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鬼畜少年軍団、現る。

加藤「はあ…午前の部活だるかったわ」


高木「それな。休日だってのに、なんで午前中に起きなきゃなんねえんだよ」


志村「まあでも、おかげで午後はフリータイムだぜ!!」


加藤「何するか??」


志村「公園で遊ぼうぜ!!」


加藤「小学生か!!」


高木「あ、じゃあ俺らはパス(笑)」


志村「なんでだよ!!」


加藤「いや理由はわかるだろ!!」


志村「わかんねーよ!!たまに公園で遊ぶの楽しいだろ!?」


加藤「わかるけど!!大人数を誘ってやることじゃねえ!!」


志村「ブランコしようぜブランコ!!」


加藤「ブランコではしゃぐな!!見てて恥ずかしくなるわ!!」


子供1「ねえねえおにーさん。僕達と遊ぼ!!」


子供2「遊ぼ―!!」


志村「あ??なんだガキども。見てわかるだろ??俺は今、ブランコで超忙しいんだ」


加藤「つまり、クソ暇じゃねえか!!」


子供3「僕達、野球をするつもりなんだ!!おにーさんもやろ!!」


高木「いーじゃねえか。付き合ってやれよ(笑)」


志村「しょーがねーな。大人の力を見せつけてやろう」


子供4「わーい!!じゃあ、早速打席に立って!!」


志村「ったく。後悔しても知らんぞ??」


子供1「いくよー!!えい!!」


ヒュン!!


志村「どりゃあああああああああ!!」


グワキイイイイイイン!!


加藤「え??」


高木「え??」


志村「よっしゃあ!!超特大、場外ホームラン!!」


加藤「いや、少しは手加減しろよ!!」


志村「バカかテメエ!!手加減なんてそんな失礼なこと、できるわけねえだろうが!!これはガキどもと俺との真剣勝負だぞ!?全身全霊でコテンパンにする!!」


加藤「5歳前後のガキに言うことじゃねえ!!最低か!!」


志村「オラ!!さっさとボールを探しに行けガキども!!」


高木「スパルタか!!トラウマになるぞバカ!!」


志村「あのなあ、将来立派な大人にするために、ガキの頃から厳しくしつけておくんだよ!!」


加藤「全然立派じゃない大人に言われても…」


高木「良い大人はマネしないでね!?」


志村「オラ!!次は俺がピッチャーをやってやる!!くらえ120kmの全力投球!!」


ズバアン!!


子供1「うわあ!!」


志村「はい空振りー!!(笑) ザーコザーコ!!」


加藤「やってて恥ずかしくねえのかテメエ!?」


子供1「なんか…この辺にいるおにーさんって、嫌な人ばっか…」


子供2「ね。なんでこんなひどい大人しかいないんだろ…」


高木「なんかごめん!!ホントごめん!!」


志村「おいおい。もう挫けたのか??情けねえ奴らだ」


加藤「テメエはもう黙れ!!」


子供3「この前遊んでくれたおにーさんも、最低だった…」


子供4「ホント。人間のクズだった…」


加藤「人間のクズ!?」


子供1「ね。最底辺のゴミクズだったね…」


加藤「口悪!!最近の5歳児、めっちゃ口悪!!」


北野「よう!!また遊びに来てやったぜ!!喜べガキども!!」


森田「もうさ、行くのやめよ??絶対にあの子達に迷惑だって…」


子供1「あ、噂をすれば…またあのクズおにーさんだ!!」


子供2「うわキモ!!近寄らんとこ!!」


子供3「マジ最悪!!こっちくんな!!」


北野「フン。クソガキどもめ。俺に負けるのが怖いのか??(笑)」


森田「散々な言いわれようだけど…メンタル大丈夫そ?(笑)」


加藤・高木「「北野!?」」


北野「あれ??大親友と友達の加藤じゃん」


志村「だから大親友じゃねえ!!」


加藤「友達でもねえ!!」


高木「てか、なんでお前ここにいんの??」


北野「いや、たまたま通りかかっただけ。お前らは??」


高木「俺らも似たようなもん。てかコイツらと知り合いだったん??」


北野「まあな。前回遊んだ時、コテンパンにしてやった(笑)」


子供1「はあ!?されてねーし!!」


森田「むしろ君が負けそうだったけど!?」(第2部 19~20話参照)


子供2「こんなゴミクズ野郎に、僕達が負けるわけないし!!」


北野「ゴミクズ野郎!?口悪!!」


北野「てゆーかオイオイ。前回はこの俺相手に手も足も出なかっただろうが(笑)」


森田「どこが!?手も足も余裕で出てたと思うけど!?」


北野「ま、所詮は5歳前後のガキんちょ。俺の相手にはならないわ(ドヤ顔)」


子供4「調子乗りやがって…この腐れ外道が…」


森田「だから、どこでそんな言葉を覚えるの!?」


志村「オイオイ。子供相手に大人げない奴だな」


加藤・高木「「お前が言うな!!」」


子供1「でももう、僕達は怒ったから!!」


子供2「本当にブチギレた!!もう許さない!!」


志村「ほお。それならどーすんだ??(笑)」


北野「この俺様を、満足してみせろよ(ドヤ顔)」


森田「お前だけはイキるな!!聞いてるこっちが恥ずかしい!!」


子供1「クックック。もう後悔しても遅いよ??」


加藤「だから、本当に5歳児か!?お前ら」


子供2「人間としてオワコンのおにーさん2人に、制裁を加える!!」


志村「上等だよ。かかってこい(笑)」


北野「そ、そうだよ!!(便乗) お、俺は、こここ怖くなんてねえからな!?」ガクガクブルブル


森田「めっちゃビビってるじゃん!!」


子供3「調子に乗ったおにーさん達2人を倒すために、僕達は新しい部隊を作り上げた…」


子供1「いでよ!!「鬼畜少年軍団」!!」


加藤「鬼畜少年軍団??」


志村「なんだ。結局はガキンちょか…」


北野「所詮、俺様の相手にはならないな」


ゴリラ1・2・3「「「オッスオッス!!」」」ズンズンズン


志村「しょ、少年!?」


加藤「どう考えても少年って大きさじゃねえだろうが!!」


高木「身長180はあるぞ!?」


北野「しかも全員ラグビー部なみのガタイだ!!」


志村「これを5歳児は、無理があるだろ!!」


ゴリラ1「いーや??俺達はマジで5歳だけど??」


ゴリラ2「それな。見ろよこの、まぶしい笑顔」(ニカッ!!)


志村「ますます5歳児じゃねえ!!」


北野「可愛げゼロ!!」


子供1「じゃあ早速…これをやろう!!」


志村「え…?」


子供2「地獄のドッチボール!!」


北野「なんだそれ…?地獄??」


ゴリラ1「ま、要するに相手が戦闘不能になるまでやり続けるドッチボールだ」


北野・志村「「なんだそりゃ!?」」


ゴリラ2「当たっても外野に出なくていい。その代わり、戦闘不能になるまで外野には出れない」


志村「ふざけんな!!そんなのドッチボールじゃねえ!!」


北野「そうだそうだ!!ただの殺し合いじゃねえか!!」


ゴリラ3「じゃあ別に、殺し合いでもいいよ??(笑)」


志村・北野「「よくねーよ!!」」


子供3「じゃ、試合開始!!」


志村「え、ちょ」


北野「まだ心の準備g」

ゴリラ1「どりゃあああああああああ!!」


ドビュン!!


北野「ぶへっ!!」


ドボガン!!


北野「チーーーーン…」


志村「…………………」


ゴリラ2「なんだ??アイツはもう戦闘不能か??」


ゴリラ3「ザッコ。話にならんな(笑)」


ゴリラ1「ホントだよ。筋トレが足りねーぞ」


志村「いや、お前らがおかしいんだよ!!」


加藤「5歳児の筋肉量じゃねえ!!」


ゴリラ1「もっとプロテイン飲めよ」


ゴリラ2「そうそう。腕立て・腹筋・背筋1日100回はやれ」


志村「もう5歳児を演じる気ねえだろ!!」


ゴリラ3「スキあり!!どりゃあああああああああ!!」


ドビュン!!


志村「うわああああああああぶねえええええええ!!」ヒョイ


ゴリラ3「ほお…?よく避けたな」


志村「あっぶねえええ…マジで死ぬかと思った…」


志村「だが、これでこっちのボールだぜ!!どりゃあ!!」


ヒュン!!


パシイ!!


志村「な!?」


ゴリラ2「なんだあ??風船でも飛んできたんか??」


志村「バ、バカな…俺の渾身の1発が…」


ゴリラ2「お返しするぜ」


ドビュン!!


志村「え??」


ズバゴン!!


志村「ぐへえ!!」


ドカーン!!


志村「チーーーーン…」


子供4「そこのバカ2人、戦闘不能!!勝者、早応大学s…じゃなくて鬼畜少年軍団!!」


加藤「おい!!今何か言いかけてたぞ!?」


ガバ!!


志村「やっぱり!!そいつら少年じゃねえだろ!!」


ゴリラ1「おい!!アイツまだ生きてるぞ??」


ゴリラ2「確かに。ピンピンしてるな」


ゴリラ3「じゃあ、第2ラウンド始めっか」


志村「上等だよ!!100倍返ししてやんよ!!」


加藤「意外と乗り気!?」


志村「当然だ。やられたらやり返す。それが俺の流儀」


ゴリラ1「次の競技は、鬼ごっ殺し合いだ」


志村「つまり殺し合いじゃねーか!!」


高木「もう鬼ごっこしなくていいだろ!!」


ゴリラ1「バカ野郎!!5歳児の遊びなんだぞ!?」


ゴリラ2「そうそう。子供の遊びと言えば鬼ごっこだろうが!!」


志村「なら普通に鬼ごっこをさせろ!!」


加藤「てかもうその5歳児設定いらねーわ!!」


ゴリラ3「ルールはいたって簡単。鬼がぶん殴って相手を〇したら鬼の勝ち。逆に相手に〇されたら、鬼の負け」


志村「やっぱりただの殺し合いじゃねえか!!」


ゴリラ3「じゃ、始めるぞ。よーいスタート!!」


北野「うう…やっと目覚めた…ってあれ?ドッチボールはどうなっt」

ゴリラ3「どりゃあああああああああ!!〇ねええええええ!!」


タックルバキイ!!


北野「おぼげ!!」


ドサ


北野「チーーーーン…」


志村「北野ーー!!」


加藤「もう完全に死んだなありゃ…(笑)」


高木「ドッチボールで、既に満身創痍だったもんな…(笑)」


ゴリラ1「次はテメエだ!!」


志村「や、やめろ!!こっちくんな!!」


ゴリラ1「〇ねえええええ!!」


志村「北野ガード!!」


バキイ!!


北野「ぶべら!!」


加藤「ひでえ!!」


高木「流石クズ!!」


志村「ふう…あっぶねえ…」


ゴリラ2「まだまだあ!!」


ズドン!!


志村「あべし!!」


ゴリラ3「ここまでだな。観念しろ」


志村「クソが…なんで俺がこんな目に…」


ゴリラ1「そんなことはわかり切ったことだろう。弱い者をいじめていたからだ」


志村「え…??」


ゴリラ2「お前達2人は、子供達をボコボコにしていじめて楽しんでいた!!」


ゴリラ3「弱い者いじめをして楽しむ奴は、この「鬼畜少年軍団」が許さん!!」


志村「べ、別に楽しんでねーし!!」


加藤「いや、めっちゃ笑顔だったけど(笑)」


志村「畜生…誰か俺に、コイツらに勝てる力を…力をくれえええええ!!」


高木「はあ…しょーがねーな…」


ゴリラ1「トドメだ!!」


高木「志村!!」


志村「え??」


高木「もしソイツとの戦いに勝ったら、100円やるよ」


ゴリラ1「は??」


志村「マジで!?!?うおおおおおおおおおおお!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


ゴリラ1「な、なんだ!?」


志村「覚悟しやがれ。てめーの敗因は…たった1つだぜ…たったひとつの単純シンプルな答えだ……『高木が俺に金をくれた』」


森田「な、何が起こったの!?」


加藤「志村の本気モードだ(笑)」


高木「それにしても、ダサい承太郎だな(笑)」


ドドドドドドドドド


志村「3分間待ってやる。命乞いをしろ」


森田「なんか、バルスされそうなこと言ってるけど…(笑)」


加藤「大丈夫大丈夫。ほっとけ(笑)」


高木「そうそう。金が絡むとアイツは最強だからな(笑)」


志村「やっぱ待つのやめた。ぶっ〇す!!」


森田「ム◯カよりも短気だ!!」


バキイ!!


ゴリラ1「ぐわあ!!」


ゴリラ2「な!?」


ゴリラ3「何だあいつの動き!?」


志村「〇ね〇ね〇ね〇ねえええええ!!!!」


ドカバキボカスカ


ゴリラ1「ぐわあああああああ!!」


ゴリラ2「だ、大丈夫か!?」


ゴリラ3「しっかりしろ!!豪炎寺阿修羅!!」


加藤「いや、名前いかつ!!」


高木「まあ、あの状態の志村には勝てんよ」


森田「志村君って何なの!?スーパーサ〇ヤ人かなんか!?」


志村「オラオラア!!どうした??その程度ですかあ!?雑魚すぎんだろがよお!!」


ボカバキボカスカ


志村「弱すぎて反吐が出るぜ。所詮、本気を出した俺の相手にはならねーな!!」


ゴリラ1「ク、クソ…!!」


志村「大きな口を叩いた割にはこの程度か…ゴミが。出直してこいカス」


森田「とんでもねえ悪口の連鎖!!」


加藤「どっちが悪役か、いよいよわからなくなってきた…」


子供1「ねえねえ!!あのおにーさんをいじめないであげて!!」


加藤「え??」


高木「どうゆうこと??おにーさん??」


子供2「実はね、私達が相談したの!!最近、変で頭のおかしい気持ち悪いおにーさんが、この公園によく出没するって!!」


北野「え??それって俺のこと??」


森田「相変わらずひでえ言いわれよう(笑)」


子供3「だから、早応大学のラグビー部のおにーさん達に、相談したの!!」


子供4「そしたら、ラグビーおにーさん達が「2度と子供にひどいことできないように、俺達が腐った根性を叩き直してやる!!」って言って…」


高木「なるほど…それで今に至るわけか…」


子供1「だから、鬼畜少年軍団なんて実はいないんです!!騙してごめんなさい!!」


子供2・3・4「「「ごめんなさい!!!」」」


加藤「いやまあ、それはわかってたけど…(笑)」


高木「あんなゴリラみたいな5歳児いたら、怖すぎるわ…(笑)」


子供1「だから、ラグビーおにーさんを助けてください!!」


子供2・3・4「「「お願いします!!!」」」


高木「はあ…まあ元はと言えば、志村が悪いしな…」


森田「ホントに。北野君が気持ち悪いことをするから…」


加藤「オッケー。俺達に任せとけ」


子供1・2「「ホント!?!?」」


子供3・4「「ありがとう!!」」


森田「でも、どーすんの??今の志村君は、戦闘力でフ〇ーザを越えてるよ??」


高木「そうだな。だけど…」


志村「オラオラオラアアアアアア!!〇ね〇ね〇ね!!」


ゴリラ1「クソ!!強すぎるコイツ!!」


高木「おーーい志村ーーー!!」


志村「ああん!?何だ今度は!?」


高木「150円やるから、負けてくれ」


志村「ぐわあああああああ!!やーらーれーたー!!」


森田「ちょっろ!!予想以上に簡単だった!!」


ゴリラ2「大丈夫か!?豪炎寺!!」


ゴリラ1「ハア…ハア…助かった…」


加藤「まあ、だから君達。もしこの志村と遊ぶ時は、「負けてくれたら10円払う」って言いな。そしたら手加減して、なおかつ負けてくれるから(笑)」


森田「ワイロのやり方!?そんなもん子供に教えるな!!」


子供1「うんわかった!!」


子供2「キチンと買収するね!!」


森田「悪い知識をつけちゃったよ!!」


ゴリラ1「おい。そこの北野とか言うやつ」


北野「は、はひ!!ななななななんでしょうか!?!?」


ゴリラ1「もう2度と、この子達をいじめないと誓うか??」


北野「は、はひ…もうしましぇん…しゅいましぇんでした…」


ゴリラ1「またお前が、どこかで子供達に悪事を働いてたら」


ゴリラ2「俺達「鬼畜少年軍団」が必ず現れて」


ゴリラ3「お前をボコボコにするからな??覚悟しとけ」


北野「は、はいーー!!」


志村「まったく…子供にひどいことをするなんて、相変わらずとんでもねえ奴だな…」


加藤・高木「「お前が言うな!!」」


~完~

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― 新着の感想 ―
志村君強すぎw100円でそんな動けるって才能かもwめっちゃ運動神経いいんじゃないですか。。。。。。。(普段からその才能発揮せい!って思ったけど、そんなのは志村君じゃないと思いなおしました)ムスカより短…
2025/09/23 11:44 学校さぼりたい人
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