


相澤「え!?あ、ありがとう…」


志村「相園さん。」


相園「はい!?」


志村「瘦せましたか??すごいお綺麗です」


相園「え!?ホント!?////嬉しい!!」


志村「ですが、健康には気をつけてくださいね」


相園「は、はい!!」


加藤「相田さん」


相田「はい??」


加藤「部活、頑張ってくださいね」


志村「今度の大会、応援してます」


相田「あ、ありがとうございます!!頑張ります!!」


加藤「重いでしょう。その荷物持ちます」


志村「その髪型、よく似合ってます」


加藤「これ、落としましたよ?」


志村「そのキーホルダー、素敵です。」


「「「ありがとう!!!」」」


ざわざわ…


「なんか、良くない??(今の)加藤君と志村君…」


「ね!!なんか以前のキモさが無くなって、普通にカッコイイ!!」


「下心が一切ない優しさって感じ!!めっちゃいい!!」


古手川「スゴイ。超高評価よ(笑)」


高木「下心って、意外とすぐわかるからな(笑)」


古手川「そうね。以前の加藤と志村なら…」


~回想~


加藤「体調には気をつけるんだぜ…グヘヘヘヘヘヘ…」


志村「ボディライン、綺麗(エロ)すぎるよ…デュフフフフフ…」


加藤「髪型変えた??マジカワイイ、グヘヘヘヘヘヘ…」


志村「ホント、よく似合ってるよデュフフフフフ…」


~回想終了~


高木「うわあ…そりゃ前はモテないわ…(笑)」


古手川「そう考えると、性欲なくなって、良かったのかしら??(笑)」


高木「でも、モテるために性欲を失くしたら、そもそも全然モテたくなくなったの笑える(笑)」


古手川「まさに本末転倒よね…(笑)」


古手川「…でもまあ、結果オーライ??(笑)」


高木「そうだな、しばらくこのままほっとくか(笑)」


古手川「いいのか!?アンタはそれで!?」


~次の日~


三村「おい加藤」


加藤「はい??なんでしょうか三村さん」


三村「はあ??なんだそのキモいしゃべり方…」


加藤「はい??(わたくし)は、この話し方が普通ですが…」


三村「あーもういい。それよりほれ、借りてたエロ本返すわ」


加藤「エロ本…??なんですかそれは…」


三村「いや、存在はわかるだろ!?どうしたお前!?」


加藤「ちょっとわかりませんね…なんですかその、汚らわしそうな本は…??」


三村「3度の飯よりエロ好きの加藤が、何言ってんだ!?」


加藤「そんな汚らわしい物体、見たくもありません。早くしまってください。」


三村「マジでどうしたお前…頭打ったのか??」


加藤「そこまで心配する!?」


三村「いやだって、エロを抜いた加藤なんて、もはや存在価値が…」


加藤「そこまで言う!?」


三村「エロくなくてキモくない加藤は、もはや加藤じゃない!!俺が元に戻してやる!!」


加藤「超絶大きなお世話!!」


三村「ほれ、目ん玉かっぽじて見ろ。お前の好きなシーンだよ。○○が○○○して○○た○○○を○○○○して○○○○○○○○○○するシーン」


加藤「や、やめろ!!なんだその汚らわしい写真は!?そんなもの俺に見せるな!!」


三村「いや、見せるなって、お前のじゃん(笑)」


その時、加藤に電流走る


加藤「はっ!?!?」


三村「??」


加藤「…………………」


三村「………………?」


加藤「エロエロエロエロエロ!!エロエロエロエロエロ大好きいいイイイ!!」


三村「!?!?!?」


加藤「エロこそが至高!!エロこそが全て!!エロ最高!!ヒーハー!!」


三村「なんか、ぶっ壊れた…(笑)」


加藤「おいテメエ!!」


三村「はい!?」


加藤「今すぐエロ本100冊買ってこい」


三村「加藤!?良かった、元に戻った!!」


加藤「コンビニでエロ本100冊買ってこい。今すぐにだ」


三村「まずお金をください!!」


加藤「お前の金で買ってこい」


三村「めっちゃ横暴!!スケベジャ○アン!!」


加藤「それか、A○を100本買ってこい」


三村「もっとたけえよ!!買えるか!!」(※そもそも18歳未満は買えません)


加藤「あームラムラする!!さっさとエロ本かA○を100個ここに持って来い!!」


三村「そもそも、授業に関係ない物を学校に持ってきちゃダメだからな!?ここに持ってこれるわけねえだろうが!!」


加藤「なら校則を変えてこい!!」


三村「無茶言うな!!」


〜その頃、志村〜


大竹「自販機でお茶買おう。小銭で130円…」


大竹「あ、ヤベ落とした」


チャリン!!コロコロコロ…


大竹「あ、10円玉が落ちた。すまん志村、拾ってくれ」


志村「はいわかりました。よいしょ」


その時、志村に電流走る


志村「は!?!?」


大竹「サンキュー。助かるわって…」


志村「…………………」


大竹「………………?」


大竹「いや、あの、早く渡してくれよ(笑)」


志村「この金…」


大竹「え??」


志村「俺のもんだあああああああああアアアアアアア!!!!」


大竹「は??」


志村「金金金金金金金金金金金金金!!これは俺の金だああああ!!」


大竹「何言ってんだコイツ!?」


志村「この10円、俺の!!」


大竹「は??」


志村「この10円は、俺のもんだ!!」


大竹「いや、俺が落としたの見てただろ??何言ってんだ??(笑)」


志村「一度落としたら、拾った奴のものになる!!」


大竹「ジャイアンでも言わねえぞそんなこと!?てか泥棒じゃねえか!!たかが10円だけど!!」


志村「はっ!?お、俺は一体何を…」


大竹「無意識でやってたの!?こっわ!!」


志村「す、すまん!!今すぐに返すわ!!」


大竹「おう。頼むわ(笑)」


志村「ほれ。お前の10円だ」


大竹「知ってるよ(笑)」


志村「…………………」


大竹「…………………」


大竹「あの、さっさと手を離してくんない??(笑)」


志村「いや、離したいんだけど…手が言うことを聞いてくれなくて…」


大竹「は??」


志村「手を離したいのはやまやまなんだけど、体が言うことを聞いてくれないんだ…」


大竹「いや、そんなわけあるか!!それはテメエの意思だろうが!!」


志村「違う!!断じて違う!!10円なんて高価な金、俺はいらない!!全然いらない!!」


大竹「あんまいらなそうじゃねえけど!?」


志村「いらない!!だから離せ!!いうことを聞け!!俺の手よ!!」


大竹「いやもう、茶番しなくていいわ!!」


志村「茶番じゃないって!!マジで俺の手が俺の意思に反応してるんだって!!」


大竹「そんなわけあるか!!お前の手はお前の意思で動いてんだよ!!」


高木「それが、そういうこともあるんだよ。コイツの場合は(笑)」


大竹「うお!?高木!!」


高木「コイツの場合、金への執着が体全体に染みついてるからな。体が言うこと聞かないってのは全然あり得る話よ(笑)」


大竹「マジか!?じゃあどうすればいいんだよ!?」


高木「それは簡単よ」


大竹「え??」


高木「こうするんだよ」


高木「あ、あんなところに100円が落ちてる」


志村「マジで!?!?どこどこ!?!?」


大竹「あ、手を離した(笑)」


志村「どこどこ!?100円どこだ!?100円100円100円んんんんん!!」


大竹「ヤベエなコイツ…(笑)」


高木「コイツは元々こんなもんだ(笑)」


志村「おい!!人をヤバい奴扱いすんな!!100円100円100円!!どこだ!?俺のもんだ!!金金金金!!グヘヘヘヘヘヘ!!」


大竹「十分ヤバい奴だろうが!!」


高木「よくそれで否定できたな!?」


〜放課後〜


志村「かねかねかねかねかねかねかねかね!!」


加藤「エロエロエロエロエロエロエロエロ!!」


古手川「なんか、突然スゴイことに…(笑)」


高木「これまで抑えつけてた欲求(煩悩(ぼんのう))が、2人とも爆発したんだな(笑)」


古手川「前よりも志村は金の亡者に、加藤は性の(けだもの)になっちゃったわよ??(笑)」


高木「元に戻るどころか、悪化しちまったな(笑)」


古手川「どうすんのよこれマジで…(笑)」


高木「まあ、しばらくほっとけば、元に戻るっしょ(笑)」


古手川「吞気か!!」


~完~

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