食べ物に異物混入していましたが、何か??
志村「おいこの新しくできたハンバーガー屋、一個100円だってよ!!」
加藤「怪しいなあ…」
高木「なんの肉使ってんだろ…」
志村「そんなもん、なんだっていいだろうが!!」
加藤・高木「「よくねーよ!!」」
志村「なんで?うまければよくない?」
加藤「じゃあお前、それがネズミの肉とか言われたらどーすんだよ
志村「食べるけど」
加藤「え?」
高木「え?」
志村「え?」
志村「ネズミでしょ?何回か食べたことあるけど…」
加藤「嘘だろ…」
高木「きったな…」
志村「なーんて、流石にジョーダンだよジョーダン!!」
志村「俺がネズミの肉なんて食うわけねえだろ!?」
加藤「いやお前の場合、ジョーダンにならねえから!!」
高木「本当にジョーダンか!?」
志村「まあ、さっさと店入ろうぜ。」
加藤「話そらした!!」
店長「いらっしゃいませー」
加藤「意外と普通の店だな…」
高木「それな。どんだけボロいのかと思ってたが」
志村「早く食おうぜ!!」
加藤「メニューはこれか。どれどれ…」
『ハンバーガー100円。以上』
加藤「それだけ!?」
店長「はい。うちはハンバーガー1本でやってるんで。」
加藤「ハンバーガーにも、色々種類あるだろうが!!」
高木「味変させろや!!」
志村「素晴らしい心掛けだ!!ハンバーガー1つで勝負していく姿勢!!感動した!!」
志村「ハンバーガー100個ください!!」
加藤「おい!!」
店長「へいまいど!!」
加藤「へいまいどじゃねえ!!」
高木「取消だ取消!!」
志村「は??なんでだよ」
加藤「なんでだよってお前、100個で1万円だぞ?払えねえだろお前」
志村「お前らに借りる」
加藤「死んでも貸さん」
志村「なんて無慈悲な!!」
加藤「いや普通だわ!!」
高木「自分の金で買える分だけ買え!!」
志村「そしたら0個なんだけど…」
加藤「何しに来たのコイツ!?」
志村「お前らに金借りる前提だった(笑)」
加藤「マジ死ねこのゴミ!!」
高木「一銭も貸さん。ここで餓死しろ」
志村「ジョーダンジョーダン。流石に1個は買えるって(笑)」
志村「えーと10、20、30円…」
志村「93、94、95円…あ、やっぱ足りなかった(笑)」
高木「あーもういいわ!!100円貸したるわゴミ!!」
志村「イエーイ!!」
高木「マジで利子つけよ…」
志村「そしたら加藤、5円くれ。それで2個食べる」
加藤「いいけど、絶対返せよ?」
志村「え?何を?」
加藤「5円を」
志村「え、ケチくさ…」
加藤「お前が言うな!!」
店長「お待たせしましたー!!ハンバーガー4つです!!」
志村「なんだお前ら。金あるのに1個でいいのか?」
加藤「いや、まずは様子見」
高木「そうそう。どんだけ不味いかわからんからな」
加藤「でも見た目は普通そうだな」
高木「それな。超小さいとか思ったけど」
志村「早く食おうぜ!!じゃ、いただきまーす!!」
ガブッ
志村「うめえええええええ!!」
加藤「幸せなやつだな…」
ガリ
志村「あれ?」
加藤「え?」
高木「なんだコレ…」
志村「なんだこのハンバーガー?なんか虫入ってるわ。うまうま」
加藤「いや、うまうまじゃねーよ!!」
高木「大問題だ!!」
志村「なんでだよ。別に虫くらい普通だろ」
加藤「普通じゃねえ!!」
志村「だって、普段食ってる雑草にもしょっちゅうついてるよ??」
加藤「それは…お前の家の食事がいかれている!!」
高木「普通はその辺の雑草なんて食わねえ!!」
志村「虫って結構高タンパクなんよ。騙されたと思って食ってみろって」
加藤「それは昆虫食を食べる時にされる説明だ!!」
高木「今食べてるのは普通のハンバーガーだからな!?肉だからな!?」
志村「むしろ虫が入ってるのはサービスだ」
加藤「なにいってんだこいつ!?」
高木「いかれてやがる!!」
志村「普通入ってるんじゃねえの?」
加藤「入ってねえよ!!」
高木「しかも小さい虫とかじゃなくて、普通にバカでけえじゃん!!」
加藤「気持ち悪!!」
高木「なんだこれ?」
加藤「賠償請求できるぞ!?」
志村「マジで!?」
高木「ああ。相当の金額を請求できるはずだ!!」
志村「でも、もう食べちゃった…」
加藤「は??」
志村「全部食べちゃった…」
加藤「何してんだテメエ!?」
志村「いや、あまりにも美味しすぎて…」
加藤「よくその感想出るなお前!!虫が混入してたんだぞ!?普通はゲロ吐くわ!!」
志村「仕方ない。手術で腹を割いて証拠の虫を取り出して賠償請求しよう」
高木「落ち着け。かかる治療費の方が高い。」
加藤「というか、なんで食うんだよ!!」
志村「いやまあ、コオロギうまいし」
加藤「しかもコオロギかよ!?」
高木「いやそれ、本当にコオロギか?」
志村「え?」
高木「混入してた場所と、でかさと色と形を考慮したら、どう考えてもアイツだろ…」
加藤「まさか、Gか…」
高木「ああ…」
加藤「想像しただけでも吐き気がするわ…」
高木「それな…」
志村「ま、どっちでもいーや(笑)」
加藤「よくねーわ!!」
高木「正気かコイツ!?」
加藤「マジでバケモンだ!!」
高木「どちらにせよ店長を呼べ!!異物混入を指摘しろ!!」
志村「確かに!!大金を要求できるかもしれん!!」
高木「そういう問題じゃねえ!!」
志村「まあいいや。腹減ったし、先にもう1個のハンバーガーも食べよ」
加藤「この流れでもう1個を口にする!?」
高木「また異物混入してるぞ!?」
志村「関係ねえよ。うまいし」
加藤「マジで異常人だわ…」
高木「友達やめよ…」
志村「あ、なんか遊戯王カードが入ってた!!」
加藤「なんで!?」
高木「どんな異物!?」
志村「しかもウルトラレアやん、こりゃ間違いなく高く売れる!!」
加藤「そういう問題!?」
志村「検索検索…なに!?この遊戯王カード、1枚5000円で売れるぞ!?」
志村「ハンバーガー食べて儲かっちまったじゃねえか!!最高だヒャッハー!!」
加藤「クソきたねえけどな、そのカード(笑)」
高木「それな。ハンバーグの油でビチャビチャじゃん(笑)」
加藤「関係ない。キレイに拭けば問題ない」
高木「あるわ!!絶対クサイ!!」
志村「そんなもん購入するまではわからん(笑)」
加藤「ゴミ販売者!!」
志村「だとすれば…これは投資だ!!よし、次々とハンバーガーを食べよう!!」
加藤「いやどんな理由!?」
高木「そんな理由でハンバーガー買うな!!」
店長「よく気づいてくださいましたね」
加藤「は??」
高木「なんだこの店長」
店長「うちは、通称「ガチャガチャハンバーガー」なんです」
加藤「いや、なにそれ」
店長「何が入っているかわからないハンバーガーなんです!!」
加藤「入ってるのは、ハンバーグであってくれ!!」
高木「そこを変更すんな!!大問題だ!!」
店長「チッチッチ。だから良いんですよ」
加藤「は??」
店長「腹も満たせて、なおかつガチャガチャも楽しめる。しかもたったの100円で!!そして時には当たり商品も入っている!!こんな最高の商売が他にありますか!?」
加藤「あるわ!!普通のハンバーガーを100円で売ってくれ!!毎日食べに来てやる!!」
志村「いーや店長。アンタは素晴らしい!!」
加藤・高木「「は??」」
志村「まさに天才的アイデア!!これは一儲けできる!!店長、あとハンバーガー10個ください!!」
加藤「正気かコイツ!?」
志村「よく考えろ。このウルトラレアカードで既に4800円の儲けだぞ?」
志村「これがあと何回もでれば、俺は腹を満たしつつ金儲けができるってことだ!!ヒャッハー!!」
加藤「まあうまくいけばな…」
高木「そもそも異物混入してるハンバーガーなんて食いたくねえんだが…」
志村「なら、お前らのくれ」
加藤「どうぞどうぞ」
高木「むしろ食ってくれ」
志村「やったぜ!!これで更に金持ち!!」
加藤「よくもまあ喜べるわ…」
高木「俺達は、異物混入で金返して欲しいレベルなんだが…」
店長「それは無理ですね」
加藤「なんでだよ!?バラすぞ!?異物混入してたって!!」
店長「どうぞ」
加藤「なにその強気!?」
高木「飲食店とは思えねえ!!」
店長「だってうちの店、もう公認ですもん」
加藤「は?」
店長「異物混入を国から公認されてるんです」
加藤「そんな店ねーよ!!」
高木「国をナメんな!!」
店長「ありますよ。認定証。」
加藤「なにそれ!?」
高木「マジであんの!?」
(※あるわけありません)
店長「だからこの店は、この国で唯一異物混入が認められた店なんです!!」
加藤「なんてことをしたんだ!!」
志村「なるほど、それでガチャガチャバーガーなんて思い切った事ができるわけだな!!」
加藤「感心すんな!!」
店長「そういうことです」
加藤「え、じゃあ、もしかして、さっきのコオロギも…」
店長「あー、それは厨房で飼ってるコオロギが勝手にハンバーガーに入ったんですね(笑)」
加藤「ガチの異物混入じゃねえか!!(笑)じゃねえ!!」
高木「てゆーかコオロギを厨房で飼うな!!衛生管理が終わりすぎている!!」
店長「だから異物混入とか口コミに書いたり、拡散していただいても構わないですが、お店のコンセプト
上、特に何も問題ありません」
加藤「いや、明らかにお客少ないけど…(笑)」
高木「それな。既に口コミは1.3だし(笑)」
店長「いやー、なんででしょうね(笑)」
加藤「異物混入してるからだろうが!!」
高木「理由はわかりきってるわ!!」
志村「まあいい。とにかくお前らのバーガーを食うぜ!!」
ガブ
加藤「今度は何が入ってたんだ…?」
高木「なんか、ムダに気になるな…(笑)」
志村「あ、漫画が入ってる!!」
加藤「いやどゆこと!?」
高木「ワンピース、85巻だ!!」
店長「続きの巻を読みたければハンバーガーをもう一個買ってください」
加藤「普通に本屋で買うわ!!」
高木「油でベチャベチャで読めねえし!!」
志村「これは流石に転売できんな…よし次!!」
加藤「よくそんな次々と異物混入されたバーガーを食べる気になるわ…」
ガブ
志村「かって!!」
志村「え、なんかおもちゃが入ってんだけど…」
加藤「ハンバーガーの中に!?」
店長「おめでとうございます!!ハッピーセットです!!」
加藤「黙れ!!」
高木「マックに謝れ!!」
志村「しかも安っちいな…これじゃ売れねえ…」
加藤「そんなもんだ。ガチャガチャなんて大半がハズレだしな」
高木「だからもう帰ろうぜ」
志村「いーや!!次こそは当たる!!」
加藤「あ、ダメな奴だ…」
店長「その意気です!何個食べますか?」
志村「10個!!」
加藤「イカれてやがる!!」
志村「いただきまーす!!」
ガブ
志村「かって!!なんだこれ??」
志村「えええええええ!?モンハン最新作のソフトが挟まってるやん!!すげええええ!!」
加藤「モンハンのソフトが挟まってんの!?」
高木「普通によこせ!!バーガーに挟むな!!」
志村「でも最高!!超当たりじゃん!!」
加藤「マジでいいな。欲しいんだけど」
店長「あ、返してください」
志村「は??」
店長「それは厨房にいる、モンド・ハントレイくんの私物です」
志村「私物かよ!!」
加藤「そんなもん混入させんな!!」
高木「しっかり管理しとけ!!」
店長「ちなみに、先程混入したコオロギを厨房で飼っているのも彼です(笑)
加藤「アイツかよ!!」
高木「今すぐクビにしろそんな奴!!」
店長「でもシゴデキですから。」
高木「厨房でコオロギ飼ってる奴はシゴデキではない確実に!!」
志村「よし!!次のハンバーガーくうぜ!!」
加藤「なんでお前はそんなノリノリ!?」
ガブ
志村「なんだコレ!?ハンバーグが入った、ただのハンバーガーじゃねえか!!」
加藤「あーそれはハズレですね」
店長「いやあたりだろ!!」
店長「それは有名な佐渡牛を100%利用しただけのただのハンバーガーです」
加藤「いや超当たりやん!!それが100円!?」
志村「でも売れねえだろうが!!ハズレ!!」
加藤「もう駄目だコイツ!!転売に目が眩んでやがる!!」
志村「次のハンバーガーだ!!金貸してくれ!!」
高木「ハイハイ。利子付きでな」
店長「はいどうぞ」
志村「いただきまーす!!」
加藤「毎回食べようとすんな!!」
高木「まずは中身を見ろ!!」
志村「確かに!!」
志村「ってなんだこれ!?」
店長「ピクルスバーガーです。ハンバーグ抜きです」
志村「大ハズレじゃねえか!!」
店長「いえ、こちらは大当たりです」
志村「なんでだよ!?」
店長「こちらのピクルスは、1グラム1000円する超貴重ピクルスなんです」
加藤「そんなもんに金かけんな!!」
高木「最高級ピクルスとか、死ぬほど需要ねえ!!」
志村「なんてこと言うんだ!!世界中のピクルスファンに謝りやがれ!!」
加藤「そんな奴はこの世にいねえ!!」
(※いたらごめんなさい)
志村「しかしこんなもんは転売もできんしなぁ…俺が食べるしかないか…」
加藤「まあそれはそう」
志村「うっっま!!なんか、ハンバーグみたいな味する!!」
加藤「いやどんなピクルス!?」
店長「はい。ガチでハンバーグの代わりになるピクルスです」
加藤「ならハンバーグでいいわ!!」
店長「確かに。盲点でしたね。」
加藤「いやどこが!?」
高木「ただのバカだろ!!」
志村「もういい!!次だ次!!」
志村「遊戯王の雑魚カード!!」
志村「ポケモンカードの雑魚カード!!」
志村「漫画の切れ端!!」
志村「うまく割れなかった割り箸!!」
志村「って、全部ただのゴミじゃねえか!!」
店長「次!!次こそは当たります!!」
志村「黙れテメエ!!もう買わねえから!!」
店長「チャーンスターイム!!」
志村「え??」
店長「今なら、豪華賞品が当たる可能性がなんと100倍!!大チャンスです!!」
志村「マジで!?やるやる!!」
加藤「でも0の100倍は0だよな。」
高木「それな。確実に当たるとか言ってくれねえと」
店長「…………………」
志村「確かに。流石にこれ以上ゴミに100円という大金はかけられない」
店長「…というのはジョーダンで、なんと確実に豪華賞品が当たります!!」
加藤「日和った!!」
志村「マジで!?ならやる!!」
店長「こちらです。どうぞ」
志村「よっしゃー!!いったっだきまーす!!」
加藤「だから食うな!!」
志村「確かに!!」
志村「どれどれ…」
志村「おおおおおお!!スマホが入ってる!!」
加藤「だからきたな!!」
高木「使いたくねえ!!」
店長「最新型のiPhoneが入ってます」
志村「マジで!?超当たりじゃん!!」
加藤「油でビチャビチャじゃなかったらな!!」
志村「マジでくれんのこれ!?」
志村「どうぞどうぞ。壊れたiPhone、どうぞアナタ様にお譲りします」
志村「いや、ただのゴミじゃねえか!!」
加藤「はよ潰れろこんな店!!」
〜完〜