表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/140

合コンも数撃ちゃ当たると信じてる

~放課後~


志村「なあ加藤」


加藤「はあ?何?」


志村「俺達って、いつまで彼女ができねえんだ…??」


加藤「知らん。もうどーでもいい…」


志村「大丈夫かお前!?一体どうした!?」


加藤「俺はもう、女性に絶望した…」


志村「なんだ。またフラレたのか(笑)」


加藤「マジでひでえ目にあった…もう恋愛なんてコリゴリだぜ…」


志村「お前それ、経験したことがあるやつが言うセリフだからな!?」


加藤「もう恋なんてしないなんて、言わないよ絶対ー」


志村「だから、それも「失恋」ソングだってば。お前まだ、一度も「恋を失う」までに至ってないから。得られてすらいないから」


加藤「だからとりあえずまあ、しばらく恋愛関係の話はいーや。モチベが上がらん」


志村「あっそう(笑) そもそもお前の元には、そういう話来ないから大丈夫(笑)」


高木「おい加藤と志村」


加藤「なんだよ」


高木「なんか、俺の元カノの友達が、俺と合コンしたいらしいんだけどs」

加藤「行く行く行く行く行く行く行く!!」


志村「おい!!さっきの話は何だったんだ!?」


加藤「じゃあお前は行かないの??」


志村「行く行く行く行く行く行く行く!!」


高木「……やっぱ他の人誘うわ(笑)」


加藤「オイふざけんな!!俺は行く絶対行くから!!」


高木「だってお前ら、なんか粗相しそうだからな…(笑)」


加藤「しないしない!めっちゃいい子にしてる!!」


志村「静かに大人しく待ってる!!」


高木「小学生か!!」


加藤「あ、志村。お前は別に来なくていいぞ??邪魔なだけだし(笑)」


志村「は?お前こそ「もう恋愛にゃんてコリゴリ」なんだろ??(笑)」


加藤「は??」


志村「あ??」


加藤「やるかコラ」


志村「こっちのセリフだコラ」


高木「さて、他の奴を誘ってくるか…(笑)」


加藤・志村「「お願いします!!靴でもなんでも舐めます!!」」


高木「いえ結構です。むしろ汚いからやめろ」


加藤「はあ!?だった舐めまくってやるぜ!!」


志村「レロレロレロレロ」


高木「おいバカ!!やめろ!!わかった、わかったから!!連れてくから!!」


加藤・志村「「イエーーーイ!!」」


高木「別の場所教えようかな…」


~合コン当日~


加藤「はははははは始めまして!!かかかか加藤と申しましゅ!!」


志村「こここここここんにちは!!しししし志村と申しましゅ!!」


ギャル1「えー??何この2人、めっちゃ面白ーい」


ギャル2「かわいー(笑)」


加藤・志村「「グヘヘヘヘヘヘヘヘ…」」


高木(相変わらずクソ気持ち悪いな…)


加藤(おい、あのギャル2人に挟まれてる物静かな子、バチクソ可愛いぞ??)


志村(あれはヤバイ。女優レベルだ…)


加藤(そんな女が、何でここに??)


志村(そんなこと知るか。それより、俺はあの子を狙うことにする)


加藤(いや。それは俺の役目だ)


高木(バカかお前ら。女子とマトモにしゃべれない雑魚2匹はすっこんでろ。俺が狙う)


加藤・志村((ああん!?))


ギャル1「ねえねえ高木君。何頼む??」


高木「うーーんそうだなあ…」


加藤「俺はこの、キャラメルプリンサイキョーアマアママキアートフラペチーノを頼む」


志村「俺はロ-リングサンダーミラクルシネシネゲキマズフラペチーノを頼む」


ギャル1「あ、そう。どうぞどうぞ」


加藤・志村「「え??」」


ギャル2「アタシ、高木君に合わせよー!!」


ギャル1「えー??ずるーい!!アタシも!!」


高木「おいおい。マネするなよ(笑)」


加藤・志村「「イライライライライラ」」


高木「あ、そういえばさ。この前面白いことがあったんだけど、電車内でマスク着けてた酔っ払いがさ、マスクの中にゲロぶちまけたの!!それでその後、一言「クッッサ!!」って言って電車を飛び出していったわけ。そりゃそうだ(笑)」


ギャル1・2「「あはははははは!!」」


加藤「俺も面白いことあったわ!!一昨日、ゲームしながら歩いてるバカがさ、電車とホームの隙間に落ちかけて、みんなに助けられたんだけどゲームやめなくて、それで降りるときn」

ギャル1「あーまた落ちたって話??」


加藤「え??」


ギャル1「その人、また落ちたんでしょ??(笑)」


加藤「え、あ、はい…」


ギャル2「え??終わり??」


加藤「いや、まあ、そりゃ…」


ギャル1「あ、そう」


ギャル2「なーんだ」


加藤「…………………」


志村「…………………」


高木「今のはちょっと可哀想…(笑)」


志村「じゃ、じゃあ俺も盛り上がる話するわ!!」


ギャル1「どうぞ」


志村「実はこの前、鼻クソ取ろうとしたら鼻毛が絡まってマジでいt」

ギャル1「あ、もういいです」


ギャル2「聞きたくない」


志村「え、あ、はい…」


加藤「…………………」


志村「…………………」


ギャル1「…………………」


ギャル2「…………………」


高木「おい。どうしてくれんだ。この空気(笑)」


加藤「そろそろ、別の場所に移動しようぜ…」


志村「そうだな…」


ギャル1「じゃ、カラオケいこー!!」


加藤・志村・ギャル2「「「イエーーーイ!!」」」


高木「あ、俺今日、家で飯作らなきゃいけねえんだった。だから帰るわ」


加藤「あーそうなんだ。じゃあな高木(笑)」


志村「残念残念誠に残念。さよならー(笑)」


ギャル1「あ、そう。なら解散する??」


ギャル2「そうね。そうしよっか」


加藤・志村「「ダニィ!?!?」」


加藤「な、なんで!?」


ギャル1「いやだって、高木くん可哀想じゃん」


志村「は??」


ギャル1「高木君、カラオケ好きなのに行けないの可哀想だから、また別の機会に行こうかなって」


ギャル2「そうそう。それに高木君いないとぶち上らないし」


加藤「おい高木!!絶対に残れるよな!?」


志村「予定なんてないよな!?あるわけねえよな!?」


高木「お前ら、さっきまで帰らせようとしてなかった!?」


加藤「冗談だよ冗談。俺達がそんなことするわけねえだろ!?」


高木「ま、なんにせよ帰るわ(笑)」


加藤「ふざけんなテメエ!!〇してでもお前を止める!!」


高木「大袈裟すぎんだろ!!」


堀北「あの、私も、高木君には残って欲しいなーって…」


加藤(真ん中のバチクソカワイイ女子!?)


志村(初めてしゃべった!?)


高木「あ、そう?じゃあ残ろっかなー(笑)」


堀北「ホント!?嬉しい!!」


ギャル1「やったー!!じゃあカラオケ行こ!!」


加藤・志村・ギャル2「「「イエーーーイ!!!」」」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


高木「じゃあ早速、YOHUKASIの「朝に歩く」を歌うわ」


ギャル1「キャー!!高木君歌うまーい!!」


ギャル2「カッコイイー!!」


加藤「…………………」


志村「…………………」


加藤「よし!!次は俺が、Official脱毛男dismの「スマイルアダルト」を歌うぜ!!」


ギャル1「え??何その曲」


ギャル2「私知らない」


加藤「ええ!?噓だろ!?」


志村「ホントにコイツは選曲のセンスがねえなあ…演奏停止で(笑)」


加藤「おいテメエ!!何してくれとんじゃボケが!!」


志村「お前はすっこんでな。俺に任せろ」


志村「よしみんな!!銀爆の「男々しくて」を歌うぞ!!ブチ上がろうぜ!!」


ギャル1「え??何それ」


ギャル2「私知らない」


志村「はあ!?噓だろ!?」


ギャル1「ジェネレーションギャップだね」


加藤・志村「「同学年だわ!!」」


高木「じゃ、俺は厳里の「ずぶ濡れフラワー」歌うわ」


加藤「いや、マジでなんだその歌!?」


志村「てか厳里って誰だよ!!」


ギャル1「キャー!!私知ってる!!最高!!」


ギャル2「カッコイイ!!聞きたーい!!」


加藤「…………………」


志村「…………………」


加藤「なら次は俺が、厳里の「スベッテルギウス」を歌うぜ!!」


ギャル1「え??何その歌」


ギャル2「私知らなーい」


加藤「はああ!?さっき厳里知ってただろ!?」


ギャル1「でもこの曲は知らないわ」


ギャル2「知らないから、ケータイいじろ」カチカチ


加藤「イライライライライラ」


志村「じゃあ俺が、ラブみょんの「マリーの黄金」を歌ってやる!!」


ギャル1「私この歌嫌い」


ギャル2「私この歌手嫌い」


志村「なんてこと言うんだコイツら!?」


加藤「なら俺が麦津玄師の「柑橘」を歌ってやる!!」


ギャル1「知らなーい」


ギャル2「聞いたことない」


加藤「ヤバすぎだろ!?マジで日本人!?」


高木「よし。そしたら次、マニアックな曲歌うわ」


ギャル1「えー??何何??」


ギャル2「超楽しみ!!」


高木「「最強無敵・皆殺(みなごろし)ブラザーズ」の「アゲアゲ☆ファイティングスーパーロック」だ」


加藤「まったく知らねえ!!」


志村「曲名もバンド名もだっさ!!」


ギャル1「知ってる!!この曲、カッコイイよね!!」


ギャル2「めっちゃバイブスぶちあがるわー!!」


加藤・志村「「はあああああああ!?」」


加藤「おいテメエら、いい加減にしろ!!」


志村「さっきから、高木に合わせてるだけじゃねえか!!」


ギャル1・2「「え??」」


加藤「これは合コンなんだぞ!?俺達にも構いやがれ!!」


志村「そーだそーだ!!俺達をないがしろにすんな!!」


高木「ツッコミが残念すぎる!!」


ギャル1「いやだって…ねえ?」


ギャル2「アナタ達、魅力0だし…」


加藤・志村「「〇すぞ!?」」


加藤「どこが0なんだよ!!こんなにオシャレで面白いだろうが!!」


ギャル1「自分で言ってる時点でもうダメ」


志村「ホントだよ!!俺達は校内イケメンランキング285位と365位の実力があるんだぞ!?」


ギャル2「売りにならねえよ!!」


加藤「大体、俺達から言わせれば、お前らだって魅力0だからな??(笑)」


志村「確かに。それは間違いない(笑)」


ギャル1・2「「ぬワンですってエエエエエエ!?!?」」


志村「性格は腐りきってるし、マジでウザいし、人を見る目ないし…」


ギャル1「マジでキレたわ。くたばれこのブサイク!!」


志村「なんだと!?お前こそ◯ねこのブス!!」


ギャル1「誰がブスだ!!このブサブサブタ野郎!!」


志村「黙りやがれ!!このメ◯豚ブヒブヒ女!!」


ギャル1「ブサブサバーカ!!」


志村「ブスブスバーカ!!」


加藤・高木・ギャル2「「「小学生か!!!」」」


志村「ムキイイイイイイ!!」


ギャル1「ウキイイイイイイ!!」


志村「もう帰るわボケが!!」


ギャル1「こっちのセリフじゃボケが!!」


志村「とっとと帰りやがれクソが!!」


ギャル1「あー言われんでも帰ってやるわクソが!!」


志村「バーカバーカ!!」


ギャル1「アーホアーホ!!」


志村「ドージドージ!!」


ギャル1「マヌケマヌケ!!」


志村「ウ◯コウ◯コ!!」


高木「口ゲンカが低レベルすぎるだろ!!」


堀北「あの、もうなんかギスギスしてるし、一旦解散しませんか…?」


高木「そうだな。俺が人選をミスったわ…すまん。一旦解散しようか」


加藤・志村・ギャル1・2「「「「はーーーーい………」」」」 




高木「じゃあ、まあ、お疲れ(笑)」


堀北「お疲れ様です」


加藤「お疲れー」


ギャル2「おつかれさま」


志村「テメエなんざ2度と顔も見たくねえ!!」


ギャル1「こっちのセリフだクソハゲ野郎!!」


志村「誰がハゲだ!!早く失せろ!!」


ギャル1「なんだと!?お前こそ消えろ!!」


志村「消えてやるわボケカスが!!」


ギャル1「じゃ、高木君、私達は3次会しましょ♡」


ギャル2「そうそう。私達だけで♡」


加藤・志村「「ダニィ!?」」


高木「そうね。今さっきこの後集まろうって、堀北さんと話してたところ」


堀北「高木さんと、もう少し過ごしたいです」


高木「そう??嬉しいわ(笑)」


加藤・志村「「イライライライラ」」


ギャル1「もちろんのことだけど…」


ギャル2「アンタ達は、ぜっったい来ないでね♡」


加藤「…………………」


志村「…………………」


加藤「なんなんだ!!このゴミクズ合コンは!!」


志村「参加する価値がねえ!!」


加藤「てかもう絶対、次は高木を連れてこねえ!!」


志村「ホントだよ!!毎回毎回アイツしかいい思いしてねえじゃねえか!!」


加藤「アイツ、あの真ん中のクソカワイイ子が誘った瞬間、鼻の下伸ばして予定を変更しやがった!!」


志村「それな。当初はカラオケすら乗り気じゃなかったのに!!」


加藤「あの面食いイケメン野郎!!ガチで腹立つわ!!」


志村「ホントだよ!!あのギャル2人も、ガチでウザかったし!!」


加藤「ホントそれ!!あんな奴ら、マジで2度と会いたくねえから!!」


志村「俺達をバカにしやがって!!絶対に許さねえから!!」


加藤「それな!!あんな奴ら、こっちから願い下げじゃボケが!!」


ヒュポッ


加藤「うん?なんか高木からLINE来た…」


志村「なになに??「加藤だけだったら、3次会来てもいいらしい(笑)」だと…??」


加藤「…………………」


志村「なんだあのクソ女ども!?絶対に許さねえ!!」


加藤「…………………」


志村「絶対行かねえよな加藤!?あんなクソ女のとこなんt」

加藤「行きます行きます今すぐ行きますうウウウウウウ!!」


志村「おい!!さっきの話は何だったんだ!?」


~完~

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ