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修学旅行で、誰が「修学」すんねんボケ

この話から、修学旅行編がスタートします。

おそらく10話程度の長さになります。

少し長くなりますが、最後まで読んでいただけたらめっちゃ嬉しいです!!

~修学旅行1週間前~


碇矢先生「おいお前ら。いよいよ修学旅行だな」


加藤・高木・志村「「「イエーーイ!!」」」


碇矢先生「今年の修学旅行の行き先は「佐渡ヶ島」だ」


加藤「なんで佐渡ヶ島!?普通沖縄とか京都だろ!?」


碇矢先生「教頭が、人の多いところは不愉快だから避けようと言っていたからだ」


加藤「完全に教頭のせいじゃねえか!!」


高木「なにするんだ?佐渡ヶ島で(笑)」


志村「さあ?てか何があんの?(笑)」


碇矢先生「トキの見学会だ。以上」


加藤・高木・志村「「「それだけ!?」」」


碇矢先生「冗談だ。あと金山の見学だ」 


加藤「うんうん」


高木「それから?」


碇矢先生「…………………」


加藤「…………………」


高木「…………………」


碇矢先生「今度こそ以上だ。」


加藤「絶対いかねえ!!」


碇矢先生「いーじゃないか。余暇(よか)を楽しむ旅ってことで」


加藤「おっさんか!!」


高木「俺達は学生だぞ!?」


志村「そーだ!!もっと楽しませろ!!」


碇矢先生「まったくお前らは…ん?」


碇矢先生「ちょっと失礼。なんですか?ハイハイ。あ、そうですか」


がラララ


加藤「どーしたんですか??」


碇矢先生「どうやら修学旅行先を発表したところ、教頭の教室で暴動が起きたらしいんで、今年は普通に京都になりました(笑)」


加藤・高木・志村「「「よっしゃー!!!」」」


加藤「ナイス1組!!」


高木「サイコーだぜ!!」


志村「てか去年まで佐渡ヶ島だったの!?」


碇矢先生「良かったなお前ら」


碇矢先生「それじゃあ、今から修学旅行の部屋決めをやるぞ。男女で別々に、各部屋5~6人ずつのグループを作っt」

志村「ちょっと待ったあアアアアアアア!!」


碇矢先生「なんだ志村。」


志村「先生!!なぜ男女が一緒の部屋になってはいけないのですか!?」


碇矢先生「はあ??何言ってんだお前…」


志村「男女で部屋を分けるのではなく、男女共同の部屋を作りましょう!!」


碇矢先生「バカか。ダメに決まってるだろ」


志村「なぜですか!?」


碇矢先生「女性側の気持ちも考えろ。それが常識なんだよ」


志村「こんな歳になっても未だに彼女の1人もできたことがない碇矢先生に、女性の気持ちを語らないでいただきたい!!」


碇矢先生「やかましいわ!!張り倒すぞテメエ!?」


志村「碇矢先生の言う常識とは、誰が決めた常識でしょうか!?そんなもの、俺達のクラスでぶち破っていきましょうよ!!」


加藤「いええええええ!!」


高木「フォーーーー!!」


相川「いいぞーーー!!」


相田「賛成!!大賛成!!」


碇矢先生「いや、だから、普通に女子たちが嫌だろって(笑)」


志村「じゃあ聞いてみましょうよ!!それではっきりします!!」


碇矢先生「どうぞどうぞ」


志村「女子のみんな!!男女混合の部屋d」

「絶対嫌だ!!〇ね!!」


「やるわけねーだろ!!」


「くたばれ変態!!」


「断固拒否!!」


「キモ志村はマジでくたばれ!!」


志村「…………………」


碇矢先生「だから言っただろ。バカかお前は」


志村「なんでだよ!?青春しようぜみんな!!」


古手川「何が青春だ!!下心が見え見えなんだよ!!」


志村「畜生……女子と部屋で楽しくUNOをするっていう俺の夢が…」


高木「お前の夢しょっぼいな(笑)」


碇矢先生「ま、ともかく部屋はいつも通り男女別で行う。さっさと5~6人でグループを作ってくれ」




志村「あーあー。夢がねなあまったく…」


加藤「よくお前、あそこまで堂々と声を上げたな(笑)」


高木「それな。いくらなんでも欲に忠実すぎるだろ(笑)」


志村「は??うるせーよ。お前らだって望んでることだろうが!!」


加藤「まあな(笑) できたら最高だよな(笑)」


高木「ま、とりあえず残りのメンバーを探そうぜ」


志村「まだ部屋のメンバー組んでない人ー!!」


出木杉「はーーい!!」


北野「はーーい!!」


加藤「…………………」


高木「…………………」


志村「…………………」


志村「えっと、誰かいませんかー??」


出木杉「はーーい!!」


北野「はーーい!!」


加藤「…………………」


高木「…………………」


志村「…………………」


志村「誰かいませんかー??」


出木杉「おい!!さっきから手を挙げてるだろうが!!」


北野「俺達がいるっつーの!!無視すんな!!」


加藤「したくもなるわ!!」


高木「なんでお前らしかいねえんだよ!!」


志村「お前らだったらいなくてもいいわ!!」


出木杉「なんてことを言うんだ!!」


北野「そーだそーだ!!余ってるお前らのために、俺らが入ってあげようとしてるんだぞ!?」


志村「いや、余ってるのはお前らだろうが!!」


志村「大体、出木杉はボッチだから置いといて、北野は森田と杉本はどうした!!」


出木杉「置いとくな!!」


北野「いや、それが…」


~ホームルーム前~


北野「おい森田と杉本!!修学旅行、一緒の部屋にしようぜ!!」


森田「あ、ゴメン。僕もう別の人と組んじゃった(笑)」


北野「は??」


杉本「すまんでござる。拙者も他のオタク友達と組んでしまったでござる…」


北野「はああ!?杉本まで!?」


北野「お、俺もそのグループに入れないかな…??」


杉本「すまんでござる。拙者のグループはもう人数がいっぱいでござる…」


北野「森田のグループは!?」


森田「ごめん。同じ部屋の人が、北野君は入れたくないって(笑)」


北野「え!?嫌われてんの俺!?」


森田「北野君だけは絶対無理。死んでも入れたくないって言ってた」


北野「どんだけ嫌われてんだよ!!俺なんかした!?」


森田「まあ、ウザすぎるからじゃない??(笑)」


北野「もういいわ!!お前らなんていなくても、他にも友達いっぱいいるし!!」


~回想終了~


加藤・高木・志村「「「全然いねえじゃねーか!!」」」


加藤「それで俺達の元に来るなんて…最悪だわ!!」


高木「俺達を友達の枠に入れてんじゃねえ!!」


北野「なんで!?大親友じゃん!!」


高木「それは志村だけだろ!!」


志村「俺もチゲえわ!!勝手に追加すんな!!」


出木杉「まあなんにせよ、もう余りは僕達しかいないから」


北野「そうそう。俺達をメンバーに入れざるを得ないよ??」


加藤「お前ら、それでいいのか!?」


高木「プライドはねえの!?」


志村「嫌すぎるなあ…コイツらと同室…」


北野「そこまで言う!?」


志村「だってお前らと組むと、ロクなこと起きねえもん」


出木杉「お前ら大問題児がそれを言うか!!」


碇矢先生「じゃ、今いるメンバーで決定な」


加藤「え、ちょ、待って!!」


碇矢先生「オイオイ。どーせもう他にいないんだ。決定せざるを得ないだろ??」


加藤「まあ、そーですけど…」


高木「ハア…終わった…」


志村「最悪の修学旅行だ…」


加藤「せめて、観光地をまわる時は、新垣さんたちと回ろうぜ…」


高木「そうだな…それだけが唯一の救いだ…」


志村「早めに声をかけておこう」


加藤「早くしないと先約が入りそうだしな」


志村「というわけで高木、新垣さんに声かけておいてくれ」


加藤「よろしく頼む」


高木「なんで俺が!?お前らでやれよ!!」


加藤「できるわけねえだろうが!!」


志村「そうだよ!!俺達があの女神としゃべれるわけねえだろ!?」


高木「じゃあ一緒に回っても意味ねえだろうが!!」


加藤・志村「「確かに!!」」




高木「とりあえず、声はかけといた」


加藤・志村「「おおおおおおおおお!!!!」」


高木「ただ、いつも通りあの2人も一緒だろうな(笑)」


加藤「まあ、それは仕方ない」


志村「新垣さんもそっちの方がいいだろう」


~修学旅行当日~


碇矢先生「じゃあ、みんな(そろ)ったらバスに乗り込むぞ。席は自由だ」


加藤「よっしゃあ!!」


志村「おい加藤。隣座ろうぜ(笑)」


加藤「そうだな。高木をボッチにしよう(笑)」


高木「おーす」


加藤「おっす(笑)」


志村「残念だったな高木。俺と加藤はもう組んじまったぜ(笑)」


高木「うわ、マジか(笑) どーしよ」


加藤「もう北野か出木杉と組むしかないぜ?(笑)」


志村「それな。残念だったな(笑)」


高木「その2人だけは流石にいやだなあ…(笑)」


加藤「ドンマイだな(笑)」


志村「北野の大親友枠はお前にやるわ(笑)」


高木「おう新垣。バスの席ってまだ組んでない??隣って空いてたりする??」


新垣「全然大丈夫だよ。まだ誰とも約束してない」


高木「マジで!?じゃあ隣になろうぜ!!」


新垣「いいよ!」


加藤・志村「「はああああああああ!?!?」」


高木「うお、ビックリした…」


新垣「どーしたの…?2人とも…」


加藤「新垣さん!!そのクズは、もう既に北野と組んでます!!」


志村「そうです!!ソイツには先約がいるんです!!」


高木「なに言ってんだお前ら!?」


新垣「え?そうなの?高木君…」


高木「いや全然違うけど(笑) そもそもいたら新垣のこと誘わねえだろ(笑)」


加藤「やかましい!!お前の隣は北野だ!!」


志村「そーだそーだ!!それは確定だ!!」


高木「やかましいゴミどもだなあ…そんなに言うなら、俺の席代わってやろうか??(笑)」


加藤・志村「「マジで!?」」


加藤「俺が代わる俺が代わる!!」


志村「いーや俺だ俺だ俺だ!!」


加藤「ちょうどこんなクズの隣は嫌だと思ってたんだよ!!頼む代わってくれ!!」


志村「それはこっちのセリフだ!!お前みたいなみすぼらしいゴミの隣なんて願い下げだ!!」


高木「惨めな争いだなあ…(笑)」


北野「???」


北野「なんだ?俺を呼んだ声がしたが…」


新垣「あ、北野君だ。北野君は、バスで高木君の隣の席を約束してるの??」


北野「え!?新垣しゃん!?そんなことしてないでしゅよ!?俺の隣は、絶賛空いておりましゅ!!」


新垣「え!?ホント!?良かった~」


北野(あ、新垣さん…そ、そんなに俺の隣に座りたかったのか…昨日、森田とか杉本と約束しなくて良かったー。いやー、ようやく俺にも春が訪れt)

新垣「高木君!!やっぱり2人の勘違いだったみたい!!」


高木「だろ??またアイツらの悪巧みだよ(笑)」


新垣「そうなんだ!!本当に3人は仲良いね!!(笑)」


高木「ただの腐れ縁だよ(笑)」


北野(まさか新垣さんが俺を狙っていただなんて…まあ後夜祭の俺の演奏、クソカッコよかったもんなー。そりゃ惚れざるを得ないわ、イケメンの俺がイケメンの演奏してたらさ、そりゃまあ、みんなハートを射抜かれt)

碇矢先生「じゃ、全員バスに乗り込んだかー??」


北野「え、ちょ、ま」


碇矢先生「なんだ北野。何をボケっとしてる。早く乗れ」


北野「えええ!?あ、新垣さんは!?」


碇矢先生「新垣ならもうとっくに乗ってるぞ」


北野「え!?新垣さんの隣の席って…」


碇矢先生「もうとっくに埋まってる。空いてる席は、俺の隣だけだ。ほれさっさと座れ」


北野「ガーーーーーン…」


~続く~

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