焼肉食べ放題は、胃袋強いやつが勝利する
志村「おい!!」
加藤「なに?」
志村「今度、また焼肉食べ放題いこうぜ!!」
加藤「え?また?(笑)」
高木「まあいいけど(笑)」
志村「前回行ってから2か月もたってしまった。そろそろ焼肉食べ放題にいかないと、俺が中毒症状や発作を起こしてしまう…」
加藤「いやどんだけ!?」
高木「しかもそんなたってねえし!!別に2か月いかないのは普通のことだろうが!!」
志村「俺は普通じゃねえ!!何度言えばわかるんだ!!」
高木「なんかキレられた!?」
志村「とにかく、また前回のあの激安焼肉食べ放題屋に行くぞ!!」
加藤「またあそこ行くの!?正気か!!」
高木「お前、前回とんでもない目にあったばかりだろうが!!」
志村「え??なんかあったっけ??(笑)」
加藤「バカすぎるコイツ…」
高木「前回、危うく30万円取られそうになったんだぞ?もう忘れたのか?(笑)」
志村「まあでも、取られなかったじゃん(笑)」
加藤「俺らが頑張ったからな!!」
高木「しかも最後の最後で吐き散らかして、あんだけ食べた焼肉が全部パーに…」
加藤「しばらく肉食えんかったわ…」
志村「あのあたおか店長、まだ元気かな?(笑)」
加藤「なんでお前はそんな前向きなの!?」
高木「二度と会いたくねえわ!!」
志村「そもそもあの店、もうやってないんじゃね?」
加藤「確かに。もう潰れてそう(笑)」
高木「一応まだやってるな。口コミは相変わらず1・5とか激低だけど(笑)」
志村「見ろよこのホームページ!!今なら食べ放題2時間でたったの1000円だってよ!!」
加藤・高木「「死ぬほど怪しい!!」」
〜噂の食べ放題店〜
加藤「まーた来てしまった…」
高木「俺らって、バカァ??」
志村「よっしゃー!!元をとるぞ!!」
加藤「2時間で1000円って…聞いたことねえぞ」
高木「どんなゴミ肉食わされるんだ…??」
志村「また来たぜー!!クソ店長久しぶりー!!」
加藤「お前、マジでどんな神経してんだ!?」
高木「自分からケンカ売りに行くなよ!!」
店長「いらっしゃいませー…って、げええ!!」
加藤「まあ、そういう反応になるわな」
志村「相変わらず残したらぼったくるとかいうゴミみたいな商売してんのか?アンタの店は(笑)」
加藤「おい!!」
高木「そのクソ店に、俺達は今からお世話になるんだぞ!?わかってんのか!?」
店長「はて?何の話ですかな…?」
志村「普通の商売してりゃあ、こんな安くていい店、この俺が毎週通ってやるのに(笑)」
加藤「いやそれ、店は全然嬉しくねえ!!」
高木「お前が来ても店は赤字になるだけだ!!」
志村「相変わらず口コミはゴミだし、他に客もいなさそうだし、よく潰れねえな(笑)」
加藤「まあそれは確かに」
高木「なんでまだ続いてんだ?」
店長「クックック…よくぞ聞いてくれました」
志村「は??」
店長「それは、この私が心を入れ替えたからだ!!」
志村「え??」
店長「以前の私とは打って変わって、お客様第一に考えるようになったのだよ。だから君達、是非うちの店で食事をしていってくれたまえ!!」
加藤・高木「「嘘くせーー…」」
志村「マジか!?やるじゃん店長!!」
加藤「純粋か!!」
〜店内〜
店長「ではメニューをどうぞ。注文が決まりましたらお呼びください」
志村「おお!!丁寧な接客!!」
加藤「注文が決まりましたらって…」
高木「メニュー1つしかねえじゃん…」
『激安食べ放題コース 2時間1000円』
店長「いえいえ。そちらの裏面を見てください」
高木「え??」
『超最高級ウルトラスーパープレミアム黒毛和牛三元豚全部食べ放題コース』
志村「なんだこれ!?なんかすごそう!!」
『2時間100万円』
志村「…は??」
加藤「いや、誰が頼むん?これ…」
店長「未だに頼む客を見たことがない」
高木「でしょうね!!」
加藤「高すぎだろ!!」
店長「以上の2コースだ」
加藤「いや最高級の方いらねえだろ!!」
高木「今すぐメニューから消せ!!」
志村「100万円なんて払えるか!!」
店長「まったく…貧乏人どもめ」
店長「なら、その2時間1000円のゴミクズ貧乏人コースね」
加藤「いや態度悪!!」
高木「急にゴミクズ接客になったな!!」
志村「それでいい!!1000円しか勝たん!!」
加藤「はあ…いやな予感する」
高木「それな」
志村「これで1週間は飯抜けるぜ!!」
店長「では最初の注文をお伺いします」
志村「ゴミクズ豚カルビ30人前ください!!」
加藤「最低のネーミング!!」
高木「食材に謝れ!!」
店長「勘違いするな。これは「ゴミクズ豚」という有名ブランド豚だ」
加藤「嘘つくな!!」
高木「てか普通に態度悪!!」
店長「当たり前だろ。テメエらみたいな2時間も食べ放題して1000円しか払わねえゴミクズに使う敬語なんてねえよ(笑)」
加藤「マジなんだコイツ!?」
高木「なら今すぐこのコース消せよ!!」
店長「バカ野郎!!そしたら客がいよいよ誰も来なくなるだろうが!!」
高木「なら諦めてちゃんと接客しろよ!!」
店長「1000円分の接客なんてこんなもんだろ。鼻くそホジホジ」
加藤「なんだこのクズ!!」
高木「さっさと潰れろ!!」
志村「とりあえずそれ30人分!!早く早く!!」
加藤「うるせえコイツ!!」
店長「待て」
志村「は??」
店長「メニューをよく読めボケ。そこになんて書いてある?」
志村「はあ?どれどれ…」
志村「「1人1品ずつの注文をお願いします」…だとおおおお!?なんたってえええ!?」
加藤「いや大げさか!!」
高木「それはそこまで驚くことじゃねえ!!」
志村「バカ野郎!!1品ずつの注文だと、何回も注文しなきゃいけねえだろうが!!」
加藤「うん」
高木「そうだけど」
志村「手間だろうが!!」
加藤「うん」
高木「そうだけど」
志村「なんなのコイツら!?ドMか!?」
加藤「そこまで言うほど手間じゃねえよ!!」
高木「何皿も食べたいなら何度も頼めばいいだろうが!!店員の手間も考えろ!!」
志村「店員の手間を考えるなんて…お前ら、それでも客かよ!!」
加藤・高木「「客だよ!!」」
加藤「むしろ善良な客だ!!」
高木「少しは見習えカス!!」
志村「まあいいだろう。この店のルールに従ってやろう」
加藤「ゴミ客め…」
高木「バイトしてるくせにとんでもねえクズだ…」
店長「では注文お願いします」
加藤「ゴミクズ豚カルビ1人前で」
高木「ゴミクズ豚ロース1人前」
志村「ゴミクズ鳥1人前」
店長「あの、3人で1種類なんですけど」
加藤・高木・志村「「「は??」」」
店長「お客様3人で一品注文できます」
加藤「いやゴミシステム!!」
店長「1000円ですから」
志村「あーもう何でもいい!!ゴミクズ豚カルビ1人前、さっさと持って来い!!」
店長「承知しました」
加藤「相変わらずやべえ店だな(笑)」
高木「それな。店員を配慮した俺達がバカだったわ(笑)」
志村「だろ??こういう店はな、基本的に客をナメてるから、強気にいくぐらいがちょうどいいんだよ」
加藤「勉強になるわ」
高木「ならねーよ!!」
〜10分後〜
加藤「…………………」
高木「…………………」
志村「…………………」
加藤「全然こねーな…」
高木「それな…」
志村「クレームつけるか」
加藤「まあ忙しいんだろ。もうちょい待ってやろうぜ」
志村「バカ野郎!!食べ放題は1分1秒が勝負なんだぞ!?」
加藤「そう思ってるのはお前とお前の家族だけだ!!」
高木「でも、他に誰も客いなくね?」
加藤「確かに…(笑)」
志村「やっぱりナメられている!!呼び出しボタンを連打するしかない!!」
加藤「やめろバカ!!」
バキィ
志村「え??」
加藤「え??」
高木「何してんの?お前…」
志村「いや、普通に押しただけなんだけど…(笑)」
加藤「完全に壊れてるなこれ…」
高木「お前な…」
志村「いや待て待て待て待て!!今のはどう考えても最初から壊れてただろ!?」
加藤「いーや怪しいな」
高木「お前が壊したんだろ」
志村「ひでえ!!冤罪がすぎる!!」
店長「あーあ。お客様。やりましたね(笑)」
志村「は??」
店長「押しボタン代。罰金10万円です」
加藤・高木・志村「「「はあああああああ!?!?」」」
志村「ふざけんなテメエ!!」
加藤「こりゃ、志村の言う通り元々壊れてたのかもな…」
高木「それを志村が壊したせいにして、罰金取るとか…」
志村「やっぱり詐欺まがいの商売しやがってこのゴミクズ店長が!!」
加藤「しかも前よりタチ悪くなってるじゃねえか!!」
店長「なんとでも言え。とにかく罰金払え」
志村「絶対嫌だ!!」
店長「なら警察だな」
志村「上等だ!!」
加藤「じゃ、あとは2人でやってもらって(笑)」
高木「俺達は帰りますか(笑)」
志村「は??」
加藤「なに??」
志村「いや、この流れで帰るか?普通…」
加藤「いやだって、俺達関係ないし(笑)」
高木「押したの志村だし(笑)」
志村「なんて薄情なクズどもだ!!見損なったぞゴミ!!それでも友達か!!」
加藤「いや友達じゃない」
高木「友達と呼ばれたくない」
志村「ひでえ!!」
加藤「じゃ、そゆことで」
高木「バイバイ志村♥」
志村「逃さねえぞこのゴミども!!」
ガシイ
加藤「や、やめろ!!」
高木「じゃあな加藤。お前のことは忘れない」
加藤「おい高木テメエ!!置いてくな!!」
店長「あの、早く10万円」
志村「うるせえ!!大体テメエ、俺達の頼んだ肉はどーしたんだよ!?どんだけ時間かかってんだ!!」
店長「肉の解凍がまだでして…(笑)」
志村「まだそこ!?俺達が来る前から解凍は済ませとけ!!」
店長「あーいとぅいまてーん」
志村「なんだこのゴミ!?マジで客をナメてるわ!!もう帰る!!」
店長「では1人1000円と、呼び出しボタンの弁償10万円お願いします」
志村「だから払わねえっつーの!!」
店長「では警察を」
志村「早く呼べ!!」
店長「え??いいんですか??」
志村「いいっつってんだろ!!さっさと呼べ!!全面戦争してやるわ!!」
店長「…………………」
志村「…………………」
店長「では少々お待ちください」
志村「え??」
〜5分後〜
店長「お待たせしました。ゴミクズ豚カルビです」
志村「なんか普通に料理が来た!?」
加藤「何事もなかったかのように料理を運んできてんじゃねえ!!」
志村「まあいいだろう、これまでの行いを許してやるよ」
加藤「ちょろコイツ!!」
高木「いいのか!?」
志村「飯が来れば何の問題もない。俺は腹が減ってんだモグモグ」
加藤「いや、お前それ、生肉…」
志村「え?うん」
志村「うんじゃねーよ!!」
加藤「マジで死ぬぞ!?」(※マジで死にます。本当に絶対にやめてください)
志村「大丈夫。少しくらいなら食っても余裕余裕」
加藤「大丈夫じゃねえ!!」
高木「原始人より野蛮なんだけどコイツ!!昔の人でも流石に焼いて食べてたわ!!」
志村「大丈夫大丈夫。人間だってライオンと同じ肉食動物だから余裕だって」
加藤「ライオンと同じじゃねえ!!」
高木「ちゃんと焼いて食えボケが!!」
志村「わかったよ…」
志村「あ、やべ。もう一人前なくなった(笑)」
加藤・高木「「おい!!」」
志村「大丈夫大丈夫。次の一皿を頼めばいいだろ」
加藤「その一皿が遅えんだよ!!」
高木「このクズ店長が出し渋るから!!」
店長「どうぞ。ゴミクズ豚ロースです」
加藤「頼む前に来た!?」
高木「マジで急にどうした!?」
志村「警察を呼ばれそうになってビビってんだろ(笑)」
加藤「だったら最初からそんな際どい商売なんてすんじゃねえ!!」
店長「うるせえ!!客が全然来ねえんだからしょーがねーだろ!?」
加藤「カスみたいな商売してるから来ねえんだよ!!」
店長「なるほどお!!」
加藤「バカだコイツ!!」
高木「早く店やめろ!!」
志村「ゴミクズ豚ロースおかわり!!」
加藤「いや、お前焼いた!?」
志村「あ、また忘れてた」
加藤「もう死ねコイツ!!」
高木「食中毒になれ!!」
店長「そうか…俺が間違っていた!!お客様第一で店をやるべきだったんだ!!」
加藤「いや今更!?」
高木「初期中の初期に気づくべきことだろ!!」
店長「お客様、なんなりと注文してください。5人前でも10人前でもお持ちします」
加藤「急にめっちゃ気前よくなった!!」
高木「マジなんなのこの店長!?」
志村「よく言った!!ならゴミクズ豚カルビ20人前持ってきやがれ!!」
店長「ガッテン!!」
加藤「さっきからゴミクズ豚ばっかじゃねえか!!他に頼めるもんねえのか!?」
店長「ない。ゴミクズ鳥くらいしか」
加藤「メニュー少な!!」
高木「流石は1000円!!」
店長「はい10人前お持ちしましたあ!!」
加藤「はっっや!!」
高木「さっきもこんくらいのスピードで持って来い!!」
志村「いただきまー」
加藤・高木「「焼け!!」」
志村「忘れてた」
加藤「忘れてたってなに!?」
高木「焼肉来て焼くこと忘れる奴いねえわ!!」
ジュウウウウウ…
加藤「バカうまそう…」
高木「なんだかんだ俺達、まだ何も食べてねえもんな…」
加藤「よし。そろそろか…」
ヒョイ
パク
加藤「は??」
志村「え??」
加藤「いや、あの、それ俺が今食べようとしてたんだけど…」
志村「え??お前食べる気だったの??遅すぎてもう食べないのかと思った」
加藤「食うわ!!焼いてただけだ!!」
志村「まあいーじゃん食べ放題だし」
ヒョイ
パク
高木「おい俺の肉!!」
志村「いいじゃんまだいっぱいあるし」
加藤「そうだけど!!」
高木「ゆっくり焼かせろ!!」
ヒョイ
パク
ヒョイ
パク
加藤「テメエ生肉で食うな!!」
志村「いや、3秒焼いた」
高木「バリバリ赤身あるけど!?」
志村「大丈夫だ。問題ない」
加藤「問題しかない!!」
志村「店長。一番いい肉を頼む」
高木「うるせえシムノック!!」
店長「はい。ゴミクズ豚ハラミです」
加藤「結局ゴミクズ豚!!」
ヒョイ
パク
ヒョイ
パク
加藤「だ、か、ら、俺達が焼いてる間に食うな!!」
高木「それは俺達の肉だぞ!?」
志村「バカかテメエら!?」
加藤「なんか怒られた!?」
志村「あのなあ、焼肉食べ放題は戦争なんだよ!!網の上に置いた瞬間、もうそれは誰の肉とかじゃない。、肉の奪い合いなんだ!!わかったか!?」
加藤・高木「「もう2度と、コイツと焼肉いかねえ!!」」
1週間後、この店は地図から消えていた…
〜完〜




