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芸人とか、やれてるだけでスゴイ その3

15000字以上の超大作になってしまった…マジで時間かかった…(笑)


バラバラに投稿しようとも思ったんですが、1つにまとめました。

長すぎる等のご要望ありましたらお願いします。

プロデューサー「おいお前ら。今度は「食レポ」をするのはどうだ??」


加藤「マジで!?ありだな!!」


志村「タダ働きから解放されるなら何でもいい」


プロデューサー「今回はスポンサーが、ギャラも出してくれるらしい」


加藤「マジで!?無料で飯食えて金ももらえて最高やん!!」


志村「神だ!!高級料理が無料で食えて金ももらえる!!」


プロデューサー「いや、飯代は自腹だけど(笑)」


加藤・志村「「は??」」


プロデューサー「俺達みたいな深夜のゴミ番組に、食費を出すほどの金銭的余裕があるわけねえだろ?常識的に考えろ」


加藤「いや、そっちこそ俺達を何だと思ってんだ!?」


志村「ギャラは払えねえし、飯代はケチるし。こんな番組があってたまるか!!」


プロデューサー「冗談冗談(笑) 流石に飯代くらいはこっちで出すよ(笑)」


加藤「なんだ、脅かしやがって…」


志村「流石にな。腐ってもテレビだもんな」


プロデューサー「でもまあ、高級料理の食レポとかではないからな」


加藤「まあ、それはしゃーないな…」


志村「で、何を食えばいいんだ??」


プロデューサー「これだ。新作カップ麺」


加藤・志村「「は??」」


プロデューサー「これのレビューをしてくれ。」


加藤「え?これだけ?」


プロデューサー「あと新作カップ焼きそば」


加藤「なんで全部カップ麵なんだよ!!」


志村「せめて、もっと高いもん食レポさせろ!!」


プロデューサー「ギャーギャーうるさいな。三流芸人は、まずはカスみたいな仕事から始めるんだよ。高級料理の食レポなんざ100年早い」


加藤「三流芸人!?」


志村「カスみたいな仕事とか言っちゃったよ!!」


プロデューサー「とりあえず、食って美味いって言え。それでお前達の仕事は達成だ」


加藤「まあ、それくらいで金もらえるなら…」


志村「確かに。いくらでも美味く食べてやるよ」


プロデューサー「よく言った。あそこでスポンサーの社長も見ているからな。絶対に口が裂けても「マズい」とか抜かすんじゃないぞ??マジで東京湾に沈めるからな」


加藤「え??俺達、今ヤ〇ザと会話してる??」


志村「で、何を食えばいいんだ??早くくれよ」


プロデューサー「すまんすまん。これだ」


カップラーメン 豚の耳クソ味


カップ焼きそば 牛の鼻クソ味


加藤「は??食べる前から超マズそうなんだけど…」


志村「え??ドッキリとか仕掛けられてる??」


プロデューサー「いや??ガチであの会社の新商品だけど??」


加藤「だとしたら、あの社長マジで頭とち狂ってる??」


志村「頭どっかで打った?正気じゃないよ?この味は…」


プロデューサー「今回は、だいぶ挑戦したらしい。攻め過ぎたと言っていた」


加藤「いや、もはやそんなレベルの話じゃねえわ!!」


志村「鼻クソとか耳クソとか、誰が食いたいと思うよ!?」


プロデューサー「豚の方が牛より汚いイメージがあり、また鼻クソは耳クソより汚いというイメージがある。そこで「豚」の「耳クソ」、「牛」の「鼻クソ」とすることで、2つの商品の「汚さ」「汚物感」を揃えた所がポイントらしいぞ」


加藤「そんなゴミみたいなポイントを解説すな!!」


志村「「汚物感」なんて意識してんじゃねえ!!最初に取り除け!!」


プロデューサー「まあ、とりあえず食べてみてくれ」


加藤・志村「「絶対嫌だ」」


プロデューサー「いいから食え!!ギャラが欲しいだろ!?それに将来、出世したいんだろ!?」


加藤「まあ、それはそうだけども…嫌すぎる」


志村「確かに!!それにMC芸人になるためには、下積みも必要だ!!」


プロデューサー「いいか?超うまそうに食えよ?そこにスポンサーの社長がいるからな?めっちゃ見てるからな??」


加藤「うわ、(にお)いキッッツ…マジで無理だわ…」


志村「じゃ、いただきまーす」


ズルルルルル…


加藤「え??」


志村「うん??なに??」


加藤「いや、よく平然と食えるなお前…(笑)」


志村「お前さあ、俺は普段から雑草とか食ってる男だぞ??この程度のゲテモノ、覚悟を決めれば余裕で食えるんだわ(笑)」


加藤「強い!!なんかカッコイイ!!」


志村「これを美味いって言えばいいんだろ?余裕余ゆオエエエエエエエエエエ!!」


加藤「雑草で鍛えられてる奴が、吐いた!?」


志村「まっずううううう!!超絶クソまず!!」


加藤「あの志村が、食べ物をマズイって言うなんて!?」


志村「まっず!!マジで何これ!?生ゴミ以下の味だ!!普段雑草ばっか食べてる俺に、舌がバグってる俺に、マズいって言わせるのある意味すごいぞ!?ゴミクズを作る才能があるわ!!」


加藤「商品の悪口が止まらねえ!!」


プロデューサー「おい!!カメラを止めろ!!」


スタッフ「はい」


プロデューサー「何してんだお前ら!?スポンサーの顔を見ろ!!鬼の形相だぞ!?」


志村「マジで無理。この世で一番マズイ…オエエエエエ…」


プロデューサー「バカ野郎!!スポンサーを怒らせてどーすんだ!?」


加藤「いや、しょーがねえだろ(笑)」


志村「あまりにも、商品が激マズだったから…」


プロデューサー「どーでもいいんだよ!!美味くてもマズくても、美味いふりをしろ!!」


加藤・志村「「無茶言うな!!」」


加藤「こんなもん、人間が食うレベルじゃねえぞ!?」


志村「ホントだよ!!味でわかるだろ!?豚の耳クソ味だぞ!?」


プロデューサー「あのなあ、あの社長はゲテモノ好きなんだよ。普段からムカデとかゲジゲジとかミミズとか、平気で食べるような人なんだ」


加藤「そんな奴に商品を開発させんな!!」


プロデューサー「聞いた話によると、豚の耳クソも牛の鼻クソも自分で実物を食べて味を調べて、自分自身で商品開発に携わったらしい(笑)」


加藤「驚異のモチベーション!!やる気だけはスゴイ!!」


志村「だけど間違えてる!!努力の方向性を間違えてる!!」


プロデューサー「いいか!?とりあえずスポンサーには媚を売れ!!売って売って売りまくれ!!そうしたら、億万長者MC芸人への道が開ける!!」


加藤・志村「「おおおおおおおおおおおお!!」」


加藤「プロデューサー!!俺頑張ります!!」


志村「全力で媚を売っていきます!!靴でもなんでもペロペロします!!」


プロデューサー「よく言った、その意気だ!!」


ズルルルルルルルル


志村「オエエエエエエウメエエエエエエエ!!」


加藤「吐きながら食べてる!?スゲエ!!」


志村「サイコオオオオオオロロロロロロロ!!」


加藤「命を削ってるじゃねえか!!」


社長「そうかそうか。ゲロ吐くほど美味いかね!!」


加藤「スーパーポジティブシンキング!!」


プロデューサー「ほら加藤。お前もやらないと」


加藤「え??絶対嫌なんだが…(笑)」


プロデューサー「いいのか??これをすれば大金が得られるのに…」


加藤「それって、何円くらい??」


プロデューサー「まあ、ざっと数えて10万円くらいかな」


加藤「マジで!?これを食って美味いって言うだけで!?」


プロデューサー「ああ。あの社長がそう言ってくださっている」


加藤「なんなんだあのおっさんは!?ゲテモノの伝道師!?」


プロデューサー「ゲテモノでみんなが悶えているところを見るのが趣味らしい」


加藤「ただのゴミクズじゃねえか!!本当にロクな奴がいねえ!!」


志村「うるせえ!!さっさと食え!!」


ズドン!!モゴモゴ…


加藤「オエエエエエエエエエエマズウウウウウウメエエエエエ!!」


志村「よく言った!!社長、加藤が「これ超美味い」って言ってますよ!?」


プロデューサー「間違いない。涙とゲロが出るほど美味いらしいです!!社長!!」


社長「うんうん、素晴らしいね。良い映像が取れそうだ」


加藤「オエエエエエエウメエエエエエ!!」


志村「マズウウウウウウメエエエエエ!!」


~30分後~


加藤「あれ?なんか本当に美味く感じてきたわ(笑)」


志村「俺もだわ。なんかクセになってきた(笑)」


加藤・志村「「おかわりください!!」」


プロデューサー「正気かお前ら!?」


加藤「なんかさ、昔食べた自分の鼻クソの味を思い出すんだよな」


プロデューサー「鼻クソを、そんな「思い出の味」みたいに言うな!!」


志村「わかる。落葉とムカデの炒め物みたいな懐かしい味がするんだよな」


プロデューサー「食べたことあんの!?それ!!」


社長「素晴らしいよ君達!!最高の宣伝効果だ!!」


~次の日~


「えー、次のニュースです。ゲテモノ商品を販売しているGOMI株式会社が、新商品の大炎上と経営不振により倒産しました」


加藤・志村「「は……??」」


「最低最悪のゴミクズカップ麵を世に出した、という話で大炎上し、全国各地で不買運動が起こる程の大問題となりました」


加藤「いやまあ、それは事実だけど…」


志村「あれ食べた後に雑草食べたら、美味すぎて涙出たもん」


「さらに「美味しい」と言って宣伝していた芸人や俳優にも批判が集まる形となりました」


加藤・志村「「え??」」


プロデューサー「おい加藤と志村。大変だ。お前達のアカウントが大炎上している」


加藤・志村「「ええ!?!?」」


プロデューサー「悪口が書かれまくっているぞ。「噓つきクズ芸人」「平然と人を騙す最低のクズ」「ヤラセ芸人」「一生見たくない」「早く死ね」「芸能界から消え失せろ」「完璧美少女のアタシを差し置いて芸能界に入るな」など、いっぱい批判が届いてるぞ」


加藤「1人、聞き覚えのある奴のコメントがあるな(笑)」


志村「それな。見当違いの批判があったぞ(笑)」


プロデューサー「まあ、無名よりは炎上してた方がマシか(笑)」


加藤・志村「「そんなわけあるか!!」」


~1週間後~


プロデューサー「おい2人とも。次の番組の構成なんだが…」


加藤「もういいです。俺達、アンタとは組みません」


プロデューサー「はあ!?なんでだよ!!」


加藤「なんでだよ!!じゃねえよ!!アンタ、毎回毎回俺達のギャラを潰して、ロクでもないクソゲストしか連れてこねえじゃねえか!!」


志村「前回なんて、胡散臭いゴミ社長を連れて来て、俺達まで飛び火することになったし!!」


プロデューサー「いや、おかげでちょっと有名になれたやん(笑)」


加藤「その代償として好感度も下がったんだよ!!」


志村「本当だよ!!気づいたらネットで「人間の屑芸人」とか呼ばれてんだぞ!?」


プロデューサー「ギャハハハハハハ!!」


加藤・志村「「笑い事じゃねえ!!」」


加藤「こんな最低のクソプロデューサーとは、もう仕事したくありません」


志村「それな。迷惑はかけるわ結果は出さねえわ。もう愛想尽きたわ」


プロデューサー「おいおい後悔するぞ??次こそはうまくやるから落ち着け!!」


加藤「それ、一体何度聞いたか!!」


志村「もう信用できねえんだよ!!」


プロデューサー「残念だなあ。次の特別ゲストと共演すれば、あの超有名長寿番組「ネプリーグ」に無条件で参加できるって言うのに…(笑)」


加藤・志村「「ダニィ!?!?」」


加藤「あの、超有名番組「ネプリーグ」!?」


志村「長寿クイズ番組「ネプリーグ」に!?」


プロデューサー「そうだ。その手はずも整えた(笑)」


加藤「マジで!?超有能やん!!」


志村「いや、加藤落ち着け。コイツのことだ。怪しいぞ」


加藤「確かに。信用できねえからな」


プロデューサー「あーそう。別に出たくないならいいんだよ?断ってもらっても(笑)」


加藤・志村「「お願いします!!」」


プロデューサー「よろしい」


加藤「おい、今度こそゴールデンタイムで番組出れるかもな!?」


志村「俺達の勇姿を、ついにお茶の間に届けられるかも!?」


加藤・志村「「イエーーイ!!」」


~帰宅後、加藤家~


加藤「クックックックック…」ニヤニヤ


加藤父「何をニヤニヤしてんだ?コイツ…」


加藤母「さあ…?昨日からずっとこうなのよ…」


加藤妹「兄貴、キモいんだけど…」


加藤「聞いて驚くなよ?俺もついに、超有名人の仲間入りだぜ!!」


父・母・妹「「「は???」」」


加藤「あの超有名クイズ番組「ネ〇リーグ」に俺が出て、大活躍するんだぜ!!いえええええええい!!フォーーーーー!!」


父「えーと、頭でも打ったか??凄まじい妄想だ…」


母「元々頭は心配だったけど、マジで大丈夫??」


妹「夢の続きでも見てんの??そろそろ目を覚ませ」


加藤「信じてないな貴様ら。まあいい。来週・再来週の放送を楽しみに待っているがいい!!」


父「たとえ億が一出れたとしても、どうせ放送事故だろ(笑)」


加藤「やかましい!!」


~帰宅後、志村家~


志村「クックックックック…」ニヤニヤ


志村父「何をニヤニヤしてんだ?コイツ…」


志村母「さあ…?昨日からずっとこうなのよ…」


父「まあ、ケンジが頭イカれてるのはいつも通りか」


志村「息子にかける言葉がそれか!?」


父「じゃあなんだよ?」


志村「聞いて驚くなよ?俺もついに、超有名人の仲間入りだぜ!!」


父・母・姉「「「は??」」」


志村「あの超有名クイズ番組「ネプリーグ」に俺が出て、大活躍するんだぜ!!いえええええええい!!フォーーーーー!!」


父「えーと、頭でも打ったかコイツ…??」


姉「元々頭は心配だったけど、マジで大丈夫??」


母「うちの息子、妄想癖とかあったっけ??」


志村「妄想じゃねえ!!事実だ!!」


母「これは重症ね…」


姉「病院連れてく??」


父「もし噓だったら、1000円払えよ??」


志村「あー上等だよ。噓だったら1万円でも払ってやるよ!!その代わり、俺が本当に出てたら1万円よこせしやがれ!!」


父「どうやら本当の話っぽいな(笑)」


母「そうね」


志村「だからそう言ってるだろうが!!」


姉「今ので信じるの!?」


父「志村家は、金に関することでは噓がつけないんだ」


姉「そんな誓約あったんだ!?」


父「で、ギャラはいくらもらえるんだ??1時間10万円くらいもらえるのか!?」


志村「アンタは本当にそればっかだな!!俺もそうだけど!!」


~次の日~


プロデューサー「じゃあ今日は、予告通りクイズ番組やるぞ!!」


加藤・志村「「イエーーイ!!」」


プロデューサー「なんと、生放送だぜ!!」


加藤「マジで!?」


志村「なんのために!?」


プロデューサー「なんか今回の特別ゲストが、不正を疑われたくないからできるだけ生放送でやりたいとかほざいてきたから…」


加藤「なんか今回のゲスト、マトモそう!!」


志村「いったい誰だろう!?期待!!」


〜番組開始〜


司会「さあ始まりました!!特別クイズ番組「ゲップリーグ」!!」


加藤「なんだこの番組!?」


志村「ネプリーグのパクリじゃねえか!!」


司会「皆さんおわかりだとは思いますが、この番組では問題に正解できなかった場合、汚らしいゲップを皆様の前で披露していただきます」


加藤「何その罰ゲーム!?普通に嫌なんだけど!?」


司会「そしてそのために、炭酸飲料も大量に用意しています!!」


加藤「いや準備良すぎだろ!!そんなことに金掛けんな!!」


志村「え!?てことは、炭酸飲料飲み放題ってこと!?」


加藤「どこに食いついてんだ!!」


志村「よし。いっぱい間違えよう」


加藤「どんなモチベで臨んでんの!?」


志村「爪痕を残すためにも、いっぱい間違えた方がいいだろ(笑)」


加藤「まあどちらにせよ、お前は間違えるだろうがな(笑)」


志村「なんだと!?」


司会「さあここで、あの大人気クイズ女王の登場です!!」


加藤「え…まさか…」


志村「え!?あの有名人!?」


司会「どうぞ!!あの天才お笑い芸人、阿玉(あたま) 井伊代(いいよ)さん!!」


加藤・志村「「おおおおおおおおおおおお!!」」


加藤「マジか!!あのクイズ女王、阿玉さんが来るなんて!!」


志村「マジであの速押し決戦、激アツだったなー」


司会「さあ今日も、一体どのような戦いが繰り広げられるのか!?楽しみです!!」


加藤「どんだけ頭いいんだろうな??」


志村「それな。生で見れるの最高だわ!!」


阿玉「はいどーもー。クイズの天才、阿玉でーす。今日も解きまくっちゃいまーす」


加藤「出たー!!」


志村「やっぱオーラがチゲえな。超頭良さそう!!」


司会「ではでは、クイズの女王には大変失礼ですが、挨拶代わりの練習問題といきましょう!!パンはパンでも、食べられないパンは!?」


加藤「いや簡単すぎるだろ!!」


志村「クイズ女王ナメんな!!」


阿玉「…………………」


加藤「ん??」


志村「どうした??」


阿玉「ちょっと。スタッフこっち来て」


加藤「え??」


志村「なんだ??」


阿玉「何この問題。アタシ聞いてないんだけど…」ゴニョゴニョ


スタッフ「いえ?先程阿玉さんに伝えましたけど…」ゴニョゴニョ


阿玉「はあ!?聞いてないわよ!!この部分、後でカットしといてね??」ゴニョゴニョ


スタッフ「いえ。これ生放送ですけど…(笑)」ゴニョゴニョ


阿玉「はああ!?噓でしょ!?」


スタッフ「いえ、ガチです。だからこれもう、放送されてます(笑)」


阿玉「だったら、答え何!?さっさと教えて!!」ゴニョゴニョ


スタッフ「フライパンです」ゴニョゴニョ


「ピンポーン」


司会「はい。阿玉さん」


阿玉「フライパン!!」


司会「正解正解!!いやーいつも通りスゴイ速さですねー。流石は速押しの女王!!」


加藤「いや、どこが!?めちゃくちゃ遅かったじゃん!!」


志村「しかもスタッフになんか聞いてたし!!」


加藤「問題も、俺達でもすぐわかるレベルだったぞ!?」


志村「本当に、天才クイズ女王なのか??」


司会「じゃ、決め台詞お願いしまーす」


阿玉「この私に、解けない問題など存在しない!!正解は、いつも1つ!!」


志村「どの口が言う!?」


加藤「しかも名探偵コナンのパクリじゃねえか!!」


志村「おいプロデューサー!!どういうことだ!?」


プロデューサー「何が??」


志村「本当に天才なのか!?あのオバハンは!!」


加藤「急にクソ失礼だな!?さっきまであんな誉めてたのに!!」


プロデューサー「まあまあ。よく見てなって(笑)」


司会「ゴホン。それでは気を取り直して、最初の問題いきましょう!!第1問、ジンオウg」

「ピンポーン」


司会「はい阿玉さん」


加藤「速すぎだろ!?まだ問題を読み切ってないのに!?」


志村「何の問題かわかってんのか!?」


阿玉「モンスターハンター3rd」


司会「正解です!!スゴイ!!流石の速さです!!」


加藤「し、信じられねえ…」


志村「あんなに速かったら、誰も太刀打ちできねえぞ…??」


司会「では次の問題。高s」

「ピンポーン」


加藤「だから速いって!!」


志村「なんでわかんの!?」


阿玉「ジャッキー・チェン」


加藤「ホントか!?」


司会「はい。大正解です」


加藤・志村「「マジで!?」」


司会「第3問。足g」

「ピンポーン」


司会「はい阿玉さん」


阿玉「野原ひろし」


加藤「だからはええ!!」


志村「何もできねえ!!」


司会「第4m」

「ピンポーン」


加藤「まだ問題にもたどり着いてねえぞ!?」


志村「せめて司会に読ませてあげてくれよ!!」


司会「はい阿玉さん」


阿玉「ドイツ王国ランド」


加藤・志村「「は??」」


司会「正解です!!」


加藤「ホントか!?ホントにあってんのか!?」


志村「問題文が気になるわ!!」


司会「第g」

「ピンポーン」


阿玉「女装したマツモトキヨシ」


司会「正解です!!」


加藤「なんだその問題!?」


志村「おい!!問題を最後まで聞かせろ!!」


「ピンポーン」


加藤「まだ読み始めてもねえ!!」


志村「司会が可哀想だ!!」


阿玉「チンギスハンとフビライハンのBL本」


司会「正解!!」


加藤「だから、どういう問題!?」


「ピンポーン」


阿玉「じゃんけんで100連勝した本田」


「ピンポーン」


阿玉「多目的トイレに住み始めた渡部」


加藤「てかヤッバ!!まだ1問も答えられてねえ!!」


志村「答えるどころか、押せてもいねえ!!」


司会「いやー、相変わらず圧倒的ですね。阿玉さん」


阿玉「いえいえ。私は普段通りクイズを解いてるだけですよ(ドヤ顔)」


司会「いやー、流石はクイズの女王!!」


阿玉「やめてくださいよー。まあ、その通りですけど(ドヤ顔)」


司会「じゃ、CMなので一旦休憩入りまーす」




加藤「す、すっげえ…マジで驚いた…」


志村「名前を知ってはいたけど、まさかここまで答えるのが速いとは…」


プロデューサー「どうだ??すごかっただろ??(笑)」


加藤「はい。ヤバかったっす…」


志村「俺ら、一問も答えられませんでした…」


加藤「というか、問題が1つもわかりませんでした…(笑)」


志村「それな。後半なんて、問題を読み始めてもいなかったぞ??」


加藤「なんであんなすぐに答えられるんだ!?どんな天才でも無理だぞ!?」


志村「マジで未来予知レベルだよな…てか前もって答えを知ってるとしか思えん…」


プロデューサー「まあ、その通りなんだけど(笑)」


加藤「いやマジでそれな…って、え??」


志村「は??」


プロデューサー「よく見てみ。休憩中のあの女を」


加藤・志村「「え??」」


スタッフ「次の問題の答えは、「カエルの塩焼き」と「炭酸水の炭酸抜き」と、「デブデブウルトラローリングサンダー」ですね」ゴニョゴニョ


阿玉「オッケー。ありがと」


加藤「え??今のって…」


プロデューサー「ああ。事前に答えを全て教えてもらってる(笑)」


加藤・志村「「ガチの不正じゃねえか!!」」


加藤「え??だからあんな速く答えられたの??何もすごくねーじゃん…」


プロデューサー「そうだよ??ここにいる人はみんな知ってる(笑)」


加藤・志村「「ダニィ!?」」


加藤「し、知りたくなかった…」


志村「なんのためにそんなこと…」


プロデューサー「それは阿玉が、テレビ業界の重鎮の娘だからだ」


加藤「は??」


プロデューサー「基本的にクイズ番組の現場では、芸人やアホなタレントは全然答えられずに恥をかいて、ひどい目に合う。これはわかるよな??」


加藤「まあ、そりゃわかるけど…」


プロデューサー「それを阿玉とその親が許さない。その結果こーなった(笑)」


加藤「じゃあ、クイズ番組に出るなよ!!」


プロデューサー「どうしても芸能界に入りたい。しかしバラエティーでいじられるのも、恥をかくのも、頭が悪いと思われるのも嫌ときた。そこで阿玉の親は、八百長でクイズ番組に出させることで、ニート娘をクイズ女王にしてあげようと考えた」


加藤「親バカめ、なんてことをするんだ!!」


志村「まあ要するに、親子ともども終わってるってことだな(笑)」


プロデューサー「そういうことだ(笑)」


加藤「重役の娘だからって、なんでもアリかよ…」


プロデューサー「そーだよ。編集でいくらでもいじれるしね。よくスタッフに、「この部分はカットしておいて」とか依頼してるよ(笑)」


加藤「信じられねえ…見損なったわ…」


志村「それな…何がクイズの女王だよ…ただのズル女じゃねえか…許せん。」


加藤「なんでアンタは、こんな奴らばっかり連れてくるんだ!?」


プロデューサー「まだ気づかないのか??」


加藤「え??」


プロデューサー「俺には、マトモな人脈が無い!!」


加藤「悲しい!!」


プロデューサー「所詮、俺はゴミカスプロデューサーだったってことだ…」


加藤「おい、なんか急にメンタル崩壊し始めたぞ!?しっかりしろ!!」


志村「しかしこのままじゃ、俺達は何もできずに番組が終わるぞ??」


プロデューサー「それは仕方ない。元々アイツが目立つためだけに組まれた番組だからな」


加藤・志村「「はあ!?」」


加藤「俺達はおまけってことか!?」


プロデューサー「おまけどころか、いらない存在だな(笑)」


加藤「元々、俺達の番組なんですけど!?」


志村「ホントだよ!!アイツはゲストだぞ!?」


プロデューサー「まあまあいいじゃねえか。ネプリーグに呼んでもらえるんだぞ??」


加藤「まさか、阿玉の親って…」


プロデューサー「その通り。ネ〇リーグのスタッフに大きなコネがある」


加藤「なるほどな…」


志村「え?何が??どゆこと??」


スタッフ「プロデューサー!!ちょっといいですか!?」


プロデューサー「どうした??」


スタッフ「実は…」ゴニョゴニョ


加藤・志村「「??」」


プロデューサー「…………………」


加藤「どうした??」


志村「なんかあった??」


プロデューサー「司会が、腹を壊してトイレにこもってるらしい…」


加藤・志村「「は??」」


プロデューサー「もうCMが終わる…仕方ない。加藤、お前司会やれ」


加藤「はあ!?唐突に!?」


プロデューサー「さっきまで司会をやってた奴が、腹を壊した。代理で頼む」


加藤「そんなこと言われても…」


志村「いーじゃねえか。司会兼ツッコミすれば。どうせ司会なんてそんなやることねえし(笑)」


加藤「司会ナメんな!!」


プロデューサー「まあ頼むよ。他に人いないし(笑)」


加藤「人手不足すぎる!!」


プロデューサー「司会になったら、とりあえず阿玉をおだてとけ。それで大丈夫だ」


加藤「はーーーい…」


プロデューサー「志村は、大人しく阿玉が答えまくるのを見ておけばいい」


志村「黙ってるだけでネプリーグ出れるなら、全然いいわ(笑)」


加藤「お前、気楽でいいな!!」




スタッフ「CM終わります!!3、2…」


加藤「いやー阿玉さん。相変わらずスゴイですね!!正解数9で、トップを独走中ですよ!!」


阿玉「当たり前でしょ。周りのレベルが低すぎるもの(笑)」


加藤・志村「「あ??」」


加藤「まあ、相手の志村さんは、確かに現在正解数0ですが…」


阿玉「本当に、バカすぎて困っちゃうわ。マジで相手にならない(笑)」


加藤・志村「「イライライライラ」」


阿玉「せめて、このアタシと少しでも張り合える相手が欲しいものだわー(ドヤ顔)」


加藤・志村「「イライライライラ」」


阿玉「問題の質も低いし、出題者のレベルも低いし、司会もブサイクだし、スタッフも使えないし、この番組、マジでゴミね(笑)」


加藤・志村「「イライライライラ」」


加藤「おい。マジで見てろよ??」


志村「恥かかせてやんよ。このクソ野郎!!」


阿玉「え??誰アンタ??空気過ぎて、ここにいたんだって感じ(笑)」


志村「よし。マジでぶっ殺す。」


阿玉「そこのキモ司会も、さっさと進めてくれない??遅いんだけど」


加藤「ああん!?」


志村「もうネプリーグとかマジでどうでもいい。絶対負かす」


阿玉「口では何とでもいえるわ(笑) 勝ってみなさいよ(笑)」


志村「あー上等だよ。ぶっ潰す!!」


加藤「なんか作戦でもあんのか??」


志村「ない!!」


加藤「ダメじゃん!!」


スタッフ「あのー、そろそろ進めてください!!」


加藤「は、はい!!では続きまして、第7m」

「ピンポーン」


加藤「!?!?」


阿玉「はあ!?」


加藤「えっと…まだ問題文を読んでいませんが…?(笑)」


志村「え??そちらの人も問題を読む前に押してましたよね!?」


加藤「まあ、そうですけど…答えられるんですか?(笑)」


志村「はい」


加藤「では、どうぞ」


阿玉「フン。わかるわけがないわ(笑)」


志村「ニンニクマシマシシュークリーム!!」


加藤「いや、なんだそれ!?当たってるわけねえだろうが!!」


加藤「…と思ったら、おしい!!正解は「ニンニクアブラマシマシシュークリーム」です!!」


志村「ッチ。外したか」


加藤「本当におしい!!てかなんで当たりそうなの!?」


志村「テキトーに言ってたら、なんか惜しかった(笑)」


加藤「こんな所で人生の運を使うな!!」


志村「畜生!!アブラが抜けてたか…クソ!!」


加藤「てかどういう問題だったんだこれ!?えーと…「二郎ラーメンでスイーツを売るとしたら、それは一体何??」って、ただの大喜利じゃねーか!!」


阿玉「ちょっと!!司会の人!!早く次!!次の問題!!」


加藤「いいえ。まずは罰ゲームのゲップタイムです」


阿玉「はああ!?」


志村「忘れてた!!不正解の時はそんなのあったな!!(笑)」


志村「やった!!炭酸飲料飲み放題じゃん!!」


加藤「喜ぶな!!」


志村「え?いくらでも飲んでいいんすよね!?」


加藤「知らんけど、ゲップが出るまでいくらでもどうぞ(笑)」


ゴキュゴキュゴキュゴキュ


志村「ウメエエエエエエエゲップウウウウウ!!」


加藤「最高にきったねえ!!」


阿玉「司会!!早く次の問題!!」


加藤「うるせえなあ…」


阿玉「ああん!?今なんt」

加藤「では次の問題」

「ピンポンピンポーン」


加藤「今のは…僅差で志村選手です!!」


阿玉「なんでだよ!?アタシの方が速かっただろ!?」


加藤「解答お願いします!!」


志村「カブトムシ速食い選手権!!」


加藤「だからなんだそれ!?…でも正解だわ!!マジで!?」


志村「よっしゃあ!!」


加藤「ついに正解しちゃったよ!!スゲーなお前!?」


志村「なんか、ワードが降ってきた」


加藤「奇跡じゃん!!こんな所で奇跡を使うな!!」


志村「テキトーに答えてたらなんか当たったわ(笑)」


阿玉「このまぐれ野郎!!次よ次!!」


加藤「はい、じゃあ次の問題!!」


「ピンポーン」


志村「エビ反り土下座!!」


加藤「正解!!」


阿玉「そんなバカな!?なんでわかるの!?」


加藤「次」


「ピンポーン」


志村「大◯翔平からもらったグローブを転売!!」


加藤「正解!!」


「ピンポーン」


志村「酔っ払って世界遺産に放尿!!」


加藤「正解!!」


志村「牛の鼻クソラーメン!!」


加藤「正解正解!!」


志村「はっはっはっは!!俺は天才だ!!」


加藤「おいどーしたお前!?人生の運を使い切るつもりか!?」


志村「運??違うな。これは実力だ(ドヤ顔)」


加藤「そんなわけあるか!!(笑)」


阿玉「…………………」


加藤「流石は志村選手!!怒涛の5連続正解!!一方の阿玉(あたま) 悪伊代(わるいよ)さんは、どうしてしまったのか!?」


阿玉「井伊代(いいよ)だわ!!バカにすんな!!」


志村「そこのお前うるせえな。マジで死ねよ。存在が不快なんだよ」


阿玉「はああ!?急になんだ!?」


加藤「またまた正解です!!志村選手、すごい!!」


阿玉「問題の答えだったの!?ちょっと!!アタシ、こんな問題知らないわよ!?」


加藤・志村「「え??」」


阿玉「問題がおかしいわ!!これは不正よ不正!!」


加藤「えっと…??」


志村「問題の内容、知ってるんですか??」


阿玉「あ……いや、なんでもない!!どんな問題よ!!ビックリしちゃったわもー!!」


志村「あー阿玉の野郎、マジでぶっ飛ばしてえ…ボコボコにしてえ…」


阿玉「おい!!さっきから何なんだアンタは!!」


加藤「はい、正解です!!」


阿玉「また問題の答えだった!?どういう問題!?」


加藤「問題:阿玉という人がとてもウザかった。さあ、あなたならどう思う??」


阿玉「人それぞれで答えが違うじゃねーか!!」


加藤「これで7問連続正解です!!あと2問で追いつきます!!」


阿玉「絶対おかしい!!本当にこれで合ってるの!?正解なの!?」


加藤「はい。本当にそうですけど…??」


志村「え?どこがおかしいんですか?答え知ってるんですか?」


阿玉「い、いや??なんでもないわ!!」


加藤「じゃあ、次の問題いきますよ」


「ピンポーン」


加藤「はい志村さん」


志村「クイズ女王阿玉は、実はただのバカである」


加藤「正解!!」


阿玉「おいコラ!!これ放送事故だろ!!ストップストーーップ!!」


プロデューサー「おい。カメラ止めてCMまわせ!!」


スタッフ「はい」


加藤「え??なに??」


阿玉「なにじゃないわ!!さっきから何なのよ!!このクソみたいな問題は!!」


志村「なにこの人。問題にケチつけてんの??」


阿玉「アンタはやかましい!!アタシは司会と話してる!!」


加藤「俺は、普通に問題を読み上げてるだけですが??」


阿玉「問題がおかしいのよ!!」


加藤「人が頑張って考えた問題にケチをつけないでください」


阿玉「頑張ってこんな問題作るな!!」


加藤「ハイハイ」鼻クソホジホジ


阿玉「なんだこのクソ司会!?クビよクビ!!」


阿玉「…それにコイツよ!!なんなのコイツは!?」


志村「はあ??俺は普通に出題された問題を解いてるだけだけど??」


阿玉「そんなわけあるか!!あてずっぽうじゃねーか!!」


志村「それが何か??」


阿玉「アタシはちゃんと、冷静な分析と考察に基づいて速く答えてんのよ!!アンタとは違う!!」


志村「でも、正解は正解だし(笑)」


阿玉「はああ!?マジでムカつく!!いいわ、こっからはアタシも本気を出す!!アンタとアタシで、決着をつけましょう!!速押し真剣勝負よ!!」


志村「上等だよ。かかってこいやオバハン(笑)」


阿玉「偉そうに…このクソガキめ…」


阿玉「司会の人!!今は何問目!?」


加藤「えーと、次が18問目ですね」


阿玉「なるほどね。18問目は確か…ふむふむ(笑)」


阿玉(クックック…バカめ!!さっきまではよくわかんない問題とか出てきて混乱したけど、アタシは全ての問題の答えを完璧に知っている!!つまりアイツより速くボタンを押せばいいだけ!!バーカバーカ!!(笑) このアタシにたてついたことを、一生後悔するがいいわ!!(笑))


加藤「では次n」

「ピンポーン」


阿玉「なにイ!?」


志村「カエルの塩焼き!!」


加藤「正解です!!」


阿玉「バ、バカな!?なんでだ!?おかしい!!」


志村「いや??冷静な分析と考察に導かれた結果だけど??(笑)」


阿玉「ムカつく!!コイツ超絶ムカつく!!」


阿玉(なんで答えがわかるんだアイツは!?もういい!!読む前から押せ押せ押しまくれ!!)


「ピンポンピンポンピンポンピンポーン!!」


加藤「あの…」


「ピンポンピンポンピンポンピンポーン!!」


加藤「あの!!」


阿玉「ちょっと何してんの司会者!?アタシがさっきからずっと押してんだから、さっさとアタシを指名しなさいよ!!」


加藤「いや、まだ次の問題に入ってないんですけど…(笑)」


阿玉「ああん!?」


志村「プププ…ダッサ(笑)」


阿玉「ウッザ!!マジでアイツ殺す!!ぶっ殺す!!」


加藤「今、さっきの問題の解説中です」


阿玉「問題の解説!?なんだそれ!?さっきまでやってなかっただろ!?」


加藤「えーカエルの塩焼きというのは、川に住んでいるカエルを七輪でy」

阿玉「いらんわ解説!!さっさと次にいけ!!」


加藤「では次の問題です!!こn」

「ピンポンピンポーン」


加藤「はい志村さん」


阿玉「おい!!」


志村「炭酸水の炭酸抜き!!」


加藤「正解です!!」


阿玉「なんで正解するんだ!!」


志村「あれー??全然大したことねえなー??誰だっけ??アタシも本気出しゅ!!決着をちゅけましょう!!とか言ってたの(笑)」


阿玉「ムキイイイイイイ!!殺す!!マジで殺す!!」


加藤「では次の問題。はい志村さん」


阿玉「まだ押してないだろ!?指名するな!!」


志村「はい。デブデブウルトラローリングサンダーです」


加藤「正解です」


阿玉「卑怯だ!!今、志村は押してなかった!!」


加藤「え??私の幻聴ですかね??志村さんがボタンを押した音が聞こえたのですが…」


志村「え??俺、押しましたよ??」


阿玉「噓つくな!!これは不正だ不正!!」


加藤・志村「「アンタが言うな!!」」


加藤「では、この問題の解説をします」


阿玉「だからいらん!!」


加藤「この問題は「今この瞬間に思いついた技名を言ってください」でした」


阿玉「そうだったの!?大喜利か!!」


加藤「やはり技名に「ウルトラ」とか「スーパー」は欠かせませんよね。なので今回、どちらを入れていても正解としました」


阿玉「小学生か!!てか解説どうでもいい!!」


阿玉「そんなことよりアンタ、答えを事前に知ってたでしょ!?じゃないとあんなすぐに答えられるわけがないわ!!」


志村「いや、知らないけど(笑)」 


阿玉「噓つけえ!!そうじゃなければ、流石にこんなに速く、しかも何度も何度も答えを当てられるわけがない!!」


志村「え??答えって、事前に知ることができるんですか??(笑)」


阿玉「え??」


志村「そういえば、さっきスタッフさんから何か聞いてましたけど、もしかして…??」


阿玉「そ、そそそそそそんな訳ないじゃない!!アタシはクイズ女王よ!?そんな不正なんて、誓ってしているわけがない!!」


志村「あーそう。じゃあ司会の加藤さん、特別問題をお願いします(笑)」


阿玉「え??」


加藤「はい。高さ3mの建物から飛び降りた香港の映画スターは誰でしょう??」


阿玉「え、えーと…」


加藤「…………………」


志村「…………………」


阿玉「…………………」


阿玉「あ、あれよ!!ド、ド忘れしちゃったわ!!本当よ本当!!」


志村「へー。ど忘れしちゃったんだ(笑)」


阿玉「そうそう!!普段のアタシなら絶対わかるから!!」


志村「おかしいなあ。これ2問目に出た問題なんだけどなあ(笑)」


阿玉「え…??」


加藤「正解は、ジャッキーチェンですね(笑) おっしゃる通り、先程出された問題ですね(笑)」


志村「あれえー??なーんでさっき答えられてた問題が答えられないんでしょー??あれれー??おかしいぞー??」


阿玉「…………………」


加藤「ん??もう1問、これまで出した問題から出しましょうか??(笑)」


阿玉「う、うるさい!!」


志村「いい加減、答えを事前に知っていたと認めたらどうですか??(笑)」


阿玉「アンタ達、束になってアタシをいじめてくるんじゃないわよ!!もうブちぎれた!!パパに言いつけてやるから!!」


志村「オバハンのパパ呼びとか、マジ勘弁してくれ…」


阿玉「うっさい!!うわあああああん!!」


ダダダダダダダダ


志村「フウ。スッキリしたぜ…」


加藤「だけど、ネプリーグの夢は終わったな…(笑)」


志村「確かに…プロデューサーもブチギレだろうな…(笑)」


プロデューサー「君達、よくやってくれた!!!」


加藤・志村「「ええ!?」」


加藤「マジすか!?」


志村「絶対ブちぎれられると思ってたんだけど…」


プロデューサー「君達は、スタッフと共演者、みんなの声を、あのババアにズバッと代弁してくれたんだ!!本当に素晴らしいよ!!ありがとう!!」


加藤・志村「「い、いやーー////」」


プロデューサー「本当にありがとう。感謝しかない。だけど、君達はクビだ(笑)」


加藤「いや、ほめすっぎっすよー!!…って、え??」


志村「は??えっと…聞き違いですか??」


プロデューサー「もう君達の番組も打ち切りだ。さよならだな(笑)」


加藤「なんで!?」


志村「打ち切り!?」


プロデューサー「言っただろ??彼女はテレビ業界の重役の娘だ。その彼女が父親に泣きついていった。ということは、君達は確実にクビだよ(笑)」


加藤「そんなに罪重いの!?」


志村「それなら止めろや!!」


プロデューサー「いやーすまん(笑) 最高視聴率だったから、興奮して止めなかった(笑)」


加藤「何してんだテメエ!!」


プロデューサー「いやだって、お前らと阿玉のバトルの反響がすごかったからさ…(笑)」


加藤「どうせまた、視聴率0.000001%とかだろ?」


プロデューサー「いや?深夜3時代で史上初の、2桁視聴率だ!!」


加藤・志村「「マジで!?」」


加藤「深夜だぞ!?暇人多すぎだろ!!」


志村「それは興奮するわ!!」


プロデューサー「おそらく、阿玉のファンが押し寄せたんだろうな…」


加藤「まあ、腐っても有名人だからな…」


志村「でもこれで、アイツも炎上して人気爆下がりだろ(笑)」


プロデューサー「いやそれが、炎上してるのはお前達なんだよね(笑)」


加藤・志村「「え??」」


プロデューサー「コメントを読み上げるぞ。「あの志村とかいう奴、俺達の女神阿玉さんに嚙みついてて本当にキモい」「#志村 ドヤ顔が最高にキモい」「#キモ志村 テレビに映らないで欲しい」「阿玉さん、泣かされて本当に可哀想」「加藤とかいう司会、無能だしマジで存在が不快」「#ゴミ司会#加藤 マジで死ね」「加藤と志村、両方消えろ。2度とテレビに映すな」「#加藤#志村#顔も性格もマジで終わってる」「阿玉さん、応援してます!!あの志村とかいうクソブサイクはマジで死ね」「#加藤と志村#2人はブサキュア キモキモフェイス」とか…(笑)」


加藤「おい最後のコメントなんだ!?」


志村「ふざけんな!!なんであんな、不正だらけの噓つき女が擁護されてんだよ!!」


プロデューサー「あのなあ志村。ファンは盲目なんだよ(笑)」


加藤「そんなバカな!?」


志村「いくらなんでも気づくだろ!!」


プロデューサー「それに、不正をしていた証拠も得られてないしな。結局残った事実は、加藤と志村が阿玉を論破して泣かせて追い出したってことだけだ(笑)」


加藤「モノは言いようだな!!」


志村「畜生…あのババアにそこまでファンがいたなんて…」


プロデューサー「というわけで、もう業界の重役にも視聴者にも嫌われてしまったので、君達は多分1、2年くらい、どの番組にも出れないよ(笑)」


加藤・志村「「もう芸人やめます!!」」


~完~

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