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行列のできる店は、大抵ちょっとお高め。

高木「ここがあの有名なステーキ屋か…」


加藤「マジで通るたびにいい匂いしてたからな。マジ部活終わりとか地獄だったわ」


志村「そんなこと言って、美味しくなかったらお前に全額請求するからな?(笑)」


加藤「安心しろ。普段雑草を食べてるお前だけは絶対に美味いといわせる自信がある」


高木「逆にこれをまずいって言ったら、お前が食べてる雑草を食ってみたいわ」


加藤「それな(笑)」


志村「めっちゃいい匂いする!!ヤバい!!」


加藤「だろ??これはハンパねえべ」


志村「でもそこそこ行列できてんじゃん!!最悪!!」


加藤「それはしゃーない。人気店だから」


志村「あーニオイやべえ…死ぬ…」


高木「それな。飯テロがすぎる」


志村「あー早く食べてえ食べてえ食べてえ!!」


加藤「子供か!!大人しくしろ!!」


〜30分後〜


店員「お次のお客様。席へどうぞ」


志村「ガチで餓死する…死ぬ…」


加藤「なんとか耐えたな」


志村「ついに食えるのか…最高!!」


加藤「よし。ステーキを頼もうぜ!!」


高木「サイズどーする?」


加藤「そうだな、腹ペコだかr」

志村「ああああああああ!!」


加藤「なんだよ急に…」


高木「ビックリした…」


志村「す、す、す、ステーキ…」


加藤「なんだ?腹減りすぎて頭イカれたか?(笑)」


高木「もしかして人生初のステーキか?(笑)」


加藤「それで喜びすぎて震えてるのか(笑)」


高木「コイツなら全然あり得るな(笑)」


志村「ステーキ、たっっか!!」


加藤「え??」


志村「ステーキ、高すぎだろ!!最低価格が2000円からって、払えるかボケが!!」


加藤「いや、そこ!?」


高木「いいステーキなんて、そんなもんだろ」


志村「知らねーよ!!先に言え!!」


加藤「いや、聞かれてねえし(笑)」


高木「食べ放題いくのと同じくらいだしな(笑)」


志村「バカ野郎!!食べ放題とステーキなんかを一緒にすんじゃねえ!!」


加藤「ステーキなんかとか言うな!!」


高木「店の中だぞ!?」


志村「食べ放題に行けば、何でも食えて、3日間は何も食わなくても大丈夫なんだ!!」


加藤「いやそんなことはねえけど!?」


高木「どんな胃袋してんのお前!?」


志村「だがステーキなんて、たかだかもっても半日だろうが!!しかも肉はたったの1枚なんて、腹の足しにもならねえわ!!」


加藤「ギャーギャーうるせえな。じゃあお前は店出て外で待ってろ」


志村「そんな薄情な!!」


高木「金のないゴミは去れ。」


志村「ひでえ!!」


加藤「でも実際お前どーすんの?」


志村「仕方ない。コーンスープを飲むしかない。」


加藤「ここまで来て!?」


高木「ステーキ食べずに帰るの!?」


志村「安心しろ。きっとここのコーンスープはバカうまい。」


加藤「いや知らねーよ?食べたことねえし!」 


志村「コーンスープコーンスープ…って、700円だと!?」


加藤「うん、まあそんなもんだろうな(笑)」


高木「スープでもそこそこ高いイメージある」


志村「たかだか、コーンを数粒入れただけの液体が、なななな700円!?」


加藤「コーンスープに恨みでもあんのか!?」


志村「そんなもん誰が買うか!!」


加藤「あっそ」


高木「バイバイ」


志村「だからひでえな!!」


加藤「じゃあどーしろって言うんだよ」


高木「そもそも金を持ってこないお前が悪い」


志村「持ってきてるわ!!全財産700円!!」


加藤「相変わらずすくねーな!!」


高木「ステーキなめんじゃねえ!!普通のステーキでも食べれねえだろーが!!」


志村「それがおかしいんだよ!!あんなもん、肉をただ鉄板で焼いただけの食べ物だろ!?他に何も手間暇かけてないのに、どんだけ高いんだよ!!」


(※志村の意見です。作者の意見ではありません)


加藤「肉が高いんだろ」


志村「そんないい肉使わんでいいわ!!」


加藤「知らねーよ!!」


高木「もういい。俺達は頼むから」


加藤「じゃあな」


志村「というわけで、お前ら金貸しt」

加藤「死んでも金は貸さん。」


高木「お前は黙ってコーンスープをすすれ」


志村「おい!!それでも友達か!?」


加藤「安心しろ。友達なら今辞めた」


高木「だから問題なくお前を見捨てられる」


志村「薄情オブ薄情!!」


加藤「いーじゃん。コーンスープは飲めるんだし」


志村「ステーキ屋でコーンスープなんて飲みたくねえわ!!」


加藤「さっきお前が飲みたいって言ったんだろうが!!」


志村「それしか買えねーんだよ!!」


高木「だから諦めろ。店出てけ」


志村「グヌヌヌヌヌ…万事休すか…」


加藤「大人しく外で待ってな(笑)」


高木「そうそう。店に迷惑だ(笑)」


志村「店長!!」


加藤「え?」


高木「は?」


店長「呼びました?」


志村「ステーキの切れ端だけで良いので、500円で売ってくれませんか!?」


加藤「なんか交渉し始めた!!」


高木「無理に決まってんだろ!!」


志村「お願いです!!貧乏人の僕のために、ステーキの切れ端を安く売ってください!!」


加藤「店に迷惑かけんなゴミ!!」


高木「貧乏人は消え失せろ!!」


志村「口悪!!」


店長「いーっすよ」


志村「マジで!?」


加藤「て、店長!!」


高木「神店長じゃん…」


加藤「それな。こんなゴミにも優しくするなんて…」


志村「やったー!!これでステーキが食べれる!!並んだ甲斐があったぜ!!」


店長「1グラム、100円から売りますね」


加藤「え?」


高木「え?」


志村「よっしゃあ!!」


加藤「いや、全然よっしゃあじゃねえけど!?」


高木「お前、めっちゃカモられてるぞ?(笑)」


志村「え?マジ?」


加藤「1グラム100円ってことは、お前7グラムしか食えねえんだぞ??(笑)」


志村「7グラム!?」


加藤「そう」


志村「ってどんくらい?」


加藤「そんくらいわかれや!!」


高木「肉ひとつまみくらい」


加藤「その辺の石ころより小さいサイズ」


志村「なにいいいいい!?!?」


店長「それ以外では売りません。うちは、プライド持って仕事やってるんで。金払えない奴は去れ」


志村「こっっわ!!」


加藤「急に悪魔になった!!」


店長「あと、3人ならしっかり3人前頼んでくださいね。ステーキを共有するとか絶対許しませんから」


加藤「貧乏人に死ぬほど当たり強い!!」


高木「何があったんだ!?」


志村「あーそうかい!!だったらもういいわ!!コーンスープをよこせ!!」


加藤「ステーキ屋でコーンスープ単体いった!!」


高木「人類初の試みレベル!!」


志村「そしてコイツらのステーキをもらう!!それなら文句ねえだろ!?」


加藤「いや、俺らが文句あるわ!!」


高木「勝手に決めんな!!」


志村「え?くれないの?」


加藤「あげねーわ!!」


高木「一口もやらん!!」


志村「なんてケチなクズどもだ!!」


加藤「お前が言うな!!」


高木「お前に一口やるくらいなら捨てたほうがマシだ!!」


志村「そこまで!?どんだけ嫌!?」


〜20分後〜


店長「ほらよ。コーンスープだ食え」


志村「…………………」


加藤「めっちゃ扱い雑!!」


高木「もはや客として扱われてない!!」


志村「めっちゃうまそう…」


加藤「結局なんでもいいんじゃねえか!!」


店長「お待たせいたしました。リブロースステーキでございます。お熱いうちにどうぞ」


加藤「態度が全然ちげえ!!」


高木「しっかりした対応!!」


志村「おい!!なんだその態度の違いは!!」


高木「お前はゴミ客なんだから当然だろ!!」


志村「なんだと!?」


店長「大変お待たせいたしました。特選サーロインステーキ・スペシャルコースです。お熱いのでお気をつけてお食べください。またこちらのソースもお好みでおかけください」


店長「ソースをかける際は、液が弾けますのでご注意ください。それから再度温める際は、こちらの焼き石をどうぞご利用ください」


店長「また、こちらの紙エプロンを」


加藤「まだあんの!?」


高木「逆に丁寧すぎる!!早く食べさせろ!!」


志村「てか金額によって接客態度を買えてんじゃねえ!!印象悪すぎだろ!!」


店長「うるせえな。細客は黙れよ」


志村「粗品さん!?」


店長「コーンスープは引っ込んでろ」


志村「なんだとゴルア!!」


高木「それはそう」


志村「同意された!?」


店長「太客のアナタは、なんでもおっしゃってください。トッピングも色々持ってきますんで」


加藤「いや俺にも持ってこいや!!」


志村「俺にもな!!」


加藤「テメエはコーンスープに何をトッピングするんだよ!!」


高木「黙ってそのまま食いやがれ!!」


志村「ナメんな!!コーンスープにラー油とか合うから!!」


加藤「絶対合わねえ!!」


高木「まずステーキ屋に置いてねえから!!」


店長「コーンスープの発言は全部無視。」


志村「おい!!」


加藤「てか名前がコーンスープになってる!!」


高木「そんなことより早く食べようぜ!!」


加藤「ああ。もう極限に腹ペコだ!!」


志村「…………………」


加藤・高木「「いただきまーす!!」」


志村「うっめえええええ!!」


加藤「ヤバい、マジでうまいこれ」


志村「…………………」


加藤「今まで食った肉の中で最高レベルだ!!」


高木「マジで幸せ!!並んだ甲斐があった!!」


志村「…………………」


加藤「うめえうめえうめえ!!」


高木「サイコーサイコーサイコー!!」


志村「あの」


加藤「え?」


高木「なに?」


志村「ひ、一口くだしゃい」


加藤「え?なんて?」


高木「聞こえない」


志村「ひ、一口いただけないでしょうか…」


加藤「コーンスープあるじゃん」


志村「いや、肉が食べたい」


加藤「美味しそうじゃん。コーンスープ」


高木「そうそう。絶対絶品だよそれ」


志村「じゃあ、いる?」


加藤・高木「「いらない」」


志村「なんでだよ!!」


加藤「いやだって、もらったら絶対対価を要求されそうだし」


高木「そうそう。代わりに肉よこせって絶対言ってくる」


志村「そんなわけあるか!!代わりに俺は一口もらうだけだ!!」


高木「大正解じゃねえか!!」


志村「あーもういい!!このドケチ野郎どもめ!!俺はコーンスープを食べる!!」


加藤「どうぞ」


志村「うめええええ!!なんだこれ!?今まで食べたコーンスープの中で、格段にうまい!!うますぎる!!史上最強のコーンスープだこれは!!」


加藤「幸せなやつだなコイツ!!」


〜お会計〜


高木「ごちそう様でした」


店長「ありがとうございました。またのご来店を心よりお待ちしています」


加藤「金払いのいい客には完璧接客だな…」


加藤「ごちそうさま」


店長「ありがとうございましたー」


志村「ごちそうさん」


店長「黙れよコーンスープ」


志村「お前マジで覚えとけよ!?一応客だからな!?700円は払うんだからな!?」


店長「税込770円です」


志村「え??」


店長「お会計、770円です」


志村「お前ら…70円貸して…」


加藤・高木「「結局払えないんかい!!」」


〜完〜

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