表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/140

電車通学&通勤って、本当にストレスとの勝負

碇矢先生「志村。また遅刻か貴様は…」


志村「いやー俺が使う電車、いつもいつも遅延するんですよー。ホント困ったもんです(笑)」


碇矢先生「次に遅刻したら、お前に課題を10倍出す」


志村「ダニィ!?!?」


碇矢先生「皆が真面目に来ていると言うのに、貴様だけ毎度のように遅刻は許さん」


志村「いや、そこの加藤と高木のバカもしょっちゅう遅刻してると思いますが…(笑)」


碇矢先生「志村。もし次も遅刻したら、読書感想文100枚書かせるからな」


志村「100枚!?正気ですか!?」


碇矢先生「30日間連続で遅刻してきてるお前の神経が正気かと聞きたい」


志村「それは、全部電車の遅延のせいなんです!!俺に落ち度は一切ないんです!!信じてください!!全部電車のせい!!」


碇矢先生「だったら、なぜ遅延証明書を持って来ない??」


志村「それは…そんなことをしてるより、一刻も早く学校に行きたいからです!!」


碇矢先生「その意識があるなら、なぜ遅延も見越して早く来ないんだ??」


志村「それは…体がついてこないからです!!」


碇矢先生「なら、次から体もついてこさせるようにしろ。社会人になってから大変なのはお前だぞ??」


志村「お金をもらえるなら、いつでも起きれるので大丈夫です!!」


碇矢先生「ハア…もういい。とりあえず明日は絶対に遅れずに来い。そしたら宿題の読書感想文100枚も無しにしてやる」


志村「マジですか!?約束ですよ??」


碇矢先生「その代わり、明日も遅れてきたら、本当に100枚書かせるからな??(笑)」


志村「全然いいですよ!!ウェルカムです!!もし明日も遅刻したら、100枚でも1000枚でも書いてやりますよ!!(ドヤ顔)」


碇矢先生「ほう…??大きく出たな。ならばお前を信じよう」


志村「任せてくださいよ!!やる時はやる男ですよ俺は!!」


碇矢先生「「やる時」を見た覚えがないんだが…」


~次の日の朝~


志村「さてと。今日は珍しく早起きできたから、早めに学校行くぜ!!」


志村「いっつもギリギリ(間に合ってない)だからな。たまには余裕を持っていくぜ!!」


志村「いやー清々しいわ!!気分が焦ってない!!気持ちが楽!!余裕って大事!!」


志村「俺は3回電車を乗り換えなきゃいけないから、本当に毎日毎日超焦ってるんだよな…(笑) ギリギリの乗り換え移動をしてるから(笑)」


志村「だけど今日は、のんびり乗り換えできそうだ。あー早起きっていいねえ!!(笑)」


ピンポンパンポーン


車掌「えー、お客様にご連絡します。只今、線路内に人が立ち入ったため、電車が5分程度遅れています。ご了承ください」


志村「ハイハイ。5分くらい余裕でーす。いつもだったらマジギレもんだけど(笑)」


~5分後~


ピンポンパンポーン


車掌「えー、お客様にご連絡します。只今、前の駅で緊急停止ボタンが押されたため、電車がさらに5分程度遅れます。ご了承ください」


志村「…………………」


志村「まあ、混雑は確定だが、時間には余裕があるし、いいだろう…」


~さらに5分後~


ピンポンパンポーン


車掌「えー、お客様にご連絡します。只今、私が少しボケーっとしていたため、電車がさらに5分程度遅れています。ご了承ください」


志村「うん??今のはどういうことかな??車掌のおふざけかな??」


車掌「ちなみにふざけではございません。大真面目です」


志村「だとしたらなお悪いわ!!」


車掌「ま、まあでも、まだ次の乗り換え時間までは全然余裕があるわ…来いよ??でもマジで5分後には流石に来いよ??」


~さらにさらに5分後~


志村「よし!!ようやく電車が来た!!」


キキイイイイイイ…


志村「え??まだホームにたどり着いてないけど??」


車掌「えー、お客様にご連絡します。只今、ブレーキを早めにかけ過ぎてしまいました…」


志村「運転下手くそか!!」


車掌「そのため、10分程度電車の位置の調整を行います。ご了承ください」


志村「そんなもん1分以内にやれ!!」


~またさらに5分後~


車掌「えー、誠にお待たせして申し訳ございません。なにせ運転が初めてなもので。至らない所がいっぱいあると思いますが、これから何卒よろしくお願いいたします。朝から何度も何度もお手数をおかけして大変申し訳ございません。あ、気づきました?私、謝るのは得意なんです(笑) そんなお茶目な車掌である、この私の名前h」

志村「さっさとドアを開けろや!!」


ウイーーン


志村「やっと入れた…おい。さっさと閉めろよ??」


車掌「それでは、発車します。ご注意ください」


モブ「乗ります乗ります乗りまーす!!」


ダダダダダダダダダダダダ!!


モブ「ゼエゼエ…ハアハア…」


志村「運がいいな。電車が遅延した上にギリギリセーフか。羨ましい」


車掌「駆け込み乗車は危険ですのでおやめください」


志村「まあ、俺もたまにやっちゃうけど(笑)」


車掌「あの、マジで、こっちも大変ですからね??次の電車乗ればいいじゃないですか。マジでなんで駆け込んで乗車するんですか??何考えてるんですか??本当にやめてください。いいですか?アナタのその軽率な行動で色々な方々g」

志村「いいからさっさと発車しろや!!」


志村「はあ…合計で20分は遅延したな。これ遅延証明書出るよな…??」


車掌「えー只今、本車両は20分くらい遅延していますが、ぶっちゃけほとんど外的要因で我々そんな悪くないので謝らないです」


志村「いやとりあえず謝れや!!」


車掌「あと色々めんどくさいんで、遅延証明書も出さないです」


志村「なんでだよ!!さっさと出せ!!」


車掌「それから、先程より乗客の方から「車内が暑いんだよ!!もっと温度を下げやがれクソが!!」などの暴言を受けたため、車内の温度を4℃に設定させていただきました」


志村「冷蔵庫!?え、嘘だろ!?電車を冷蔵庫にするつもりか!?」


車掌「どうですか?温度下げましたよ?満足ですか?」


志村「オイさっさと謝りやがれ!!さっき文句言ったバカ野郎は!!」


~10分後~


志村「ハア…ハア…地獄の電車を、ようやく降りることができたぜ…」


志村「遅延証明書をもらいたいところだが、早く行かないと乗り継ぎの電車が発車してしまう…まだギリギリ間に合うからな…」


志村「…………………」


志村「頑張って学校に間に合わせよう!!目指せNO遅刻!!」


ダダダダダダダダダダダダ


志村「よし。乗り継ぎの時間に、ギリギリ間に合った…」


志村「この電車が8分以上遅れたら遅刻が確定する…マジで頼むぞ??遅れるなよ??」


車掌「電車が参ります。ご注意ください」


志村「来た来た来たあ!!バッチリ予定通り!!ナイスウ!!」


モブ「あ、やっべ!!線路にケータイ落とした!!緊急停止ボタン押さなきゃ!!」


志村「ちょおっと待ったあアアアアアアア!!!!」


モブ「え!?」


志村「俺が拾ってやる!!だから何も押すな!!押したら殺す!!」


モブ「でも、もうすぐ電車が来ますよ!?」


志村「うるせえ!!俺に任せろ!!うおおおおおおおお!!」


ヒュン!!


パシイ!!


ガバッ!!


モブ「す、すごい!!一瞬で線路に降りて、ケータイを取って、ホームに上がってくるなんて!!」


志村「ハア…ハア…もう、落とすんじゃねえぞ…??」(※絶対にマネしないでください。本当に危険です。必ずこういう時は緊急停止ボタンを押してください)


モブ「はい!!ありがとうございます!!」


志村「フウ…間に合った…」


モブ「ハ、ハ、ハ、ハックッション!!」


ピューーン


モブ「あ…またケータイが…」


志村「おいいいいいいいい!?!?何してんだテメエ!?」


モブ「す、す、すすすすすいましぇん!!どどどっどうしましょ!?こ、今度こそ緊急停止ボタンを押さないと…」


志村「押すな!!押したら殺す!!」


モブ「でも、もうすぐそこまで電車が来てて…」


志村「うるせえ!!俺が拾ってやる。だから動くな!!動いたら殺す!!」


ヒュヒュン!!


パシイ!!


ガバッ!!


モブ「す、すごい!!また一瞬で僕のケータイを取ってきてくれた!!」


志村「ゼエ…ゼエ…マジで死ぬかと思った…」(※本当にガチで危ないのでやめてください)


モブ「ありがとうございます!!」


志村「テメエ、マジで、くしゃみする時、線路と反対を向きやがれ!!次、また線路にモノ落としたりなんかしたら、ぶち殺すからな!?」


モブ「は、はい!!肝に銘じます!!」


志村「ハア…ハア…で、でも…これで、学校に間に合う…ハアハア…」


キイイイイイイ!!


ウイーーン


志村「よし。これで問題なくたどり着ける!!時間通りだ!!」


志村「…………………」


志村「うん??何してる。早く発車してくれ!!」


ピンポンパンポーン


車掌「えー、お客様にご連絡します。只今、電車内にて体調不良のお客様がいらっしゃったため、本駅で対処いたします。5分程度遅れると見込んでいます。ご了承ください」


志村「待て待て待てええええええええ!!どこだ!?救護人はどこだ!?」


「いや、私に聞かれても…」


「あっちの方じゃないですか??」


「とりあえず、どっかの車両にはいると思いますけど…(笑)」


志村「畜生!!外に出て、全部の車両を見て回ってやる!!まずはこっち!!うおおおおおおおお!!」


ダダダダダダダダダダダダ


志村「違った!!じゃああっち側だ!!うおおおおおおおお!!」


ダダダダダダダダダダダダ


車掌1「大丈夫ですかー??」


車掌2「ベンチに横にさせましたが、気分はどうですか??」


急病人「うーーーーん…」


車掌1「苦しいですか??大丈夫ですか??」


ダダダダダダダダダダダダ


車掌2「え??何この音…」


志村「俺に任せろおおおおおおおお!!」


車掌1「は??」


車掌2「えっと、どちら様ですか??」


志村「とりあえず、医者を呼べ!!早く救急車に電話するんだ!!急げ!!」


車掌1「はい!!」


車掌2「りょーかいです!!」


志村「アンタは、今すぐ患者を駅員室に連れていき、応急処置を施すんだ!!」


車掌1「わかりました!!」


志村「そしてアンタは、今すぐ電車を動かして遅延を防ぐんだ!!」


車掌2「りょーかいです!!」


志村「よし!!急げ!!ここからは一刻を争うぞ!?」


車掌1・2「「…って、アンタ誰だよ!!」」


志村「俺は通りすがりの、絶対に遅刻したくないただの高校生だ。気にするな」


車掌1「いや気にするわ!!」


車掌2「何を堂々と我々に指示出してんだ!?」


志村「俺は、電車が遅延をしないように努めてるだけだ!!あーもう行動が遅い!!俺が救急車を呼んでおいてやる!!」


車掌1「いいです!!後はこっちに任せて!!」


車掌2「大丈夫ですか??立てますか??」


急病人「うう…気持ち悪い…」


車掌1「大丈夫ですか!?しっかりしてください!!」


急病人「昨日はオールで飲み過ぎた…オエエエエエエ」


志村・車掌1・2「「「ただの酔っ払いじゃねえか!!」」」


志村「ふざけんなテメエ!!」


車掌1「人騒がせのクソ野郎が!!心配して損したわ!!」


車掌2「テメエのせいで遅延しただろうが!!シバくぞゴルア!!」


ドカバキボカスカ


急病人「しゅいましぇんでした…」


車掌1「えー大変失礼しました。先程の体調不良者は、ただの酔っ払いでした。そのためホーム上にゴミのように捨てました。ボコるなり好きなようにしてください。間もなく電車は発車します」


~2分後~


志村「フウ…やっと発車したか…疲れた…」


志村「なんとか5分以内に片をつけることができた…これで、次の乗り継ぎもギリギリ間に合わせることができる!!よっしゃー!!」


ヤンキー1「おいテメエ。今俺にぶつかってきただろ??」


ヤンキー2「はあ??テメエこそ、駆け込み乗車した分際でナメてんじゃねえよ」


ヤンキー1「ああん!?こっちはなア、テメエと違って急いでんだよ!!仕方ねえだろうが!!」


ヤンキー2「あのなあ、急がないように計画性を持って動けよ無能野郎が!!」


ヤンキー1「決めた。マジで殺す。このクズマジでシバき倒す」


ヤンキー2「上等だ社会のクズ野郎。ぶん殴ってわからせてやる」


「た、大変だ!!車内トラブルだ!!今すぐ緊急停止ボタンを押して…」


志村「おいいいいいやめろおおおお!!」


「ええ!?なんで!?」


志村「俺に任せろ!!おいアンタ達!!」


ヤンキー1「なんだあ!?このクソガキ!!」


ヤンキー2「高校生が大人に口出ししてくんな!!」


志村「いや。口出しはしない。動画を回すから好きにやってくれ」


ヤンキー1・2「「はあ!?」」


ヤンキー1「誰が撮っていいって言ったよ!?」


ヤンキー2「マジでシバくぞゴルア!!」


志村「いやだって、こんな公共の場で喧嘩するってことは、撮ってくれってことでは…??」


ヤンキー1「チゲえわ!!ただ単に、このゴミクズがウザかっただけだ!!」


ヤンキー2「その通りだ!!俺はただ単にこのカスをぶん殴りたいだけなんだよ!!」


志村「だから、早く殴り合えばいいじゃん。俺は撮ってるだけだから」


ヤンキー1・2「「だから撮るなっつーの!!」」


志村「だったらケンカするなっつーの!!」


ヤンキー1「おいムカつくな。コイツしばくか」


ヤンキー2「そうだな兄弟。そうしようか」


志村「急に仲良くなった!?まあ低レベル同士、すぐに惹かれ合うのか(笑)」


ヤンキー1「おい本当にムカつくなこのクソガキ」


ヤンキー2「そうだな。大人の怖さをそろそろわからせてやるか」


車掌1「間もなく次の駅「新袋」に停まります」


志村「いい大人が痛い言葉を使うなよ。弱く見えるぞ??(笑)」


ヤンキー1「ああん!?マジで殺す!!」


ヤンキー2「そこを動くな!!」


車掌1「ドアが開きます。ご注意ください」


ウイーーン


志村「逃げろ!!」


ダダダダダダダダダダダダ


ヤンキー1「あ、待てクソガキ!!」


ヤンキー2「いや待て。電車の外に連れ出すのが奴の目的だ。乗せられるな」


ヤンキー1「なるほど。危ない危ない(笑)」


ヤンキー2「バカなガキだ。俺達大人をナメんじゃねえぜ(笑)」


志村「おーーーい!!」


ヤンキー1「え??」


ヤンキー2「なんだ??」


志村「2人の荷物、ここにあるけどいいの??(笑)」


ヤンキー1・2「「はあ!?!?」」


ヤンキー1「お、俺の荷物!!」


ヤンキー2「ふざけんな!!うおおおおお!!」


志村「さて。この間に俺は電車に乗ってと(笑)」


ヤンキー1「中身、盗られてないよな!?」


ヤンキー2「あのガキ、いつの間に…」


車掌1「ドアが閉まります。ご注意ください」


ヤンキー1・2「「は!?!?」」


ウイーーン


ヤンキー1「おいいいいい!!」


ヤンキー2「置いてくな!!開けてくれ!!」


〜電車発車〜


ヤンキー1「…………………」


ヤンキー2「…………………」


ヤンキー1「テメエのせいで、電車から降りる羽目になっただろうが!!マジで殺す!!」


ヤンキー2「お前が荷物から目を離してたせいだろうが!!この間抜け!!」


ヤンキー1「それはテメエもだろうが。もういいマジでぶん殴る!!」


ヤンキー2「こっちのセリフだ。ガチで殺す!!」


ヤンキー1・2「「うおおおおおおおお!!」」


「もしもし警察ですか??今なんか、駅のホームで2人暴れてて…」


〜電車内〜


志村「フウ…マジで危なかった…また遅延するところだったぜ…」


「きゅ、急に人が倒れた!?大丈夫かアンタ!?」


「しっかりしてください!!」


「よし。緊急停止ボタンを押すんだ!!」


志村「ちょっと待ったあアアアアアアア!!」


「え?何?」


「何ですか??」


志村「これは恐らく、突発的発作性閉空間混雑嫌悪症ですね…」(※そんな病気はありません)


「え!?なんでわかるの!?」


「というかアナタ、何ですか??」


「君、高校生だよね!?医学部志望とか!?」


志村「あ、はい。まあそんなところですね(大噓)」


「で、どうするの??」


志村「今すぐに人混みを避けて、この人を座席に座らせてください!!」


「わかりました!!こちらへどうぞ!!」


志村「ありがとうございます。さあどうぞ、こちらに座ってください」


急病人「うう…気持ち悪い…」


「大丈夫ですか!?しっかりしてください!!」


急病人「昨日飲み過ぎた…吐きそう…」


「「「え???」」」


急病人「二日酔いだこりゃ…オロロロロロロロ…」


志村「またただの酔っ払いかよ!?」


「キャアアアアアアアア!!」


「ウエエエエエエきたねええええええ!!」


「逃げろ!!今すぐこの車両から離れろ!!」


志村「くっさ!!オエエエエエエ!!」


「ギャアアアアアもらいゲロすんなああああ!!」


〜10分後〜


志村「ハア…ひでえ目に合ったが、なんとか電車を止めずに済んだぜ…」


志村「これで、ギリギリ次の電車に間に合うぜ…」


「キャー!!ひったくりよー!!」


志村「電車内で!?バカだろ!!」


「大変だ!!緊急停止ボタンを押すんだ!!」


志村「ちょっと待てえええええええ!!」


「え??」


志村「そして泥棒は死ねええええええ!!」


ドカバキボカスカ


志村「午前8時10分、犯人確保!!」


「すげえ!!」


「アナタ警察官だったの!?」


志村「次の駅で降りる人、この人を駅員に渡してくれませんか??」


「はあ…わかりました」


志村「フウ…なんなんだこの電車は…」


「キャー!!痴漢よー!!」


モブ「大変だ!!緊急停止ボタンをおs」

志村「ちょっと待てえええええええ!!」


モブ「え??」


志村「そして痴漢は死ねええええええ!!」


ドカバキボカスカ


志村「午前8時11分、犯人確保!!」


「キャー!!変態よー!!」


志村「変態!?」


変態「グヘヘへ…この電車にいる奴全員に、エロいことしてやるぜ!!」


志村「まさかの男女問わず!?」


変態「俺様は、男女平等の精神を持っている」


志村「平等ならいいってもんじゃねえ!!」


「大変だ!!緊急停止ボタn」

志村「変態は死ねええええええ!!」


ドカバキボカスカ


志村「午前8時12分、犯人確保!!…って、どうなってんだ!?この電車は!!」


「キャー!!殺人鬼よー!!」


志村「殺人鬼!?噓だろ!?」


殺人鬼「グヘヘへ…この電車にいる全員、血祭りにあげてやるぜ!!」


志村「ガチの奴じゃん!!血まみれのナイフ持ってるやん!!」


殺人鬼「当たり前だ。俺はこれまでに何度も人間を殺す夢を見た!!」


志村「夢を見ただけ!?」


殺人鬼「そして夢と現実がごちゃごちゃになり、どっちが夢なのかわからなくなってしまった!!そして今に至るというわけだ!!」


志村「ただのバカじゃねえか!!」


志村「でもその血…既に誰か殺して、その返り血を浴びたのか!?」


殺人鬼「いや??ドンキで買った血糊を全身につけただけ。それとこっちはおもちゃのナイフ。」


志村「何がしたいんだお前は!?」


殺人鬼「殺人鬼を名乗るなら、まずは見た目が肝心だろ!?血がついてると、なんかサイコパスっぽくてカッコイイだろうが!!」


志村「だったらせめて、本物のナイフを持ってこいや!!」


殺人鬼「本物のナイフを持ち歩いて、怪我でもしたらどうすんだ!!」


志村「いやダッサ!?カッコよさの欠片もねえ!!」


殺人鬼「今からここで暴れてやるぜ!!ギャハハハハハハ!!」


志村「おもちゃのナイフで!?」


殺人鬼「大変だ!!緊急t」

志村「殺人鬼(未遂)も死ねええええええ!!」


ドカバキボカスカ


志村「午前8時14分、犯人確保!!」


「キャー!!テロリストよー!!」


志村「なにいいいいい!?」


テロリスト「動くな!!この電車内に爆弾を仕掛けた!!」


志村「なんなんだ今日は!?」


テロリスト「動いたら、すぐにこの爆弾のスイッチを押す!!そして、さっさと電車を止めろ!!」


「は、はい!!今度こそ、緊急停止ボタンをおs」

志村「爆弾って、これのことだろ??おりゃあアアアアアアア!!」


ビュン!!窓からぶん投げる


テロリスト「や、やめろおおおおお!!」


ポチッ

ヒューーーー

ドカーーーーーン!!


志村「へっ!きたねえ花火だ」


テロリスト「…………………」


モブ達「…………………」


志村「これでもう、お前は何もできないな」


テロリスト「ま、参りました!!お許しください!!」


志村「午前8時15分、爆弾犯確保!!そしてこのバカを連れて俺は次の駅で降ります!!」


志村「あっぶねえ…ギリギリ間に合ったぜ…3分で乗り換えすれば、投稿時間に間に合う!!」


キキイイイイイイ!!


志村「え??」


車掌1「ただ今、後方で大きな爆発があったため、安全確認のため、一時停車します」


志村「せんでいい!!空中で爆発しただけだから!!何も当たってないから!!」


車掌1「えー3分程度安全確認を行います」


志村「おいいいいいいいい!!嫌がらせか!?ピッタリの時間確認するな!!」


~3分後~


ウイーーン


志村「うおおおおおおおおおおおおお!!」


ダダダダダダダダダダダダ


志村「必ず、必ず間に合ってみせる!!絶対に、たどり着くんだ、学校に!!」


志村「うおおおおおおおお!!ふおおおおおおお!!」


ダダダダダダダダダダダダ


車掌3「えー間もなく発車します。ご注意ください」


志村「うおおおおおおおおおおおおお!!」


ウイーーン


バシャリ(ドアが閉まる音)


志村「おりゃあああああああ!!」


ズガン!!


志村「…………………」


車掌3「お客様。ドアが閉まってからの「飛びつき乗車」はおやめください」


志村「そんな名前あったの!?てか他にもいたんだ!?やってる奴!!」


〜3分後〜


志村「あの、遅延証明書をいただけますか??」


車掌4「いえ、うちの電車は遅延していませんが…??」


志村「俺が前の前に乗っていた、超遅線の遅延証明書が欲しいです!!」


車掌4「それは、その「超遅線」に言ってください(笑)」


志村「…………………」


~20分後〜


碇矢先生「志村。また遅刻か貴様は。約束通り、読書感想文1000枚な」


志村「もう絶対、余裕を持って学校なんて来ねえから!!クソが!!」


~完~

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ