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修学旅行は、夜の遊びが結局一番ぶち上がる

前回までのあらすじ

浜田(♂)の上裸写真を手に入れるため、加藤が頑張って浜田のいる部屋まで行こうとしている

加藤「さて、と…こちら加藤。教頭は廊下を通ったか??」


浜田「こちら浜田。今こっちを通過して、反対側に行った」


加藤「りょーかい。教頭が突き当たりを曲がったら、部屋に直行する」


浜田「りょーかい。素早く来いよ」


加藤「今だ!!」


ガラララ

ピシャ!!


加藤「ふう…なんとかたどり着けた…」


浜田「驚いた…なんで急に来ようと思ったの??(笑)」


松本「それな。別のクラスなのにわざわざ…(笑)」


有吉「ここに女子はいねえぞ??(笑)」


加藤「そうだな。どうしてもお前の部屋でやりたいことがあったんだ…」


浜田「俺の部屋で??何??」


加藤「脱衣ババ抜きだ」


浜田・松本「「「は??」」」


浜田「いや、ここじゃなくても全然いいだろ(笑)」


松本「それな。この部屋でやる必要が無い」


有吉「マジで何しに来たんだお前(笑)」


加藤「バカ野郎!!今時、脱衣ババ抜きなんていう下品なゲームに付き合ってくれる奴は、そうそういないんだ!!だからこそ、学年屈指の陽キャ集団であるお前らならこのゲームに付き合ってくれると信じて、危険を冒してこの部屋まで来たんだ!!」


浜田「いや、どんだけ脱衣ババ抜きやりたかったんだよ!!(笑)」


松本「意思がスゲエなコイツ…(笑)」


有吉「まあ、別にいいけど…男だけでやってもなあ(笑)」


浜田「それな。それだったらうちのクラスの、イケイケ女子も交えてやろうぜ!!」


加藤「え??イケイケ女子を交えて…って、まさか!?」


浜田「そうそう。あいつらならノリいいから、絶対付き合ってくれるぜ??(笑)」


松本「変態加藤。どうせお前もそれが目当てだろ??(笑)」


有吉「さあ、アイツらをいっちょ脱がせに行こうぜ!!(笑)」


加藤「マジで!?最高じゃん!!もう花畑からの依頼なんてどうでもいい!!」


浜田「花畑の依頼…??」


加藤「行こう行こう今すぐ行こう!!全力で行こう!!」


浜田「いいねー!!そうとわかったら、女子部屋突撃しますか!!」


ガララララ


浜田「来ちゃったぜ(笑)」


ギャル1「いらっしゃーい!!待ってた(笑)」


松本「まあ当然、寝るわけねえよな」


ギャル1「当たり前よ。修学旅行で寝る奴はバカよ」


加藤「あ、どもども…」


ギャル1「え、誰??この人…」


松本「あー浜田の友達」


ギャル1「マジで!?浜田君の!?」


浜田「ああ。テニス部のダチ。ド変態(笑)」


加藤「おい!!どんな紹介だよ!!」


ギャル1「あはは!!よろしくね!!」


加藤「あ、どうも。よろしく…」


浜田「マジでコイツ、女相手だと超大人しくなるんよ(笑)」


ギャル1「あ、そういうタイプか(笑) ド陰キャ連れて来たのかと思ったわ(笑)」


浜田「男だけの時だとおもろいんだけどね(笑)」


加藤「…………………」


加藤(陽キャ、こっえーーーーー!!)ガクガクブルブル


ギャル1「で、何する??今日」


浜田「実はさ、コイツが脱衣ババ抜きしたいってさ!!」


加藤「おい、ちょ!!」


ギャル1「マジで!?ガチでド変態じゃーん!!あはははは!!」


加藤「いや、あの、ダメっすよね…流石に俺、知り合いでもないし…」


ギャル1「いいよ、全然(笑)」


加藤「え??」


ギャル1「え?別にいいよね?みんな(笑)」


ギャル2「うちも全然OKよ」


ギャル3「いーよー(笑)」


加藤「マジで!?神じゃん!!」


ギャル1「でもその代わり、負けたらアンタもフル〇ンだからね??(笑)」


加藤「え??」


ギャル1「当たり前よ。限界までやるっしょ??」


浜田「全然いいぜ。そっちが良いなら俺達はどこまででも(笑)」


加藤「ぜ、ぜ、ぜぜぜぜぜぜ全裸!?!?」


浜田「お、コイツには刺激が強すぎるかもしれねーぞ(笑)」


松本「あ、もしかしてまだ一度も見たことが無いタイプか(笑)」


有吉「え!?マジで!?じゃあ初めての経験じゃん(笑)」


ギャル2「えー君、今まで見たことないんだ(笑)」


加藤「ま、まあ、中学の時は男子校だったから!!原因はそれ!!」


ギャル3「おーなるほど!!」


浜田「まあ、コイツの話は置いといて、さっさと始めようぜ(笑)」


加藤「おい!!雑に扱うんじゃねえ!!」


~5分後~


加藤(げ、いきなりババが俺のところに…最悪、早く誰か引いてくれ…)


~10分後~


加藤(誰も引かないし…1枚も揃わないんだが…)


浜田「加藤お前、まだ1枚も出してなくね??(笑)」


松本「確かに。手札が減ってねえな」


加藤「マジでまったく揃わねえんだけど!?」


浜田「脱衣確定だな、アイツ(笑)」


松本「男が脱いでもなあ…」


有吉「それな。テンション下がるわ」


加藤「俺だって脱ぎたくねーわ!!」


加藤(マジで揃わねえし、誰もババを引かねえ!!おい!!誰か助けろ!!)


~15分後~


浜田「はい加藤の負けー」


松本「じゃ、1枚」


加藤「畜生…次は必ず勝つ!!」


~1時間後~


浜田「はい加藤の負けー」


浜田「また加藤負けー」


浜田「加藤負けー」


浜田「また加藤」


浜田「加藤」


浜田「…………………」


松本「…………………」


有吉「…………………」


加藤「なんでこうなるの!?」


浜田「こっちのセリフじゃボケが!!!」


松本「お前、ババ抜き弱すぎだろ!!」


有吉「何連敗してんだよ!!」


加藤「ババ抜きに弱いもクソもあるか!?運がねえんだよ!!」


浜田「てかお前、もうパンツ一丁じゃねえか!!」


松本「全裸になったら、当然終わりだからな!?」


有吉「お前の裸なんて、誰も見たくねえんだよ!!」


加藤「やかましい!!俺だって勝ちてえわ!!でも誰もババ引いてくれねえもん!!」


浜田「畜生…この試合は諦めるしかねえな…」


松本「まったく…脱衣ババ抜きで野郎の裸を見ることになるなんて…」


ギャル1「別に、私達も嬉しくはないのよね…」


ギャル2「それは確かに…この人の裸見てもねえ…?」


加藤「えっと、その発言はどう捉えればいいんでしょう…??」


浜田「とりあえず、次だ次!!」


~15分後~


加藤「よっしゃ!!俺、初めてあがれたぜー!!」


浜田「おお!!じゃあ誰かなー??脱ぐのは(笑)」


松本「残るは、女子2人!!」


ギャル2「あがりーー!!」


ギャル1「うわー負けちゃったー!!」


ギャル2「はい、さやかアウトー!!」


ギャル1「じゃ、脱ぎますかー(笑)」ヌギッ


加藤「!?!?!?!?」


浜田「え??マジ??(笑)」


松本「いきなりブラジャー見せ!?(笑)」


有吉「さやか、レベル高すぎだろ(笑)」


ギャル2「ちょ、ちょっとさやか!!普通いきなり上から脱ぐ!?」


ギャル3「普通は靴下とかその辺からでしょ!!あんたバカァ??」


ギャル1「いーのよ。ちょっと暑かったし(笑)」


浜田「おい。スゲエだろ??あのさやかって奴(笑)」


加藤「…………………」


浜田「ん??おい加藤。なんか言えよ」


加藤「…………………」


浜田「おーい加藤ー??大丈夫かー??」ブンブン


加藤「…………………」


鼻血ブシャーーーー!!


浜田「…………………」


松本「…………………」


ギャル1「キャアアアアアアアアアアア!!」


ギャル2「イヤアアアアアアアアアアア!!」


ギャル3「ギャアアアアアア汚ねえええええええ!!」


教頭「どうした!?何があった!?」


教頭「…って、どういう状況??そして、なんでお前らが女子部屋に…??」


浜田「いやー、そうですね…」


松本「女子部屋に侵入した、パンツ一丁の変質者を撃退してました…」


有吉「なんていう言い訳、通用しますかね??(笑)」


教頭「そうだな。そのトランプがなければ、ワンチャンあったかもな(笑)」


教頭「男子全員、正座!!」


~3時間後~


加藤「はっ!?!?」


碇矢先生「おう。目覚めたか」


加藤「あ、碇矢先生…ここは…」


碇矢先生「お前の部屋だ。何も覚えてないのか?ん??」


加藤「えっと…あ、俺、1組の女子部屋で倒れて…」


加藤「って、あ…やべ…てへぺろ♡」


碇矢先生「言い残すことは、それだけか??」


加藤「いや、あの、マジですいませんでしたああアアアアアアア!!」


碇矢先生「まったく…教頭が鼻血だらけのお前を連れて来た時は、マジでビックリしたぞ(笑)」


加藤「ああ…でも何とか止まったみたいです。ありがとうございます。」


碇矢先生「そうかそうか。それは良かった」


加藤「では、そういうことで…」


碇矢先生「待て。誰がこのまま解放すると言った??」


加藤「え??」


碇矢先生「当然、お前も正座だ。他の奴らと一緒にな」


加藤「えええええええええええ!?!?」


ガラララ


高木「よお…加藤…」


志村「お前…生きてたのか…」


高木「無事に浜田には、会えたのか…??」


加藤「いやまあ会えたけど…なんでお前らまで正座!?」


碇矢先生「コイツら、部屋でス○ッチやってやがった」


加藤「マジで!?バカじゃん(笑)」


高木・志村・北野・出木杉「「「「お前が言うな!!!!」」」」


~一方その頃、女子部屋で~


ガラララ


古手川「あ、おかえりよしこ。随分と長風呂だったわね」


花畑「まあねー。あれ?ガッキーは??」


古手川「もう寝たけど。あの子、早寝早起きだから」


花畑「健康的ねえ…まあでも好都合♡」


古手川「………???」


花畑「へっへっへ。では失礼して」スッ


古手川「…ちょっと、待ちなさい」


花畑「え!?ちょっと!!何よ!!」


古手川「アンタ、スマホをガッキーに向けて何してるの??」


花畑「い、いや??べ、べべ別に何でもないわよ??」


古手川「怪しい…絶対なんかいかがわしいことに使う気でしょ!!」


花畑「そ、そそそそんんなわけないじゃない!!アタシが友達を売るわけないでしょ!?」


古手川「一番売りそうだから言ってんのよ!!」


花畑「なんですって!?どんだけ信用無いのよ!!」


古手川「いやそりゃないわ!!振り返れ今までの行動を!!」


花畑「まあいいじゃない。別にこれくらい許してよ♡」


古手川「いーや。本人の同意なしにやろうとしてること自体怪しい…」


花畑「そんな大したことじゃないってば(笑)」


古手川「絶対許さない。ガッキーは、この私が守る!!」


花畑「なんなのアンタ!!風紀委員だからって毎回邪魔してくんな!!」


古手川「アンタが毎回毎回、ロクでもないことするからでしょうが!!」


花畑「だから、ロクでもなくないって!!」


古手川「じゃあ、何??」


花畑「いや、それはそのーー…エヘヘ(笑)」


古手川「やっぱり言えないことなんじゃない…ハア…」


花畑「邪魔するんじゃねえ!!このメスゴリラ!!」


古手川「あんだとゴルア!!ミンチにしてやろうか!?」


ドカバキボカスカ


花畑「ハア…ハア…」


古手川「ゼエ…ゼエ…」


花畑「し、しつこい女ね…嫌われるわよ…」


古手川「アンタよりは…好かれてるから大丈夫…」


花畑「どういう意味じゃゴルアアアアアア!!」


古手川「そのまんまの意味じゃボケエエエエエエ!!」


副担任「いや、夜中にやかましいわ!!」


花畑・古手川「「あ…………」」


副担任「アンタ達、スマホ持って何してんの…??」


花畑「え、いや、これは、あの、その」


古手川「花畑さんが、スマホで怪しいことしようとしてました(笑)」


花畑「ちょ、おいコラ!!」


副担任「へえ…そう。じゃあ没収させてもらおうかしら(笑)」


花畑「いや、してないです!!断じてしてないです!!」


古手川「そもそも、スマホは緊急事態以外、カバンから出してはいけないのよ。今、この部屋では別に特に何も起きていないからスマホは不要。よって没収して大丈夫です(笑)」


花畑「論破してくんな!!マジでムカつく!!」


副担任「ハイハイ。じゃ、花畑さんのは明日まで没収ね(笑)」


花畑「畜生…!!ミッション、失敗だ…」


古手川「何がミッションよ…まったく…(呆れ)」


~その後~


松本「てか結局、アイツは何しに来たんだ??(笑)」


浜田「え??」


松本「加藤だよ。部屋に着た瞬間、「脱衣ババ抜きしようぜ」とか言い出してさ」


有吉「男同士でやっても、なんも面白くないのにな(笑)」


浜田「確かに…何しに来たんだ??(笑)」




志村「おい高木。やっぱり加藤の奴…」


高木「ああ、そうだな…ありゃマジで浜田を狙ってるぞ…」


志村「結局、ちゃんと会いに行ったもんな。間違いねえよな」


高木「しかも浜田の部屋で、脱衣トランプを提案したらしいぞ??(笑)」


志村「うわ、マジで!?ヤッバ…ガチじゃん…こわ…」


高木「ああ…どうしても浜田の裸が見たかったんだな…」


志村「それなら風呂で見ろよって話だが…(笑)」


高木「あ!!だからあの時、アイツ1人で残ったのか!!」


志村「結局、理由言わなかったもんな!!うわマジか!!」


高木「仕方ねえ。アイツの恋の応援、してやるか…」


志村「そうだな…腐っても一応、友達だからな…」




加藤「やっべ…後で浜田達にも謝っとかねえとな…」


花畑「結局、ガッキーの写真撮れなかった…」


加藤・花畑「「どーしよ…」」


花畑「でもまあ、アタシのサービスショットでいいでしょ!!(笑)」


花畑「まったく…感謝しなさいよ??この完璧美少女の浴衣姿なんて拝む機会ないわよ」


LINE花畑「で、どーだった??上裸写真」


加藤「うわ、写真のこと完全に忘れてた…とりあえず俺の上裸写真でも送っとくか…(笑)」


加藤「こう見ると俺、意外といい肉体してるじゃん!!カッコよ!!これでいーや!!」


LINE加藤「もちろん撮ってきたぜ。今から送る。そっちも頼む」


LINE花畑「りょーかい」


ヒュポッヒュポッ


加藤・花畑「「うわ、エッロ!!最高!!」」


こうしてお互い、自分自身の上裸・下着姿を(顔無しで)送りましたとさ。めでたしめでたし。


加藤・花畑「「めでたくねーよ!!」」


~続く~

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