修学旅行は、宿についてからが本番。
~汚水寺からの帰り道~
志村「はあ…マジでひどい目にあったぜ…」
加藤「うん…しょうだな…」(鼻つまみ)
高木「わがったから、あんまり近寄らないでくれりゅかな…??」(鼻つまみ)
志村「お前らなんで、鼻つまんで俺から離れてんだ??」
加藤・高木「「お前が超絶臭いからだよ!!わかれや!!」」(※前回ヘドロに2回飛び込みました)
志村「まあな。だから早く風呂入りてえんだよ」
加藤「バスを出禁になったのはしょうがないとして…」
高木「なんで俺達まで、コイツと歩いて宿に向かう羽目に…」
碇矢先生「一番文句言いたいのは俺だ…なんで俺まで歩きなんだ…」
志村「まあ、監督不行き届きって奴ですね(笑)」
碇矢先生「やかましい!!その通りだが、お前が言うな!!」
加藤「何が一番キツイって、コイツと知り合いだと歩行者に思われるのがキツイ」
志村「なんでだよ!?大親友だろ!?」
高木「うるせえ…今のお前は悪臭モンスターなんだよ。友達どころか知り合いであることも知られたくないレベルなんだよ…」
碇矢先生「他人のフリして、今すぐここに放置していきたいところだが…」
志村「担任のセリフかそれは!?」
碇矢先生「そうなんだよ…担任だからできねえんだ…」
高木「ホントですよね。今すぐコイツをその辺の池に放り込んで逃げたいですよね…」
碇矢先生「一応、公園の水で洗浄はしたが…」
加藤「まあ、あの程度じゃ臭いは取れないっすよね…」
高木「マジでクッサ…」
志村「おいやめろそれ!!結構傷つくんだぞ!?」
加藤・高木「「知らねーよ!!」」
志村「バスのみんなにも、タクシーの運転手にも「臭いんで降りてください。」って言われるの、結構心に刺さるからな!?マジでメンタルくるからな!?」
加藤「だから知らねーよ!!」
高木「テメエが進んでやったんだろうが!!」
志村「普通、シャワー室くらいあると思うだろうが!!」
加藤「そうだけど!!それでもやらんわ!!」
高木「ああ…このバカの口に、ファブリーズ100Lを流し込みたい…」
志村「それで解決すんの!?」
碇矢先生「ああ…このバカをコインランドリーのドラム洗濯機にぶち込んで洗浄したい」
志村「死ぬわ!!てか教師のセリフ!?」
加藤「てかさ、とりあえず俺達から最低でも100mは離れてくんない??」
高木「そうだな、クサすぎ。あと他人のフリしたいから、できる限り近づきたくない」
志村「なんてこというんだコイツら!!あのなあ、とてつもなくクサい臭いだって、いつかは適応できるんだぞ!?俺だって最初は、死ぬほど臭かったけど、何度もゲロ吐くうちに適応することができたんだ!!人間の体ってスゲー!!」
加藤「何度もゲロ吐きたくねえわ!!」
高木「てかそんな臭いに鼻を適応させたくねえ!!」
碇矢先生「鼻がイカれただけじゃねえか…」
加藤「とゆうか先生、宿まであと何分ですか!?」
高木「そーですよ!!もう結構歩きましたよ!?」
碇矢先生「あと1時間はかかるな…」
加藤「いや、どんだけ遠いところに宿とったの!?」
高木「マジで死ぬ…」
碇矢先生「こりゃ、飯抜きだな(笑)」
志村「噓だろ!?」
碇矢先生「流石に噓だ。俺が餓死する」
加藤・高木・志村「「「俺達もだわ!!」」」
~1時間後~
加藤「あーーー!!やっと着いたーーーー!!」
高木「マジで長かったーーー!!」
支配人「いらっしゃいまs…ってクッサ!!何ですかこの臭い!?」
碇矢先生「いやホント、すいません…早速ですが、お風呂をお借りしてもいいですか??」
支配人「はあ…どうぞ。ただし、絶対に体を念入りに洗ってくださいね…??」
碇矢先生「もちろんです。責任を持って死ぬほどキレイにします!!」
志村「えー??俺まず飯食いたいんだけど…」
碇矢先生「やかましいわこのクソガキャア!!」
~脱衣所~
碇矢先生「とりあえず、まずは洗濯機の中に志村をぶち込もう」
志村「正気ですか!?」
加藤「そのレベルで臭い」(※絶対にマネしないでください)
志村「え、俺絶対嫌ですよ!?洗濯機っていうのは、服を洗濯する物であっt」
高木「うるせえとっとと入れ」
ドカ!!ポチッ
志村「ちょ」
ウイイイイイイイイン
ガガガガガガガガガ
志村「ギャアアアアアアアアアア!!!!」(※絶対マネしないでね♡)
加藤「ハア…ようやく風呂に入れた…」
高木「気持ちいいー!!」
加藤「お前、100回くらい全身洗ってから湯船に入れよ??(笑)」
志村「皮膚が剥けるわ!!」
~10分後~
志村「よし洗った!!入るぜ!!」
加藤「まだ臭い。もう1回洗え」
~5分後~
志村「よし入るぜ!!」
高木「まだ臭い。もう1回洗え」
~5分後~
志村「よし入るz」
加藤「まだ臭い。もう1回洗え」
~5分後~
志村「よし入r」
高木「まだ臭い。もう1回洗え」
志村「いい加減にしろおおおおおおお!!絶対もう大丈夫だろ!!」
加藤「冗談冗談。もういいぞ(笑)」
志村「イエーイ!!」ドパーン!!
加藤「飛び込むなバカ!!」
高木「子供か!!」
加藤「しかしまあ、俺達だけ遅くホテルについたおかげで、風呂を貸し切れたな(笑)」
高木「確かに。これなら暴れ放題だな!!最高!!」
志村「良かったなー。俺があのヘドロに飛び込んでおいて(笑)」
加藤・高木「「それはない」」
志村「おい!!露天風呂あるじゃん!!こっち行こうぜ!!」
加藤・高木「「いいね!!」」
~露天風呂~
加藤「ふいー。落ち着くわ…」
高木「それなー。疲れ取れる…」
花畑「ねえねえ。ガッキーは好きな人いないの!?」
加藤・志村「「!?!?!?」」
新垣「またその話!?もー、よしこ何回目!?(笑)」
花畑「恋バナなんて、何回しても楽しいじゃん!!」
新垣「まあそうだけど…」
古手川「バカねえ。流石に完全に同じ話なら飽きるでしょうが」
花畑「やかましい!!アンタがそういう浮ついた話が一切ないから、こーしてガッキーに聞くしかなくなるんでしょうが!!」
古手川「しょーがないでしょ。学生の本分は勉強勉強。」
花畑「そんなことしてるから、このまま生涯独身なのよ(笑)」
古手川「なんですって!?私の将来なんてアンタにわかってたまるか!!」
花畑「いーや。この恋愛マスターのアタシにはわかる。高校生活で1度も恋愛ができてないような奴は、将来も絶対無理無理でーす!!(笑)」
古手川「あらそう。じゃあアンタも無理無理の1人ね(笑)」
花畑「ア、アタシはもうすぐできるし!!それにアタシは理想が超高いもーん!!」
古手川「彼氏がいないという点では同じことじゃない(笑)」
花畑「そーやってすぐ論破しようとしてくる!!この貧乳マジメブス!!」
古手川「なんだとゴルアア!!そもそもテメエもド貧乳クレーターブスじゃねえか!!」
花畑・古手川「「ぶっ殺す!!」」
加藤「めちゃくちゃ、声が筒抜けじゃん…」
高木「女子風呂、隣だったのか(笑)」
志村「アイツら…相変わらず喧嘩してんのな(笑)」
花畑「その点、ガッキーはいいなあ…」
古手川「そうね。美人だし可愛いしモテるし、しかも…」
花畑「ちょっと、おっぱいも大きくなった…??」
新垣「よしこ!?そういう下品な話はやめてよ!?」
古手川「隣は男子のお風呂だよ!?聞こえるって!!」
花畑「どーせこの時間は誰もいないわよ!!どれどれ…アタシが大きさチェックをしてあげる!!」
古手川「普段なら許さない所だけど…流石にその胸の大きさは、見過ごせないわね…」
新垣「ええ!?そんな、唯まで!?」
花畑「いーじゃんいーじゃん。ちょっとだけ!!」
古手川「1揉み1揉み!!」
新垣「そんな「1狩り」みたいな!?」
花畑「お願い!!1回だけ!!」
古手川「お願いします!!どんなもんなのか!!」
新垣「ハア…もう悪ノリが過ぎるよ2人とも…」
花畑・古手川「「わー!!ありがとう!!」」
新垣「ハア…」
花畑「じゃ、失礼して…」モミ…
古手川「ホントごめんね、ガッキー…」モミ…
花畑「…………………」
古手川「…………………」
花畑「…………………」
古手川「…………………」
新垣「えっと…なんか言ってよ(笑)」
花畑「こ、これは…と、とてつもない破壊力だ…」
古手川「持たざる者には永遠に知ることはなかった、この弾力…」
花畑「ガッキーありがとう。アタシ、頑張る」
古手川「勉強になりました。私もこの弾力を目指します」
新垣「あ、そう…それは良かった(?)」
加藤「あ、ヤバい…は、鼻血が…」
志村「お、俺も…ヤバい止まらん!!」
高木「おいバカ!!風呂が血で染まる!!早く上がれ!!中入れ!!」
加藤「ハア…ハア…」
志村「出血多量で死ぬかと思った…」
高木「まったくお前らは…免疫なさ過ぎだろ(笑)」
加藤「お前さあ…新垣さんのおっぱい話だぞ!?耐えられるわけねえだろうが!!」
志村「しかもモミモミ効果音付きだぞ!?そりゃ鼻血も出るわ!!」
高木「まあ確かに、アイツら誰もいないと思って、自由に話してたな(笑)」
加藤「俺達がいると知ってたら、殺されてたかもな(笑)」
志村「確かに。このことは黙っておこう(笑)」
高木「そうだな(笑)」
志村「いやーしかしホント、とんでもない会話だったわ。俺まだ興奮が止まらん(笑)」
高木「変態か(笑) まあでもあれは確かにすごかった…(笑)」
加藤「…………………」
高木「ん??加藤、どしたん??」
加藤「俺、女子風呂覗いてくるわ。」
高木・志村「「は??」」
~続く~