ネット詐欺には気をつけましょう。(マジで)
すいません。ちょっと色々トラブって更新がかなり遅れました。
今後もできるだけ高頻度で頑張ります。
よろしくお願いします。
～放課後～
ピロン
志村「うん？なんかケータイに届いたぞ」
志村「なんだこのメッセージ…どれどれ」
志村「「億万長者になれる方法教えます。」だと！？教えてくれ！！今すぐ教えろ！！」
志村「なになに？？こちらのリンクをタップしてと…」
ポチ
志村「なんか、チャットページに飛んだ」
？？「こんにちは」
志村「なんだ？？誰だコイツ…」
？？「たったの１０万円で、アナタが億万長者になれる方法を教えて差し上げます」
志村「はあ？？１０万円！？本気で言ってんのかコイツ…」
チャット志村「払えるわけねえだろぶち殺すぞこのゴミ野郎」
？？「アナタは勘違いしています」
チャット志村「は…？？」
？？「１０万円なんて、所詮ははした金です。アナタが億万長者になれば、１０万円なんて鼻クソも同然の金額です」
チャット志村「確かに！！」
？？「アナタはここで１０万円を払うことで、２億から３億もの大金を得ることができるのです。それでもここで１０万円を渋りますか？」
チャット志村「やりますやります！！億万長者になります！！」
？？「ではこれらのページに、アナタ様本人の銀行口座と暗証番号を入力してください」
チャット志村「銀行口座と暗証番号を記入すれば、億万長者になれる方法を教えてくれるんだな！？」
？？「はい。私に二言はありません」
志村「よっしゃ！！記入記入！！」
？？「ありがとうございました。では少々お待ちください」
チャット志村「おけ！！」
〜１時間後〜
志村「ワクワク」
〜３時間後〜
志村「ドキドキ」
〜１２時間後〜
志村「ウキウキ」
〜１日後〜
志村「遅いな…まだ来ない」
チャット志村「あのー、まだですか？？」
志村「…というわけで、それからなんの連絡も来なかったんよ。どーしたんだろうな？？」
加藤「いや騙されたんだよ！！」
高木「バカかお前は！！」
志村「あまりにも反応がないから、スタンプ９９９個送ったんだよな」
加藤「超迷惑！！」
高木「もうブロックされてるわ！！」
志村「結局、億万長者になれる方法もわからずじまいだし…ああ気になる…」
加藤「そんな方法ねえよ！！」
高木「詐欺だ詐欺！！」
志村「マジで！？」
加藤「なんで気づいてねえんだよ！！」
高木「金取られてただろ！？お前の口座から」
志村「いやそれが、よくよく思い返してみたら、元々俺の口座の残高って３１円しかなくて、さっき見たら１円も取られてなかったんよね(笑)」
加藤「あまりに少なすぎて、取る気にもならんかった！！」
高木「犯人側からしたら、完全に時間の無駄！！」
加藤「絶望しただろうなあ…あそこまで志村とやり取りして、ようやく得られた金が３１円て…」
高木「マジで時間返せって感じだろうな…(笑)」
志村「今頃、３１円の使い道について考えてるに違いない」
加藤「ねーよ！！」
高木「３１円で何ができんだよ！！」
志村「ナメんじゃねえ！！ブラックサンダーが１個買えるだろうが！！」
高木「ギリギリ買えねえんだよ！！消費税の関係で！！」
加藤「しかし本当にバカだなお前は(笑)」
志村「ああん！？」
加藤「こんな幼稚な詐欺、どんなバカな小学生でも引っかからねえぞ(笑)」
高木「それな。どんだけバカなんだコイツ。現実にいるんだなこんなバカ(笑)」
志村「マジでぶち殺す！！テメエらも、絶対同じ勧誘が来たら、絶対引っかかる！！賭けてもいい！！」
加藤「あーそう。じゃあ何円賭ける？？(笑)」
志村「…１円！！」
加藤・高木「「自信ねえじゃねえか！！」」
〜移動中〜
加藤「本当に志村はバカだぜ(笑)」
加藤「あんなゴミみたいな詐欺、誰が引っかかんだよマジでプププ…」
ピロン
加藤「うん？？なんかメッセージが来た」
加藤「なんだこのメッセージ…どれどれ」
加藤「「超モテモテになれる方法教えます。」だと！？教えてくれ！！今すぐ教えろ！！」
加藤「なになに？？こちらのリンクをタップしてと…」
？？「こんにちは」
加藤「なんだ？？誰だコイツ…」
？？「たったの１０万円で、アナタが超モテモテになれる方法を教えて差し上げます」
加藤「はあ？？たったの１０万円！？払います払います払いますううううう！！」
チャット加藤「払います！！今すぐ払います！！」
？？「ではこれらのページに、アナタ様本人の銀行口座と暗証番号を入力してください」
チャット加藤「銀行口座と暗証番号を記入すれば、超モテモテになれる方法を教えてくれるんですね！？」
？？「はい。私に二言はありません」
加藤「よっしゃ！！記入記入！！」
？？「ありがとうございました。では少々お待ちください」
加藤「おけ！！」
〜１時間後〜
加藤「ワクワク」
〜３時間後〜
加藤「ドキドキ」
〜１２時間後〜
加藤「ウキウキ」
〜１日後〜
チャット加藤「まだですかー？？」
〜次の日に〜
加藤「で、未だに返信待ち」
高木「お前もじゃねーか！！」
志村「やっっぱりバカだコイツ！！」
高木「お前もな！！」
加藤「ええ！？これ詐欺なの！？」
高木「当たり前だろうが！！どう考えてもゲロクソ怪しい文章だろうが！！」
加藤「そんな…俺は今度こそ、超モテモテのイケイケパリピになれると思ったのに…」
高木「なんでモテモテになるために１０万円必要なんだよ！！」
加藤「いやそれは…あれだろ、秘訣を無料では教えられないからだろ！！」
高木「それにしたって高すぎだろ！！その辺の本屋でも買えるだろ！！」
加藤「買えねーよ！！モテモテテクニックなめんな！！」
高木「知るか！！」
志村「それで、何円取られたの？？」
加藤「３万円…」
高木「そもそも全然足りてねえじゃねえか！！「払います！！」じゃねーよ！！」
加藤「当たり前だろうが！！１０万円なんて大金、そう簡単に高校生が用意できるか！！」
高木「それはマジでそう！！」
志村「で、３万円が全部引き抜かれたと…」
加藤「うん…」
志村「あっひゃっひゃっひゃっひゃ！！タッサ！！」
加藤「ウッッザ！！テメエも同レベだろうが！！」
志村「俺は１円も抜かれてないのでノーカンでーす！！(笑)」
加藤「騙されてることには変わりねえわ！！」
志村「いーや違うね。俺の取られた額は０円。対してお前は３万円。バカとしか言いようがない」
加藤「クソが…残高３１円が調子乗りやがって…」
志村「ガハハ！！残高０円先輩には負けるぜ！！…ってあれ？？」
加藤「うん？？どしたん？？」
志村「残高が…０円になってる」
加藤・高木「「え？？」」
志村「引き抜かれてる！！昨日まであった３１円が！！」
加藤「使い道が見つかったんかな(笑)」
高木「それな。何に使ったんだろ(笑)」
志村「ふざけやがってええええええ！！絶っ対に許さねえ！！確実にぶち殺す！！息の根を止めてやる！！」
加藤「いやそんなキレる？？(笑)」
高木「それな。たかだか３１円じゃん(笑)」
志村「人様の金に手を付けたことを死ぬほど後悔させてやる。復讐じゃ！！」
加藤「３１円の怒り方じゃねえな…」
高木「ああ。気合いが違うわ(笑)」
〜１週間後〜
加藤「お前、全然学校来なかったけどどしたん？？(笑)」
高木「それな。LINEも全然返さねえし、何してんだよ(笑)」
志村「ハッキングしてた」
加藤・高木「「は？？」」
志村「ハッキングして、詐欺してきた奴の身元を特定して、住所を調べた」
加藤「マジで！？」
高木「１週間でそんなことできんの！？」(※できません)
志村「ああ。１週間死ぬ気で勉強して、ハッキングの知識を身に着けた」
加藤「ハッキングなめんな！！」
高木「１週間でハッカーになれたら誰も苦労しねえんだよ！！」
志村「まあとにかく、俺は詐欺してきたゴミクズ野郎の居場所を特定してやった。今から金を取り戻しに行く」
加藤「３１円を！？」
志村「うん」
加藤「３１円取られたことに対してするレベルの仕返しじゃねえ！！」
高木「明らかに苦労と見合わない金額！！」
志村「この俺から金を騙し取った罪は重いということだ」
高木「３１円ごときですごい執着だ…」
加藤「でもよかった。これで俺の３万円も返ってくるってことだな！！」
志村「いや、１万円だけど」
加藤「え？？」
志村「お前が受け取れる金額は、１万円だけだ」
加藤「えーと…？？俺が取られたのは３万円のはずだけど？？」
志村「俺への報酬として２万円引いた」
加藤「はあ！？」
志村「当然だ。この俺がハッキングしなかったら、お前の３万円はどこか彼方に消えていたからな。それが俺のおかげで一部だけでも返ってくるんだ。感謝してもらおう」
加藤「いや、せっかくだし全額返してくれよ！！友達だろ！？」
志村「あのなあ、本来ならほとんど全額もらおうと思っていたが、友達価格として特別に３分の２もらうだけにしてやったんだ。感謝しろ！！」
加藤「いや、がめつすぎるだろ！！」
志村「いーや。俺は１週間寝ずに働いたんだ。そんくらいの対価はいただく」
加藤「グヌヌヌヌ…まあいいだろう…」
志村「マジで！？いいの！？今の冗談だったんだけど！？」
加藤「噓つけ！！目がガチだったぞ！？」
志村「まあ、リアルな話３分の１くれたら嬉しい」
加藤「いいよ。実際マジで助かったしな。やるわ」
志村「よっしゃ！！」
志村「あと、一緒に家に突撃してくれ」
加藤「それは任せろ！！犯人をシバき倒すわ！！」
志村「高木も」
高木「え？？俺関係なくね？？」
志村「来ないと殺す」
高木「脅迫！？」
北野「あのー…」
志村「え？？」
北野「俺達のお金も回収して欲しいんだけど…(笑)」
志村「は？？」
北野「俺達も取られたんだよね、金。」
杉本「その詐欺師にやられたでござる…」
高木「いや、うちの学校バカ多すぎだろ！！」
志村「お前らもか。何円取られたんだ？？」
北野「１００万円」
杉本「拙者も１００万円でござる」
志村「は？？」
北野「え？？」
志村「えっと、もう１回言ってくれる？？」
北野「だから、１００万円」
杉本「拙者も１００万円」
志村「聞き間違いじゃなかった！！噓だろ！？１００万円！？」
高木「なんでそんな額の金をもってんだよ！！」
北野「詐欺のメッセージが届いた時に、親に「俺、億万長者になれるかも」って言ったら、億万長者祝いで１００万円くれた」
高木「なんだそれ！？億万長者祝い！？」
杉本「拙者は社長の息子なので、小遣いが月５０万円でござる」
高木「たったの２ヶ月分！！すっご！！」
北野「というわけで、頼むよ大親友」
志村「いいけど、報酬は９９万円もらうぞ」
高木「返ってくるの、たったの１万円！？」
北野「いや、強欲すぎるだろ！！」
志村「当たり前だ。俺のおかげでお前達のお金が少しでも返ってくるんだ。感謝しろ」
北野「いや、そこをなんとか…９８万円で勘弁してもらえないだろうか…」
高木「いやほとんど変わんねえ！！いいのかそれで！？」
北野「まあ、大親友のためだからな、全然いいぜ！！」
杉本「拙者も、頑張ってくれた志村君のために寄付するでござる」
加藤「めっちゃいい奴ら！！急にどうした！？」
高木「金に余裕があるとはいえ、人格者だな…」
志村「…………………」
加藤「…………………」
高木「…………………」
志村「いや、何この空気！？なんか受け取りずらいわ！！」
加藤「あの志村が、金をためらってる(笑)」
高木「それな。珍しい(笑)」
志村「もういいわ、特別に１０万円でいいわ！！」
加藤「結局金はとるのか！！」
～次の日～
志村「ここだ。この家だ」
加藤「豪邸だな…俺達から吸い取った金で、豪遊してんのか」
高木「悲喜…？？珍しい名字だな」
志村「本名は悲喜 古守だ」
加藤「引きこもり！？」
志村「とりあえず、行くぞ」
高木「大丈夫か！？危ない奴だったらどうすんだ！？」
志村「大丈夫だ。何のためにテニス部をやってると思ってる」
高木「え？？戦闘力をあげるためにテニスしてたの？？」
ピンポーン
ガチャ
悲喜「なんすか？？」
志村「あのーすいません。少々お聞きしたいことがあるのですが…」
悲喜「はあ？？誰だアンタら」
志村「うん、２週間くらいシャワーも浴びてないような清潔感０の見た目、しばらく洗ってなさそうな異臭を放つ服、まったく運動してなさそうなブヨブヨの体型、１年くらい剃ってなさそうな髭。間違いない。コイツが犯人だ」
加藤「確かに。死ぬほど怪しいな」
高木「間違いないな、犯人だ」
悲喜「急に現れて、なんなんだコイツら！？失礼すぎるだろ！！」
志村「失礼ですが、アナタのご職業は何ですか？？ニートですか？？」
悲喜「本当に失礼だな！！」
加藤「そうだよお前。聞くまでもなくニートに決まってるだろ」
悲喜「ナメんじゃねえ！！４年に１回は仕事してるわ！！」
加藤・志村「「４年に１回！？」」
加藤「逆になんの仕事やってるんだよ！！」
悲喜「映画泥棒の新しいＣＭ撮影…」
加藤「あれアンタだったの！？」
悲喜「そうだよ。スゴイだろ」
高木「そんなに金は入らねえだろうが！！」
加藤「てゆうか、スタイルがＣMと全然違うんだが…」
高木「それな。映画泥棒ってもっとガリガリだったよな」
悲喜「それはあれだ…４年かけて瘦せるんだ」
加藤「４年かけて調整してんの！？」
悲喜「そうだ。最後の１ヶ月で毎回絶食して、激ヤセして仕事するんだ」
加藤「いや、他の瘦せてる奴に仕事頼めや！！」
高木「わざわざこのデブに頼む必要ねえだろ！！」
志村「アンタもそんな４年に一度の仕事、もはややらんでいいだろ！！」
悲喜「いーや。映画泥棒のギャラは超高いからな。絶対手放さない」
加藤「いくらですか？」
本田「１回の撮影で、１億円だ」
加藤「いや、高すぎだろ！！」
高木「そんなわけあるか！！誰でもできるわ！！」
志村「てか俺にやらせろや！！代われ！！」
悲喜「まあとにかく、俺は無罪だ！！この俺がネット詐欺の犯人だなんて、でっちあげだ！！」
志村「え？？ネット詐欺？？」
悲喜「え？？」
志村「俺達、ネット詐欺の話なんてしたっけ？？(笑)」
加藤「それな。ただ犯人って言っただけだよな(笑)」
高木「え？？詐欺って何のことですか？？(笑)」
悲喜「う…うるさいうるさいうるさい！！どっか行け！！」
バタン！！
志村「決まりだな」
高木「ああ。コイツが犯人だわ。奥に何台もＰCあったし」
加藤「警察呼ぶぞケーサツ！！」
警察「呼んだ？？警察です」
加藤・高木「「はっや！！」」
高木「え！？どっかでスタンバってた！？」
警察「いえ、先程通報がありまして…」
加藤「え？？」
警察「家の前でギャーギャー騒ぎ散らかす害悪集団がいるとの通報を受けました。君達のことだよね？？」
加藤「い、いや違うんです！！」
志村「俺達は金を騙し取られたんです！！」
加藤「それで返して欲しいと思って、騒ぎ散らかしていたところです！！」
警察「なるほど。君達もあの悲喜にやられたのか…」
加藤「え！？他にもいるんですか！？詐欺の被害者が！！」
警察「いるよ。てか被害者のほとんどが警察かな」
加藤「は？？」
警察「実は警察官のほとんどが、アイツに金を騙し取られてるんだよね…」
加藤「マジで！？」
志村「いや、取り締まる側が何してんねん！！」
高木「アイツの資産、警察官の金でできてる！？」
警察「いやー、マジでやられたわ。「億万長者になれる」なんて言われたら、そりゃいくらでも金を振り込んじまうよなあ…」
志村「うんうん。めっちゃわかります」
高木「いやわかんねえよ！！ただのバカだろ！！」
警察「ちなみに、警視総監も警察署長もアイツに詐欺られてる(笑)」
加藤「ダッサ！！この世界の警察ダッサ！！」
高木「頼りなさすぎるだろ！！」
警察「だから、あのクズ引きこもりには、警察一同死ぬほど腹が立ってんだよ！！絶対許さねえ…」
高木「警察があんな陳腐なゴミ詐欺に引っかかるなんて…(笑)」
志村「わかります！！一緒にあのゴミをボコボコにして金を巻き上げましょう！！」
高木「お前は大して取られてねーだろ！！」
志村「少額だろうが、俺の心は傷ついた！！だから慰謝料１００万円を請求するんだよ！！」
高木「がめつすぎるだろ！！」
警察「まあとりあえず、放火でもするか…」
高木「警察がしていい発言じゃねえ！！」
警察「警察内では、ムカつくから悲喜にだけは何してもいいって制度ができたんだ」
高木「法律って、そんなガバかったの！？」
加藤「いーっすね！！やりましょやりましょ！！一放ちしましょ！！」
高木「そんな一狩りみたいなノリでやるな！！」
警察「だがしかし、それだと金も燃えて消えるんだよな…できれば取り返したいところだけど…」
高木「普通に逮捕すれば！？」
警察「それはダメなんだよ。警視総監が、「こんなバカみたいな詐欺に引っかかったと国民に知られたら、警察の権力が失墜してしまう」って言ってさ」
高木「一応、バカみたいな詐欺に引っかかったって自覚はあんのね！！」
警察「というわけなんで、放火しよう」
高木「なんでそうなる！？」
警察「ヒキコモリごと全てを火の海に消し去る」
高木「こえーよ！！アンタ本当に警察！？」
加藤「いや。もっといい方法がある」
警察「なんだ！？」
加藤「ハニートラップだ」
警察「なんだって！？」
加藤「お前ら、アイツがモテるような男に見えるか？？」
高木「いやまったく」
志村「しゃべり方キモいし、見た目もキモいし、性格もキモい(気がする)」
加藤「だろ？？モテる要素が一切ない。つまりアイツはバキバキ童貞というわけだ」
高木「なるほどお！！」
志村「つまり、そんなザコ野郎にハニトラを仕掛けるわけだな！？」
加藤「そういうことだ(ドヤ顔)」
警察「君達、天才だな！！」
加藤「もっと褒めてくださいよー！！」
高木「いや警察は止めんでいいんか！！」
警察「俺達も、全力で協力するぜ！！」
高木「ダメだこの警察、終わってやがる！！」
加藤「さて、そしたらまず誰を仕向けるか？」
志村「そりゃもちろん、完璧女神美少女の新垣さんだろ！！」
加藤「は？？バカかテメエ！！」
志村「え？？」
加藤「新垣さんを、そんな危険な目に合わせられるか！！」
志村「確かに！！」
加藤「花畑の力を借りよう」
志村「はあ！？あんな女で誰が引っかかるんだよ！！」
高木「それに見返りを要求されるぞ(笑)」
加藤「確かに。協力費で３万円くらいとられそう…」
高木「だったら古手川とかでいーんじゃね」
加藤「はあ！？あんな堅物女に、そんなことお願いできるか！！」
志村「１００％断られるに決まってる！！」
高木「じゃあ、他の女友達に依頼するしかないね」
加藤「…………………」
志村「…………………」
高木「………………？」
加藤「俺は、もう女の知り合いいないから…」
志村「同じく。もう提案できましぇん…」
高木「なっさけな！！よくそんなんでハニートラップとかドヤ顔で提案できたな！？」
加藤「うっせえわ！！ちょっと女の友達が多いからって調子乗んな！！」
志村「そーだそーだ！！」
高木「いやそれは、調子乗るだろ(ドヤ顔)」
加藤・志村「「ぶっ殺す！！」」
高木「ぶっ殺し返す！！」
ドカバキボカスカ
高木「あ、いいこと思いついたわ(笑)」
加藤「な、なんでひょうか…」
志村「なんなりと申しくだしゃい…」
高木「お前らが、女装すればいいんじゃね？？(笑)」
加藤・志村「「は？？」」
高木「お前らが女装して、女のフリしてあの引きこもりをハニートラップにかければいい」
加藤「いや、何を言ってんの？？(笑)」
志村「正気か？？お前(笑)」
高木「いやだって、危険な目に合っても男なら最悪正当防衛できるし、お前らにはもう女の知り合いいないし、そうするしかないんじゃね？(笑)」
加藤「なんでだよ！？お前の知り合い紹介してくれよ！！」
高木「いやだよ。危険な目に合わせたくないし」
志村「なんだコイツ！？俺達は危険な目に合ってもいいってか！？」
高木「うん」
加藤・志村「「ぶっ殺す！！」」
高木「ぶっ殺し返す！！」
警察「さっきと同じくだりすんな！！」
警察「…まあでも、それでいーんじゃないか？？」
加藤「おい！！アンタが同意すんな！！」
志村「そんなこと言うなら、お前が女装しろ！」
警察「いやー。やりたいのはやまやまなんだけど…」
加藤「やまやまなのか！？」
志村「やべーよコイツ！！」
警察「俺一応警察官だからさ。ハニトラに直接加担する訳にはいかんのよ…協力したいのは山々だけど。いやマジで。」
加藤「いやもう、アウトなくらい加担してるだろ！！」
志村「今さら警察官ぶってんじゃねえ！！」
高木「まあとりあえず、どっちが女装する？？(笑)」
加藤・志村「「絶対嫌だ！！」」
加藤「そもそもそんなに吐き気のすることやりたくねえ！！」
志村「それな。マジで気持ち悪いわ！！」
高木「確かに。お前らの女装とか、想像しただけで吐き気がするわ(笑)」
加藤「ああん！？コイツよりはカワイイわ！！」
志村「はあ！？テメエよりは似合ってるわ！！」
加藤「お前みたいなブサブサ野郎の女装なんざ、似合うわけねえだろうが！！常識的に考えろ！！」
志村「それはこっちのセリフだわ！！１回お前まず鏡を見ろ！！俺より下ってわかるから！！」
加藤「俺の方がカワイイ！！」
志村「いーや俺の女装の方がカワイイ！！」
高木「…なんか、斜め上の展開になってきたな(笑)」
警察「じゃあとりあえず、女装してみたら？２人とも(笑)」
加藤「よし！！やってやんよ」
志村「お前とのレベルの違いを見せてやる」
高木「なんかよくわからんが、うまくいった(笑)」
〜１０分後〜
加藤「どーよ？？」
志村「俺の方がカワイくね？？」
高木・北野・警察「「「オエエエエエエエエ！！！」」」
加藤「おい！！どーいうことだ！！」
志村「見た瞬間に吐くな！！」
高木「いやだって、ガチキショくて…」
加藤「お前らがやらせたんだろうが！！」
高木「想像よりも遥かに汚物だった…」
志村「マジで殺すぞ！？」
警察「こんなんで、本当にあの引きこもりを落とせるのか…？？」
高木「確かに。いくらキモバカ童貞の悲喜とはいえ、こんなオスフェロモンムンムンのキモゴリラ女に引っかかるとは思えん…(笑)」
加藤・志村「「で、どっちがマシ！？」」
高木「は？？」
加藤「だから、どっちの方がカワイイか聞いてんだよ！！」
高木「まだやってたのその争い！？」
警察「どっちでもどーでもいいわ！！」
加藤「どーでもよくねえ！！コイツにだけは負けたくねえ！！」
志村「それな！！このバカにだけは勝つ！！」
警察「なんだそのプライド！！」
高木「まあ、確実にどっちも無理だけど、強いて言うなら…」
加藤「…………………」
志村「…………………」
加藤「………………？」
高木「やっぱどっちも無理」
加藤・志村「「さっさと言え！！」」
高木「まあ、どちらかと言えば加藤かな…？？(笑)」
警察「うん、まあ、そうね…僅差で…」
加藤「イエエエエエエエイ！！」
高木「嬉しいか！？これ！！」
志村「バ、バカな…この俺が、ま、負けただと…？？」
高木「そんなにショック受ける？？(笑)」
警察「別に悔しくないだろ(笑)」
加藤「どーだバカめ！！俺の勝ちだ！！ヒャッハー！！」
高木「じゃ、女装役は加藤に決まりだな。」
加藤「え？？」
警察「そーだな。加藤君が適任だ」
志村「そうそう。俺よりカワイイもん」
加藤「は？？」
高木「まあそれに、モテない奴同士で、気が合いそうだからな(笑)」
志村「確かに。モテない奴の気持ちを本当にわかるのはモテない奴って言うもんな」
加藤「聞いたことねえけど！？」
加藤「…てか、お前もモテない奴に入るだろうが！！」
志村「いや。俺は付き合ったことあるから」
加藤「幼稚園をカウントすんなっつーの！！」
志村「幼少期だろうがなんだろうが、０と１は格が違うのだよ。覚えておきたまえ加藤くん(笑)
加藤「ウッザ！！ガチで殺してえ！！」
高木「まあ低レベルな争いは置いといて…」
加藤・志村「「ああん！？」」
高木「とりあえず、任せた加藤(笑)」
加藤「絶対嫌だ！！」
志村「お前しかいない。頑張れ」
高木「元々お前の金を取り戻すためだろ？？さっさとやれよ加藤茶子ちゃん♡」
志村「そうそう。俺達は協力してやってるだけだから。むしろ感謝しやがれ」
加藤「このクズどもが…」
〜移動中〜
警察「このバーに、例の引きこもりが出入りしているとのタレコミがあった」
高木「なるほど。バーならあっさりと落とせそうだな」
加藤「いや、こちとら未成年なんですけど！？」
警察「そうだ。だから飲んではダメだ。」
警察「安心しろ。マスターにも話はつけてある。コイツにはノンアルを出すようにってな」
加藤「なるほど。じゃあ俺はノンアルで酔ったふりして、悲喜のバカに近づけばいいわけだな？？」
警察「そういうことだ。お前のエロエロボディーであのバカを悩殺してこい！！」
加藤「「エロエロ」の要素ねえだろ！！「ガチムチ」ボディーの間違いだろ！！」
高木「お前が纏ってる、負のオーラで悩殺してこい！！」
加藤「負のオーラなんて纏ってねーわ！！」
警察「ただ、１つだけ大きな問題がある…」
加藤「え？？何？？」
警察「このバーで頼む飲み物は、自腹で払ってくれ」
加藤「は？？」
警察「流石に、警察の経費とては無理だったわ(笑) だから、加藤君が払ってくれ(笑)」
加藤「はあああ！？俺が払うの！？このわけのわからん飲み物代を！？」
高木「まあ、そりゃそーだろ。飲むのはお前なんだから」
志村「そうそう。そんなに問題はない」
加藤「えっと、一杯何円？？」
警察「最低５０００円だ」
加藤「たっか！！大問題だ！！」
志村「まあ、コイツは金だけはあるからな…」
加藤「いやアンタが出してくれよ！！腐っても社会人だろ！？」
警察「あのなあ、俺は今詐欺られて金欠なんだよ！！そんな５０００円も奢ってる余裕ねえよ！！」
加藤「使えねー！！マジで使えねーわこの警察！！」
警察「…わかった。もしお金が返ってきたら、必ず君にその５０００円を返そうじゃないか！！」
加藤「言ったな！？約束守れよ！？」
警察「警察が嘘をつくわけがないだろう」
加藤「アンタだけは怪しい！！」
カランコロンカラン
マスター「はーい。いらっしゃい」
加藤「あ、ど、どうも…」
志村(イヤホンからの音声)「おい！！もっと堂々としろよ！！怪しいだろ！？」
加藤「バカ言うな！！あのなあ、女性っていうのは、ちょっとオドオドしてる方が可愛らしくていいんだよ！！」
志村「お前が女性を語るんじゃねえ！！」
高木(イヤホンからの音声)「いや。ここは加藤に任せよう。加藤は、モテない男の性癖やグッとくる仕草をよくわかっているはずだ！！つまり加藤に刺さることは、ヒキコモリにも刺さる！！」
(※ここから先の加藤達の会話は、全てイヤホンを通しての会話です)
志村「なるほどお！！流石は彼女いない歴＝年齢の加藤だぜ！！」
加藤「なんか腹立つな…マジで後で全員殺す…」
警察「あ、引きこもりが来たぞ！？」
加藤「！？」
カランコロンカラン
マスター「いらっしゃい」
悲喜「マスター、いつもの」
加藤「…………………」
高木「…………………」
志村「…………………」
警察「…………………」
高木「おい！！さっさと話しかけろや！！」
加藤「うるせーな！！どうやってだよ！！」
志村「「うっふーん。そこのカッコイイおにーさんー。とか！！あっはーん。一緒に飲まなーい？」とか！！」
加藤「今時、キャッチの女でもいわねーぞ！？」
志村「いいから早く突撃しろ！！」
加藤「あーもうわかったよ！！」
加藤「うっふーん。そこのカッコイイおにーさん(裏声)」
高木・志村・警察「「「オエエエエエエ！！！！」」」
加藤「張り倒すぞテメエら！！」
高木「いやだって…マジ気持ち悪くて…」
加藤「お前がやれって言ったんだろうが！！」
高木「想像以上の破壊力だった…オロロロ…」
加藤「殺す！！戻ったらマジで殺す！！」
志村「とりあえず、様子はどうだ？？」
悲喜「……………………」
加藤「いや、なんかめっちゃ見つめられてる…てか、変なやつを見る目で見てる…」
志村「よし！！もうひと踏ん張りだ！！畳み掛けろ！！」
加藤「あっはーん。アタシと一緒に飲まなーい？？」
悲喜「……………………」
高木・志村・警察「「「オエエエエ！！」」」
加藤「もういーわ！！」
志村「で、どう？？」
加藤「いや、なんかずっとノーリアクションで、困惑してるんだけど…(笑)」
高木「マジか…これを見て吐かない奴がこの世にいるのか…」
加藤「どういう意味だゴルァ！！」
悲喜「…………………」
加藤「………………？」
加藤「あの、何ですか…？？」
悲喜「か…」
加藤「か？？」
悲喜「カワイイ！！」
加藤「はああああああああああ！？」
高木・志村「「えええええええええええ！？」」
高木「し、信じられん…」
志村「世の中、こんなバカな男がいるのか…」
警察「どー考えても男だろ…」
高木「モテなすぎると、目まで腐ってしまうのか…」
悲喜「カワイイ！！カワイイ！！連れて帰りたい！！」
加藤「いやキモすぎ！！ちょ、助けて！？」
警察「よし。いいぞその調子だ」
加藤「どこが！？」
警察「そのまま奴の自宅まで行って、金庫の中を見せてもらえ。そこで奴を抑える」
加藤「金庫！？コイツ金庫持ってんの！？」
警察「ああ。ここ数週間ずっとアイツを張っていたが、一度も銀行に金を預けていない。おそらく金庫に金を入れている」
高木「ちゃんと捜査してる！！」
警察「というわけなんで、そのままお持ち帰りされてくれ(笑)」
加藤「マジでか！？絶対嫌なんだが！？」
悲喜「き、きみホントかわいいね！？」
加藤「あ、はあ…どうも…(笑)」
悲喜「もし君が良ければ、今からホテルに行かないか？？デュフフフフフ…」
加藤「キッッモ！！無理ですマジで無理！！」
志村「おい！！さっさと自宅まで誘導しろ！！」
加藤「うるせえ！！簡単に言うな！！」
加藤「…でもアタシィー、アナタの家だったら、行ってもいいわよー？？」
高木・志村・警察「「「オエエエエエエ！！」」」
加藤「一々うるせえな！！もう通信切るわボケェ！！」
高木「ジョーダンだよジョーダン！！オエエエエエエ！！」
加藤「ジョーダンじゃねえじゃねえか！！もう切る！！」
志村「ごめんごめん。とりあえず俺達は気にせず頑張ってくれ(笑)」
加藤「ったく…」
悲喜「……………………」
加藤「あ！！それで、いかがですかー？？アタシと、いっぱい良いことしませんかー？？」
悲喜「するする！！家行こ行こ！！俺の豪邸を見せてあげる！！デュフフフ…」
加藤「キモいなあ…」
〜１０分後〜
悲喜「どう？？すごくね！？すごくね俺の家！！」
加藤「わ、わあー！！ス、スゴイですー！！とっても大きいなー！！」
悲喜「そうだろうそうだろう。俺様は大富豪だからな！！ギャハハハ！！」
加藤(うるせえ早く金返せ)
悲喜「いやー！！こんなスゴイ家を都内に持ってるのは俺くらいだろうな！！どう？？」
加藤「いやー、ホントスゴイです。やっぱりお金持ってる方はカッコイイですね〜！！」
悲喜「グヘヘヘへへ…やっぱ！？いや〜まあ、こんな豪邸を建てられるの、全世界でも１％くらいだろ」
加藤(家の自慢なっっっが！！もういいわ！！てかそんな大した家じゃねーし！！)
加藤「そ、そうですねー、すごーい」
加藤(なんか、キャバ嬢やってる気分…)
悲喜「まあ俺みたいなスゴイやつには、こんなスゴイ家がお似合いだよな！！」
加藤「いいからさっさと入るぞゴルア！！」
加藤「とかなんとか言っちゃったりして…テヘペロ♡(笑)」
悲喜「あ…はい……」ガクガクブルブル
加藤「ジョ、ジョーダンよジョーダン！！本当に怒ってないから。ね？？部屋に案内してくれる？？」
悲喜「はい……」
志村「おい。なにキレてんだよ(笑)」
加藤「いやキレるだろ！！しつけーんだよ！！」
高木「お前が本性を出したら終わりだからな？？(笑)」
加藤「ハイハイ…わかったよ…」
〜ヒキコモリの部屋〜
悲喜「どーぞ！！ここが俺の寝室だ！！広いでしょ！？デュフフフ」
加藤「キャーーー！！スッゴ〜い！！カッコイイ！！」
悲喜「グヘヘヘへへ。そうだろうそうだろう」
加藤「うっふーん。やっぱり、お金持ちの男の人って、カッコイイー」
悲喜「デュフフフ…当然だ。俺は総資産億越えの男だからな！！デュフフフ！！」
加藤「すっごーい！！どうやってそんなにお金稼いだのー？？」
悲喜「デュフフフ…それはね、バカな人達からネットを通じてお金を巻き上げたからさ！！(ドヤ顔)」
加藤(はい、言質いただきました)
加藤「あっはーん。その総資産って、あの金庫の中にあるの？？」
悲喜「ああ。見てみる？？グヘヘヘヘ…」
加藤「うっふーん。見たーい！！チャーコ見たーい！！」
悲喜「ほれ。見ろこの輝かしい大金を！！(ドヤ顔)」
加藤「あっはーん！！スゴーイ！！マジカッコイイー！！」
悲喜「グヘヘヘへへ。どうだ？？俺の女になってくれるか？？」
加藤「えー？？どうしよっかなー？？」
悲喜「いーじゃん。ほら見ろよ、あの札束」
加藤「えー？？じゃあ、目をつぶって両手出して♡」
悲喜「え？？なになに！？サプライズ！？」
加藤「はい。手錠」ガチャ
悲喜「え？？」
加藤「よし。カギを開けてこよう(笑)」
悲喜「え、ちょ、ま、何これ！？」
加藤「ほれ。さっさと入れ」ガチャ
警察「警察だ！！大人しくお縄につけ犯罪者！！」
加藤「よくそんなカッコつけられるな！？ほとんど何もしてねえ癖に！！」
警察「バカ言え。完璧なサポートだっただろ？？」
加藤「いや、どこが！？ゲロ吐いてただけじゃねーか！！」
警察「まあいーじゃないか。結果オーライってことで（笑）」
加藤「納得いかねえ！！」
悲喜「おい！！どういうことだこれは！！」
警察「お前が詐欺で騙し取った金を返せ！！俺はお前に５００万円も騙し取られたんだぞ！？」
志村「５００万円も！？ダッサ！！(笑)」
加藤・高木「「騙されたテメエが言うな！！」」
警察「もしお前が俺達に、詐欺で騙し取った金を返すなら、その手錠をといてやる。だが、金を返す気がないなら、今ここにある金は、全て俺達がいただく！！」
加藤「いや、強盗じゃねーか！！」
志村「警察がそんなことしていいのか！？」
警察「うるせー！！金を返さない奴が悪いんだ！！」
悲喜「わかったわかった！！か、返すよ…」
警察「よし。警察全員が盗まれた金。全員分を今ここで回収してやるぜ！！」
悲喜「はあ！？俺、警察からなんて金取ってねえよ！？」
警察「バカ。これまでお前が騙した奴は、全員警察官だったんだよ」
悲喜「いや、警察バカすぎん！？」
志村「それな」
警察「うるせえ！！とにかく５億？円くらい返してもらう！！」
加藤「いや計算ガバガバ！！」
悲喜「たっか！！絶対嫌だわ！！しかも多分そんなねえし！！」
警察「は？？逮捕するぞ？？(笑)」
悲喜「はい。とりあえず全額お返しいたします」
警察「ヘッヘッヘ。これで俺様も大金持ちだぜ！！ギャハハハハハハ！！」
加藤「はあ？？コイツ、ホントに警察か…？？」
警察「バーカ。俺は本当は警察じゃねーよ(笑)」
加藤・志村「「ええ！？」」
警察？「俺の名は郷 藤二郎。名強盗さ。」
加藤「いやそんな、「名探偵」みたいに言われても…」
郷「クックック…この俺が警察官だなどと、その気になっていたお前らの姿はお笑いだったぜ…」
高木「まあ、知ってたけど(笑)」
郷「ってえええ！？」
高木「いやまあ、誰でも気づくだろ(笑)」
加藤「え？？何の話？？」
高木「明らかに警察官として怪しすぎ。めっちゃ私服だし、ずっと１人で動いてるし、人の家に勝手に侵入してるし」
高木「しかも、警察手帳も見せてねえし(笑)」
郷「…………………」
高木「それで俺達を騙そうと思うとか、マジでダサいわ(笑)」
加藤・志村((え…？超絶騙されてたんだけど……))
高木「なあお前ら。加藤も演技、マジでお疲れ(笑)」
加藤「あ、あ、ああ！！ホントそれな！！ホントにマジで、騙された演技するの、ガチで大変だったわーーー！！」
志村「そ、そ、それな！！こんな嘘に騙されるわけねえけど、引っかかったフリするの、マジで苦痛だったわーーー！！俺、演技ウメーー！！」
郷「そ、そんなバカな…俺の動きが、筒抜けだったなんて…」
高木「ガバガバなんだよ。あと名前が強盗だし。」
郷「それは関係ねえだろ！？」
高木「というわけで、本物の警察呼んどいたから(笑)」
加藤「え？？」
警察官(本物)「警察だ！！貴様ら全員逮捕する！！」
郷「嘘だろ…！？」
警察官「お前には前々から目をつけていた。高木君。君のおかげで逮捕に踏み切れたよ。ありがとう」
高木「いえいえ。どういたしまして」
警察官「さてと…あ、君達も事情聴取には付き合ってもらうから。ちょっと残っててね」
加藤「ええ！？」
志村「めんどくさ…」
警察官「一応当事者だからね。大丈夫大丈夫。ほんの丸３日くらい話を聞くだけだから」
加藤「そんなに聴取することねえよ！！」
悲喜「ええ！？アイツ、警察じゃなかったの！？じゃ、じゃあ俺は無罪放免ってことで…(笑)」
警察官「バカか。お前も詐欺罪で逮捕だ」
悲喜「そんな！？」
警察官「そしてこの子達にさっさと金を返せ」
悲喜「はーーい…」
加藤「親に怒られた子供みたい…」
加藤「あーマジで良かったー！！俺の３万３万３万３万円ちゃーん！！」
高木「まったく世話が焼けるぜ…(笑)」
志村「おい！！俺の１０万円は！？」
加藤・高木「「テメエは３１円しか取られてねえだろうが！！」」
～完～
