ゴーヤ王決定戦
『ゴーヤの知識を競い合おう!!集え、ゴーヤ王決定戦!!挑戦者求む!!』
加藤「いや、なんだこれ…」
高木「ゴーヤの知識?(笑)」
『超ハイレベルなゴーヤ問題100問を解いていただき、最も正答率の高かった優勝者に、「ゴーヤ王」の称号をお渡しします!!』
加藤「いや、いらんけど(笑)」
高木「誰がやんだよ。こんなゴミみたいな挑戦」
志村「ホントそれな。こちとら忙しいんだよ」
加藤「いや、お前は暇だろ。一切勉強してねえし」
志村「バカ野郎!!バイトに部活にゲームに漫画に、俺は年がら年中大忙しだ!!こんなゴミみたいな試験に割く俺の時間など、この世に存在しない!!」
加藤「いや、ゲームとマンガはただの娯楽じゃねえか!!」
志村「なーにがゴーヤ王だよ。バカじゃねーの。誰が受けんだこんなバカみたいな試験(笑)」
『ちなみに、優勝者には賞金100万円差し上げます♨』
志村「やるやるやるやるやるやる!!」
加藤「ここにいたな。こんなもん受けるバカが(笑)」
志村「いやいやいやいや!!こんな神試験、受けないやつがバカだろ!!だって、賞金100万円だぜ!?100万円得れる可能性があるのに、なんで受けねえんだよ!?バカじゃねえの!?」
加藤「コロコロ意見の変わるゴミだな!!」
高木「勝手に受けろ!!」
志村「ああ。ライバル増えても嬉しくねえからな。1人で受けさせてもらう」
加藤「ちなみに、ゴーヤの知識はあんのか?」
志村「あるわけねえだろ。ゴーヤなんて人生で一度しか食べたことねえわ」
加藤「絶対無理だろ!!」
志村「諦めたらそこで試合終了だ」
加藤「やかましい!!」
高木「なんか、ネットに過去問があがってんだけど…(笑)」
加藤「はあ!?こんなゴミ試験の!?」
高木「しかも50年分(笑)」
加藤「無駄に歴史がある!!」
志村「そんな人気あんの!?」
高木「ちょっと問題見てみようぜ」
加藤「えーと問1…「ゴーヤの品種「激苦くん」の2017年における種子の重さの平均値は何か?」ってこんなんわかるかボケが!!」
加藤「いや、むっっっず!!知らねーよ!!てか知りたくも調べたくもねえよ!!」
高木「これマジで、学んで何になるんだ!?」
志村「金。」
高木「お前はやかましい!!」
加藤「こんなのわかる奴いるのか!?」
志村「いたら相当気持ち悪いぞ!!」
高木「ちなみに、過去最高得点は97点らしい」
加藤「すげえ!!ほぼ正解じゃん!!」
志村「マジでゴーヤの変態だな!!」
高木「いや、1000点満点中」
加藤「問題数多すぎだろ!!」
志村「何問あるんだ!?」
高木「1問1点だから、1000問だな(笑)」
加藤「誰がやるか!!」
高木「この最高得点の人、東京大学の人らしい…(笑)」
加藤「いや東大生でも10分の1も取れねえの!?」
志村「まあ、どーせ大して勉強してねえんだろ。100万円をナメやがって」
加藤「普段も勉強してないテメエが言うな!!」
志村「この俺が、このゴーヤ試験で東大生を超えてやる」
加藤・高木「「だったら東大を目指せ!!」」
〜試験当日〜
志村「さてと。7徹でゴーヤの知識を叩き込んできたぜ。過去問も50年分を5周したし、この俺に隙はない」
志村「マジで絶対優勝してやる!!何のためにこんな苦労をしてクソみたいな知識をつけたんだ!!今日優勝しなければ、死ぬほど意味がない!!」
志村「100万円はもう目の前だ!!俺は必ず優勝!!うおおおおおおお!!」
??「クックック…」
志村「あ??」
??「井の中の蛙とは、まさにこのことだな」
志村「誰だテメエ!?」
豪谷「僕の名前は、豪谷 好太郎。東大生だ」
志村「出たな東大生!!テメエらには絶っ対負けねえからな!!覚悟しろ!!」
豪谷「フン。雑魚の喚き声など耳にも届かない」
志村「なんだコイツ!?その自信、さては最高得点者だな!?」
豪谷「いや?僕の最高得点は41点だ」
志村「ひっっく!!優勝者の半分以下やん!!」
豪谷「ち、ちがう!!去年、2024年の問題は簡単だったんだ!!僕はその年だけ参加できてない!!
他の年は全部参加できてたのに!!」
志村「いや知らねーし、アンタ何歳だよ!?」
豪谷「66歳だけど」
志村「クソジジイじゃねーか!!僕とか言うな!!」
豪谷「とにかく、2024年のを受けてたらこの僕が最高得点だった絶対!!」
志村「どーでもいい!!」
豪谷「2024年の過去問を30回やったら、なんと満点を取ることができたんだ!!」
志村「30周もしたら、誰でも満点とれるわ!!本当に東大かコイツ!?」
豪谷「東大ナメんな!!」
志村「お前をナメてんだよ!!」
??「クックック…その程度でイキるとはな。東大ゴーヤ研究会の恥さらしめ」
豪谷「なに!?」
志村「今度は誰だ!?」
号谷「俺の名は「号谷 愛之助」だ」
志村「また変な名前の奴が現れた!!」
号谷「東大のゴーヤ研究同好会に所属している」
志村「なんだその同好会!!」
号谷「四六時中ゴーヤを観察して研究する」
志村「今すぐ解散しろ!!」
号谷「たかだか最高得点41点のゴミがイキるな。見てて恥ずかしい」
豪谷「なんだとゴルア!!」
号谷「俺様のように、44点取ってからイキってほしいな」
志村「いや、あんま変わらんけど!?」
豪谷「グヌヌヌヌ…」
志村「めっちゃ悔しがってる!!3点の壁ってそんなデカいの!?」
豪谷「1点あげるのに、100時間の勉強が必要と言われている…」
志村「もうやめちまえこんなクソテスト!!」
号谷「時にお前。ゴーヤは好きか?」
志村「は??」
号谷「ゴーヤはお前の好物か?と聞いている」
志村「いやまあ食べれるけど、別にそんな好きではないな」
号谷「じゃあ、お前の負けだな」
志村「は??」
号谷「ゴーヤを好きでもないやつに負けるはずがない。必要なのは、ゴーヤを愛する心だ」
志村「あ、そうですか…」
号谷「俺のように、毎日ゴーヤチャンプルを食べるレベルでないと、まず話にならん」
志村「いやなんのマウント!?全然すごくねえんだけど!!」
??「その通りだ。全然すごくない」
志村「また変なのでてきた!?」
号谷「誰だテメエ!?」
合谷「俺の名は合谷 好伸だ」
志村「「ごうや」って名字の奴、日本中からここに集まってきてないか!?」
合谷「ちなみに俺は東大のゴーヤ観察研究会に所属している。そして部長だ」
志村「さっきと何が違うんだ!?」
合谷「やってることは、ゴーヤの研究と観察だ」
志村「さっきの同好会と合体しろ!!」
合谷「ちなみに部員は俺1人だ」
志村「今すぐ廃部にしろ!!」
合谷「俺はゴーヤが好きすぎて、毎日ゴーヤを生で食べている」
志村「いや、やっっば!!」
合谷「あんなおいしいゴーヤを調理するなんて言語道断だ。ゴーヤは生でこそ輝く」
志村「ただただ苦いだけだろうが!!」
合谷「それだけじゃない。この俺様は、24時間365日ゴーヤのこと考えてる」
志村「きっしょ!!」
合谷「そんな俺に、お前ごときゴーヤ素人が勝てるわけないだろう!!」
志村「ゴーヤ素人!?」
??「クックック…その程度でドヤ顔して自慢か…まだまだ甘いな雑魚め」
志村「もういいわ!!まだ出んのか!?」
合谷「なにい!?誰だ!!」
郷谷「俺の名は郷谷 嫌太郎」
志村「めっちゃゴーヤ嫌いそうな奴が出てきた!!」
郷谷「俺はゴーヤ撲滅同好会に所属している」
志村「お前、ゴーヤ好きじゃねえだろ!!」
郷谷「俺はゴーヤのことを勉強しすぎて、むしろ嫌いになってしまった…」
志村「なんだそれ!?」
郷谷「あれだよ、ゴーヤを愛しすぎたがゆえに憎しみに変わってしまった的な?」
志村「知らねーよ!!」
郷谷「とにかく、俺は今年こそ絶対50点を超える」
志村「優勝がモチベじゃないんだ!?」
郷谷「俺の目標は、去年の自分を超えること!!」
志村「ゴーヤ王決定戦のセリフじゃなければ結構カッコイイのに…」
合谷「優勝は今年もアイツだろ。パパイヤ田中」
志村「全然違う食べ物出てきた!?」
合谷「アイツは歴代最高得点者だ。パパイヤ農家に生まれてパパイヤの研究を30年したけど全然成果が出なくて、高校も中退して」
志村「いや、何年高校にいたんだよ!!」
合谷「パパイヤ王決定戦で歴代最低得点をとって、パパイヤ農家から追い出されて」
志村「全っ然ゴーヤ関係ねえんだけど!?そしてめっちゃバカそうなんだけど!?」
合谷「東京最底辺大学に入学して、パパイヤ研究を再開して、定年になって今に至る」
志村「またジジイかよ!!」
合谷「ちなみにその大学は名前を書けば誰でも入れるバカ大学だ。しかし学費がバカ高い」
志村「定年間際に東京最底辺大学なんて入るな!!」
志村「てか、ゴーヤ全然関係ねえじゃん!!」
合谷「どうやら、ずっとゴーヤのことをパパイヤだと勘違いしてたらしい…」
志村「いや、どゆこと!?」
合谷「ゴーヤのことをパパイヤだと勘違いしたまま、うっかり30年間ゴーヤの研究をしていたらしい…」
志村「最初に気づけ!!てか全然似てねえし!!」
志村「てかソイツ、パパイヤ農家だったんだろ!?なんで気づかねえの!?」
合谷「その農家ではゴーヤも育ててたらしい。それで間違えたに違いない」
志村「いや知らんけど!!」
合谷「アイツの30年は伊達じゃない…天才だ…」
志村「いや、ゴーヤとパパイヤを30年も間違えてた時点でバカだろ!!」
「それでは試験を始めます。まずはリスニングから」
志村「リスニング!?なんの!?」
号谷「バ、バカな…」
郷谷「読みが外れた…だと!?」
合谷「今年は絶対スピーキングだと思ったのに…」
志村「いや、何の話!?ゴーヤのリスニングとかスピーキングって何!?」
合谷「そうか。お前は初めて受けるからわかんねえのか」
志村「他の奴はみんなわかんの!?」
合谷「常連なら当たり前だ。毎年、今年はリスニングかリーディングかスピーキングかわからないから、直前までドキドキしてるんだ」
志村「英語のテストか!!」
志村「てか、何を聞いたり話したりするんだよ!?ゴーヤ関係ねえだろ!!」
合谷「ゴーヤの生みの親と言われている、ゴーヤマシッダールタ族の言語だ」
志村「いや何者!?聞いたこともねえ!!」
合谷「彼らの言葉を聞いたり話したりするのは、ゴーヤラバーズにとっては常識」
志村「ゴーヤラバーズってなに!?キモいんだけど!!」
合谷「そしてこの試験は、リスニングとスピーキングが全体の9割の得点を占めている」
志村「ほぼ全てじゃねえか!!」
「では1問目流します。アンニャラホンジャラヨポポイスポポンポーイ」
志村「終わった…マジわけわかめ」
志村「もう全部テキトーにかこ…」
〜3時間後〜
志村「終わった…マジで途中で帰ればよかった…」
合谷「よし、試験終わりに打ち上げいこうぜ!!」
志村「誰が行くか!!」
「大変だ!!」
合谷「なんだ??試験官がやけに慌ててんな」
「リスニングテストで、8割越えの猛者が現れた!!こんな高い点、初めてだ!!」
号谷「ざわざわ…」
郷谷「誰だ??」
合谷「アイツか?」
豪谷「僕だな。」
合谷「いやそれはない」
豪谷「なんで!?」
志村「へーー(鼻くそホジホジ)」
「志村くん、君だ!!」
志村「は??」
号谷「え??」
合谷「コイツ??」
志村「俺??」
「素晴らしい!!ゴーヤマシッダルータ語を、ここまで聞き取れる人はいない!!本当におめでとう!!他の人を採点するまでもなく、君がNo.1だ!!」
志村「ええええええええええええええ!?!?」
号谷「お前…すごいヤツだったんだな…」
合谷「雑魚のフリして俺達を油断させるなんて…」
志村「いや、そんなつもりねえけど!?」
豪谷「やるじゃねえか」
郷谷「また来年も一緒に受けようぜ」
志村「死んでも嫌だ!!」
合谷「志村、お前がゴーヤ王だ」
志村「いやそれはどうでもよくて、賞金100万円んんん!!さっさと寄越せ!!」
「はいどうぞ。100万円分のゴーヤです」
志村「いよっしゃああああああ…って、え??」
「はい??」
志村「いや、何この山積みのゴーヤ…」
「賞金のゴーヤ100万円分ですが」
志村「いや、現金で渡せや!!勝手にゴーヤに換えてんじゃねえ!!」
「しかし志村さん。ポスターにもそう書いてあったと思いますが?」
志村「え??」
『優勝した方には、なんと賞金100万円!!(分のゴーヤ)』
志村「いや、詐欺レベルの文字の大きさじゃねえか!!」
「こうでもしないと、ゴーヤの良さを皆様にお伝えできないと思いまして」
志村「全っ然伝わってないけど!?むしろ逆効果だけど!?」
合谷「なんだお前。ゴーヤ王のくせに、ゴーヤもらって嬉しくねえのかよ」
郷谷「そうだよ。お前それでもゴーヤ王か?」
志村「やかましい!!俺はそもそもゴーヤなんて好きでもなんでもねえんだよ!!」
豪谷「じゃあそれくれ」
志村「それは断る」
豪谷「なんだよ!?」
志村「なんで賞金を無料でお前らに…」
志村(うん??待てよ??コイツらゴーヤオタクどもに、高値で買い取らせればいいのでは??)
志村「一本1000円で売ってやる」
合谷「あ、それは結構です」
志村「なんだよ!?」
合谷「そこまでしてゴーヤ食べたくない」
志村「愛が足りなすぎる!!名前変えろ!!」
こうして、家族で1週間かけて100万円分のゴーヤを食べましたとさ
〜完〜




