英語を学んでおくと、こういう時得だよね
~志村家にて~
父「おいケンジ!!」
志村「なんだよ親父…急に大声出して…」
父「当たった!!当たったんだよ!!」
志村「は??何が??」
父「海外旅行のファミリーチケットが!!」
志村「は…??つまり、どういうことだってばよ…??」
父「行けるんだよ!!海外に無料で!!」
志村「マジで!?いよっしゃああああああ!!」
母「お父さん!?その話ってホント!?」
父「ああ。夢を見てる気分だぜ!!」
志村「で、どこに行くんだ!?」
父「トムトム共和国の、クルーズインポシティだ」
志村「聞いたことねえんだけど!?なんだその町!!」
父「ま、お前は勉強がダメダメだからな。国名なんてわかんねえだろ(笑)」
志村「やかましい!!アメリカぐらいならわかるわ!!」
父「誰でもわかるわ!!」
母「でも、海外に行けるのね!?」
父「そうだ。志村家初の海外旅行だ!!」
母・姉・志村「「「イエーーーイ!!!」」」
~トムトム共和国~
志村「やったーー!!生まれて初めての海外旅行だぜ!!」
姉「信じられない!!生まれて初めてイン◯タ映えする写真が撮れるかも!!最高!!」
志村「親父、これ買ってくれ!!腹減った!!」
父「ダメだ。このツアーにはしっかりと3食分のご飯がついている。これ以外に金を使うことは一切許さん。」
姉「いや、海外旅行に来てんのよ!?こんな時くらい、散財して楽しも!?」
父「そうやって、俺に金を払わせようったってそうはいかん。買いたいものがあるなら自分の金で買え。」
志村「こんの、クソ親父があ…!!ホントは自分だって色々買いたいだろうが!!正直になれよ!!」
父「そんな自分の欲求に勝つために、俺は財布を日本に置いてきた」
志村「いや、そこまでする!?何かあったらどーすんだ!?」
姉「てか、海外旅行を楽しむ気あんの!?」
父「バカか。このツアーにいる限り、何か起こることは絶対ない。それに治安も悪いから、財布も持ち歩きたくないしな」
志村「治安悪いなら、ますます何か起きそうじゃねーか!!」
姉「因果関係終わってる!!」
父「バカ野郎!!何が起こっても、金を持っていなければ問題ないだろうが!!」
志村「大アリだわボケェ!!」
姉「最悪、逮捕されるぞ!?」
父「マジで!?」
志村「何を調べて来たんだ!!」
母「大丈夫よお父さん。私達なら、最悪あそこのジャングルで暮らしていけるわ」
父「そうだな。生きていくのは余裕だ」
志村「何を言ってんのこの人達は!!」
姉「本当にこの人達の娘なの!?私は…」
志村「てか、このツアー何!?さっきからタクシーで町をウロウロしてるだけなんだけど!?」
父「午前中は、町中でショッピングらしい」
志村・姉「「財布必須じゃねえか!!」」
??「Excuse me!!」(すいません!!)
バンバン!!
志村「いって!!」
姉「キャア!!」
??「Sorry. I want to borrow your car!!」(すまない!!車を貸してくれ!!)
志村「は??」
姉「なんて??」
??「Get out!! Hurry up!!」(外に出ろ!!急げ!!)
ガイド「ヒイ!!コワイ!!」
バタン!!ダダダダダダダダ
志村「あ、ガイドさん!!おいコラ逃げんな!!」
??「I'm American spy. Lend me this car to chase the terrorist!!」(僕はアメリカのスパイだ。テロリストを追っているからこの車を貸してくれ!!)
志村「は??だからなんて??」
姉「なんか、急いでるからこの車を貸して欲しいみたいだけど…」
父「ふざけんな!!そう言って、俺達から車を強奪しようったってそうはいかねえぞ!?」
??「Fuck you!!Hurry up!!」(やかましい!!さっさとしろ!!)
ガチャン
父「うわああああ!!銃を向けてきた!!」
志村・姉「「ひいい!!」」
母「と、とりあえず降りましょ!!」
父「そ、そうだな。よし降りろ!!」
??「Thank you!!」ブロロロ…
母「…………………」
志村「まったく…一体何だったんだアイツは…」
姉「なんか、私はスパイとか言ってたけど…」
父「どーせただの強盗だろ。迫真の演技をしたつもりだろうが、俺はそう簡単には騙されんぞ」
志村「で、俺達はどーすんの??」
父「いやまあ、普通に旅の続きをしよう(笑)」
母「そうね。別に私達の車じゃないし(笑)」
ガイド「ザンネンデスガ、モウミナサン、ドコヘモツレテケマセーン」
父・志村「「は??」」
ガイド「クルマナインデ、コレニテ、ツアーハオワリデス」
父「いや、ふざけんなよ!!」
志村「そーだよ!!俺達なんも関係ねえだろうが!!」
父「ホントだよコラ!!金返せゴルア!!」
姉「いや、私達一銭も払ってないけど!?」
ガイド「ソンナコトイワレテモ、アノクルマナイト、ワタシモナニモデキナイアルヨ」
姉「アンタ、どこの人って設定なの!?」
父「クソが!!おいケンジ。あのクソ野郎を追うぞ!!」
志村「奇遇だな親父。俺もそう言おうと思ってた」
父「おいそこのテメエ!!そのバイクちょっくら寄越しやがれ!!後で返す!!」
姉「やってること同じじゃねえか!!」
父「ケンジ、後ろ乗れ!!」
志村「ガッテン!!」
父「よし行くぜ!!」ブロロロ
志村「でも親父、バイクの運転なんてできるのか!?」
父「安心しろ。これでも二輪自動車免許をしっかりと取得している」
志村「マジで!?カッケエ!!」
父「ただし、ペーパードライバーだ」
志村「はああ!?何のために免許取得したの!?」
父「いや、最初は乗るつもりだったんだが、バイクが思ったより高くて買えなかった…(笑)」
志村「免許取る前に考えろ!!」
父「ま、アイツを追うくらいわけないさ(ドヤ顔)」
志村「ペーパードライバーがイキんな!!」
ブロロロ…
志村「しかし、アイツは一体どこだ…??」
父「いいかケンジ。金の匂いをかげ」
志村「は??」
父「金の匂いがするところ、そこに奴はいる」
志村「いや、どんな特殊能力!?」
父「志村家なら、誰でも使えるはずだ」
志村「マジで!?」
父「やってみろ」
志村「よし…クンクン…クンクン…見えた!!」
父「ホントか!?」
志村「ここを右に回って、左行って、山登って、崖から落ちて、川に突っ込んで、海に流されて、流れ着いた先に奴はいる!!」
父「いやホントか!?でたらめ言ってんじゃねえだろうな!?」
志村「知らねーよ!!勘だわ!!」
父「そんなもんに命を預けられるか!!」
志村「お前が金の匂いをたどれって言ったんだろーが!!」
父「違ったら、お前切腹しろよ!?」
志村「うるせえ!!一刻を争うんだ早く行け!!」
父「やかましい!!親に命令すんじゃねえ!!」
ブロロロロロ…
志村「右!左!山!落ちろ!川にドボン!」
父「ギャアアアアアア!!ヤバい!!マジで溺れる!!死ぬ!!」
志村「うるさ!!てかなっさけな!!」
父「あのなあ、俺はカナヅチなんだよ!!さっさと助けろ!!」
志村「それが助けてもらう奴の態度か!!」
父「とにかく、早く俺を助けろ!!」
志村「だが断る。俺は先に行って待ってるわ(笑)」
父「いや助けろや!!お前の親だぞ!?」
志村「ったくうるせえな…ほれ、俺に捕まれ」
父「フウ…助かった…よし、ケンジ急げ!!俺達の車のために!!」
志村「調子いいなコイツ!!」
ザバーン!!
父「海だ!!海についた!!」
志村「ゼエ…ゼエ…ハア…ハア…」
父「おいケンジ!!さっさと陸に上がるぞ!!何してる!?」
志村「うるせえ!!少しは休ませろ!!」
父「なんだお前、もうへばったのか。若い癖に情けないなー(笑)」
志村「マジでぶっ〇すぞ!?海に捨てるぞテメエ!!」
父「あ、アイツだ!!ホントにいた!!」
志村「ほらな??俺の言った通りだろ??」
父「やるじゃねーかケンジ。お前を信じて良かったよ…」
志村「噓つくなテメエ!!めっちゃ疑ってただろうが!!」
父「とにかくあのゴミを捕まえるぜ!!どりゃあ!!」
ガシイ
(※ここからは全て日本語でお届けします)
??「な、何をする!!」
父「覚悟しろ。テメエは東京湾に沈めてやる」
志村「今この目の前の海に沈めろ!!わざわざ東京に連れてくな!!」
??「やめろお前達!!俺は諜報員のエロイーサン・ハンドだ!!」
父「なんだって??エロエロハンド??」
志村「何を言うてるかわからん(笑)」
エロ「あーもういい!!これを使え!!」
父「なんだ??なんか差し出してきたぞ??」
志村「なんだこれ…??翻訳機??」
エロ「これで、僕が何を言ってるかわかるだろ??」
父「おおおおおおおお!!」
志村「通じる通じる!!スゲエ!!」
エロ「改めて、僕の名前はエロイーサン・ハンドだ。イギリスで諜報員をやっている」
父「よろしくな。エロエロハンド」
エロ「エロイーサンだ!!通じてねえじゃねーか!!」
志村「ガチのスパイなんて、いるんだな…」
エロ「そうだ。本物の諜報員なんだ。だから任務の邪魔をしないでくれ」
父「そうはいかん。俺達の車を盗んだからな」
志村「その通りだ。文句言うなら車を返せ」
エロ「車は…すまん、さっきテロリストどの打ち合いで大破した…(笑)」
父「ふざけんなテメエ!!マジでぶっ◯すぞ!?」
志村「弁償しろボケナス!!」
エロ「弁償するのは容易いが…しかし君達には、僕の姿も行動も見られてしまった。しばらくは僕に同行してもらう」
父「はああ!?ダル!!」
志村「ざけんじゃねーぞゴミ」
エロ「口悪いなこの一般市民!!」
エロ「…もちろん、相応の謝礼は払うつもりだが」
父・志村「「どこまでも付いていきます!!」」
エロ「ヤバい!!テロリストだ!!」
志村「おい!!アイツら銃持ってるじゃねえか!!」
エロ「そうだ!!逃げろ!!」
父「ちなみに、謝礼はいくらだ??」
志村・エロ「「そんな話をしてる場合か!!」」
父「いいから早く教えろ。それによっては協力する」
エロ「いくらでも払う!!死にたいのか!?」
父「その言葉、忘れんなよ?」
エロ「え?」
父「そこの車、借りるぜ」
エロ「お、おう」
ブロロロ
父「おらああああああ!!◯ねええええええええ!!」
ズガーン!!
テロリスト「「「ぎゃああああああ!!!」」」
エロ「ス、スゴイ…」
志村「相変わらず、命知らずのバカだ…」
エロ「す、素晴らしい!!ぜひとも、うちのスパイチームに入ってくれ!!」
父「そんなことより謝礼100万ドルよこせ」
志村「スパイの年収は??初任給は??」
エロ「金のことばっかだなコイツら!!」
父「当たり前だろうが!!命かかってんだぞ!?」
エロ「まあ、ちなみにいくらでも構わんぞ(笑)」
父・志村「「マジで!?」」
父「じゃあやるやる!!」
志村「何時間でも働く!!」
エロ「よし。そしたら付いてきてくれ」
~その頃、志村の姉と母~
ガイド「ホント、スイマセンネ。コンナコトナッテ。オワビニコノミセ、ジユウにツカッテイイネ」
姉「いやー、ホント幸せだわー」
母「ホントホント。こんな美味しいジュースもご飯もいくらでも食べてよくて、いつまででもいていいなんて…幸せ♡」
姉「あのバカ2人、何やってるのかしら…」
母「無事だといいけど…」
姉「ま、のんびりここで待ちましょ(笑)」
母「そうね。まあ大丈夫でしょ(笑)」
エロ「よし。これで君達は、僕が推薦したエージェントになった」
志村「そんな簡単になれんの!?」
エロ「この僕が推薦したからね。今後は僕と協力して、様々なミッションにあたってもらう」
父「ま、なんでもいいから、早くミッションくれ」
志村「そうそう。俺達にインポッシブルはない」
エロ「調子に乗るな。ほらこれが指令のメッセージだ。1回しか流れないからな。注意して聞k」
父「よしさっさと流そうぜ」
エロ「聞けや!!」
??「こんにちは新人諸君。君達にはこの危険なテロリスト、ヒト・コロスノスキーを抹殺して欲し
い。コイツは現在、トムトム共和国のとあるホテルにいる。ただし、君達が捕まったりしても責任は一切負わない。健闘を祈る。なおこのメッセージは10秒後に消滅する」
ボカン!!
エロ「よし。行くぞミッションに!!」
父「ZZZZZZZ…」
志村「ZZZZZZZ…」
エロ「……………………」
パアン!!(銃の音)
父・志村「「!?!?!?」」
エロ「何を寝てるんだお前達は!!ミッションの説明を聞いてたのか!?」
父「そりゃもちろん。この息子がしっかりと聞いてたはずです」
志村「何を言ってるんだ。親父が全部聞く約束だろ??」
父「いや。俺はお前が聞いてると信じて聞かなかった」
志村「親父の方が大人なんだから、ちゃんと聞けよ。俺は授業とか眠くなるタイプだから、こういうの聞いてらんねーんだよ」
父「俺だってそうだ。それにこんな気持ち悪いオッサンの、キショキショイキリボイスなんて、聞いてて眠くなるわ(笑)」
エロ「いい加減にしろ!!お前達、ミッションをやる気あるのか!?」
父「まあまあ。見とけよエロエロハンド」
エロ「だから、エロイーサン・ハントだ!!」
志村「そうそう。俺達は結果で示すタイプだからさ」
エロ「不安しかない…」
父「大体さ、こんなのもう1回聞けばいいだろ??」
エロ「もう壊れてんだよ!!」
父「なんで??もう2、3回聞いて、しっかり理解してから壊せば良くない??」
エロ「そ、それは…この程度の内容、1回で理解できるからだ!!」
父「うわ、なんか唐突の自慢きたよ…キモ」
志村「キモイーサンだな」
エロ「やかましい!!僕はエロイーサンだ!!」
父「その名前もどうなんだ!?」
エロ「…こんなことやってる場合じゃない!!さっさと行くぞ!!」
志村「わかったよ。ウザイーサン」
エロ「マジでぶっ◯すぞ!?」
エロ「あのビルに潜んでいる奴が、今回のターゲットだ」
父「なるほど。じゃあこのロケットランチャーであのビルごと吹っ飛ばせばいいんだな??」
エロ「そんなわけねえだろうが!!ターゲットは確保するんだよ!!」
父「じゃあどーすんだよ」
エロ「コッソリ潜入して確保する」
志村「じゃあ、キモイーサンに任せた」
エロ「いや、やるのはお前達だけど??」
父「え?いきなり?」
エロ「当然だ。これはお前達のテストでもある」
父「わかった。とりあえず前金をもらおう」
エロ「そんなシステムはない」
父「じゃあやらない」
エロ「そんなシステムもない」
父「じゃあとりあえず、ケンジ行って来い」
志村「嫌だよ。親父いってこい」
父「じゃあ、じゃんけんしようぜ」
志村「いいぜ」
エロ「2人でいけ!!」
父「だから、前金を寄越せって!!」
エロ「あのなあ、成功報酬は100万ドルだぞ??ごちゃごちゃ言うならやらねーぞ!?」
父「よし。さっさとやろう」
志村「さっさとミッションをインポッシブルすっぞ」
エロ「お前はそれ、意味わかって使ってんのか!?」
父「さて、どーすっか…」
志村「こういう時ってさ、意外と堂々としてればバレないんじゃねーか??」
父「確かに!!お前は天才だ!!」
志村「よし!!堂々と歩くぞ!!」
ドシドシドシドシ
ドンドンドンドン
ズンズンズンズン
モブ「なんだコイツら!?なんか怪しい奴が堂々と歩いてきたぞ!?」
モブ「敵だ!!打て!!打てえ!!」
父「やっば!!バレた!!」
志村「逃げろ!!」
エロ「バカだろ!!コイツらバカだろ!!」
父「なんでバレたんだ…」
志村「そーだよな。あそこまで堂々としてたのに…」
エロ「変装もしないで堂々としてたら、捕まるに決まってんだろうが!!バカか!!」
父「文句ばっかゴチャゴチャ言いやがって…」
志村「だったら、お前はどーすんだ??」
エロ「そうだな。ダクトから侵入するか、敵の護衛から服を盗んで潜入する」
父「じゃあ、お手本を見せてくれ」
エロ「いや、それじゃあお前達の給料無しだけどいいのか?(笑)」
父「それは、アンタがうまく成功した場合の話だろ?(笑)」
エロ「おいおい。この僕が失敗するとでも思ってるのか??(笑)」
志村「…………………」
父「…………………」
志村「…じゃあわかった。成功した人が報酬ひとりじめってことで」
父「そうだな。俺達も別々に動くわ」
エロ「ちょ、おい!!勝手に動くな!!」
志村「落ち着けよ、クサイーサン」
エロ「だからやめろ、その名前遊び!!」
~ホテルのダクトにて~
エロ「まったく…あのバカ2人は何を考えてるんだ…結局この僕がやる羽目になるなんて…」
エロ「帰ったら速攻でクビにしてもらおう…」
ピピピピピ
エロ「え!?」
モブ「侵入者だ!!ダクト内に侵入者がいるぞ!!」
エロ「なんでだ!?なぜバレた!?」
~その頃、志村達は~
モブ「ボス。報告があります。」
ボス「なんだ??」
モブ「怪しい2人組がボスに大事な話があると言って、投降してきました!!」
ボス「なにィ!?今すぐ連れてこい!!」
ボス「誰なんだ貴様らは…」
志村「我々は、あなたを助けに来た占い師です」
ボス「は??」
志村「あなた様の身に、危険が迫っております」
ボス「え!?マジで!?」
父「ああー見えます見えます。敵の姿が、はっきりと見えます。」
志村「ダクトに不届き者が潜入しておりますね」
ボス「なん…だと…?おい本当か確認しろ!!」
モブ「イエス、サー!!」
~3分後~
モブ「調べたところ、確かに誰かが侵入した形跡があります!!」
ボス「なんだって!?コイツは本物の占い師か!?」
志村「左様でございます。」
父「我々には未来が見えるのでございます」
ボス「マジでか!?…そしたら、来週の競馬の勝ち馬を教えてくれ!!」
志村「はい。イツモドンケツが、確実に勝利します。単勝に全財産をかけてもよろしいかと」
ボス「よし!!早速かけるぜ!!お前達2人は、俺の部屋についてこい!!」
志村「はいはい」
志村(ヘッヘッヘ。チョロいな親父。)
父(クックック。あのエロハンドを利用しない手はないぜ(笑))
志村(このままコイツを気絶させて、引っ捕えればいいんだな?)
父(ああ。もうすぐで100万ドルは俺のもんだ)
志村(いや、俺のもんだわ。なに言ってんだ)
父(はあ?お前は俺の息子だろ?お前のものは俺のもの。俺のものも俺のもの)
志村(こんなジャイアン親父、絶対嫌だわ!!今すぐ縁を切りてえ!!)
父(ま、とにかくその100万ドルは、今後の生活のために使わせてもらう)
志村(いーやダメだ。せめて俺に半額は寄越せ)
父(仕方ねえなあ…じゃあ9対1)
志村(俺が9な)
父(なに言ってんだよ。お前何もしてねえだろ??)
志村(お前もだろーが!!)
ボス「…何をゴチャゴチャやってるんだ??」
志村「い、いえ別に!!」
ボス「入れ。ここが俺の部屋だ。他の奴らもめったに入ることができない」
父「なるほどなるほど」
志村「それじゃあ…」
ボス「え??」
バキィ!!
ボス「チーーーーン…」
父「まったく。チョロいなミッションも」
志村「ああ。ガチでインポッシブルだぜ」
父「お前、インポッシブルの意味わかってんのか…??」
志村「ああ。「チョロい、簡単」って意味だろ??」
父「違う。「俺に任せろ」って意味だ」(※違います。「不可能な」です)
志村「そーだったの!?勉強になるぜ親父!!」
父「クックック…アイムインポッシブル!!」
志村「おお!!なんかかっけえ!!」
父「そうだろうそうだろう(ドヤ顔)」
志村「…でもそれだと「私は俺に任せろ!!」にならねえか??」
父「…………………」
志村「…………………」
父「ま、この話は置いていて…」
志村「おい逃げんな!!」
志村「…で、コイツどうやって運ぶの??」
父「ああ、それは……」
志村「………………?」
父「…………………」
志村「おい!!何も考えてねえのかよ!!」
父「やかましい!!こんな事後処理のことなんて考えるわけねえだろうが!!」
志村「お前社会人だろうが!!」
父「うるせえ!!階級も給料も低いからしょーがねーだろ!?」
志村「そんな悲しいこと言うんじゃねえ!!」
エロ「まったく…やっぱり何も考えてなかったか…」
志村「エロイーサン!!」
エロ「だから、エロイーサンだっつーの!!」
志村「いや、だからそう言ったけど(笑)」
エロ「え??」
父「いやー、よく来てくれた!!待ってたぜ!!」
エロ「よく言うわ(笑) 僕を売ったくせに(笑)」
志村「いや、あれは作戦だった」
父「そうそう。お前なら余裕で切り抜けられると思っていたからさ」
エロ「ハイハイ…言い訳はもういいから」
父「言い訳じゃなってばー、カッコイーサン!!」
志村「そうそう。怒らないでー、スゴイーサン!!」
エロ「俺の名前で遊ぶんじゃねえ!!」
エロ「…まあこれでターゲットは確保できた。そしたら僕は、このハングライダーで失礼する」
父「なるほど。流石だ」
志村「で、俺達のはどこ?」
エロ「いや?ないけど?」
父・志村「「は??」」
エロ「だって、僕は1人で行くと言ったのに、君達が勝手についてきたんだろ??(笑)」
父「俺達を見捨てるのか!?」
志村「なんてひでえクズだ!!」
父「それでも一流のスパイかよ!!ゴミだな!!」
志村「サイテーだな見損なったぜ!!」
エロ「うるせえ!!もうお前達はスパイでもなんでもねえ!!今ここでクビ!!消え失せろ!!」
志村「なんだとテメエ!!」
父「絶対に逃さねえ!!俺達も連れて行け!!」
ガシイ!!
エロ「ちょ、待て、重い!!やめろバカ!!」
モブ「ボス!!大丈夫ですか!?」
バタン!!
エロ「ヤバい!!敵が来た!!」
父「エロイーサン!!さっさと爆弾を投げるんだ!!」
エロ「言われなくてもわかってるわ!!クソ!!おりゃあ!!」
ブン!!
モブ「ヤバい!!」
エロ「よし逃げるぞ!!…って、俺のハングライダーは!?」
父「すまんイーサン!!ハングライダーは借りるわ!!頑張って逃げてくれ!!(笑)」
志村「俺達で、このバカを本部に届けておくから!!後のことは任せてくれ!!(笑)」
エロ「テメエらああああああ!!!!」
ドッカーーン!!
父「ま、2人乗りでもだいぶ限界だけどな(笑)」
志村「コイツを合わせたら3人だけどな」
父「てかお前、重いな。このハングライダーから今すぐ降りろ」
志村「いやだよ。親父こそ最近、デブになって重くなっただろ。降りろ」
父「なんだとテメエ!?叩き落してやる!!」
志村「自分の息子によくそんなことができるな!?ぶっ〇す!!」
父「ちょ、暴れんな!!落ちる!!」
父・志村「「うわあああああ!!」」
湖ボッチャーン!!
~スパイ本部~
父「お届けに参りました!!」
上司「ご苦労。エージェント・シム。アンドジュニア」
父・志村「「イエス、サー!!」」
上司「では下がってよいぞ」
父「えっと、報酬の方は…??」
志村「100万ドルでしたっけ??」
上司「は?ないぞ??」
父「え??」
上司「お前達に払う報酬は、イーサンの治療代に回された」
志村「は??」
上司「まったく…とんでもないことをしてくれたなお前達は…生きてはいるものの、うちのトップエージェントを置いて爆破して帰るなんて…」
父「ちょっと待ってください!!先に俺達を置いていこうとしたのはアイツです!!」
志村「そうです!!アイツが全部悪いんです!!」
上司「やかましい!!貴様らはクビ!!報酬は0!!」
父・志村「「そんなああああああああ!!!!」」
~その頃、エロイーサン~
医者「この傷ですと、全治3ヶ月ですね」
エロ「もう絶対、スカウトなんてしねえから!!」
~完~




