有名人だからなんやねん
〜ファミレスにて〜
??「おいちょっと、そこの店員!!」
志村「はい??何でしょう」
??「俺は、有名YouTuberのくずまりゅうだ!!」
志村「はあ…??そうですか」
くずま「当然聞いたことはあると思うが、驚いたか??」
志村「いや、1ミリも聞いたことないけど…」
くずま「あ??」
志村「いえ!?なんでもないです!!」
くずま「なら、わかってるよな??」
志村「え??」
くずま「ここの代金だよ」
志村「はい。えーと、全部で5353円ですね」
くずま「何を言ってる??」
志村「はい??」
くずま「何度も言わせるな。俺は有名Youtuberのくずまりゅうだぞ??」
志村「いや、だから何ですか??」
くずま「なんて空気の読めない店員だ…」
志村「ああん!?」
くずま「常識も知らないバカ店員が働いているところはこれだから困るな…」
志村「何ですか!?どうすれば満足なんですか!?」
くずま「無料にするんだよ。わかるだろ??」
志村「は??」
くずま「俺は、Youtubeでこの店を紹介してやる。だからここの代金は無料にする。そんくらい店からしたら常識だと思うが??」
志村「常識じゃねーよ!!何を言ってんだコイツ!?」
くずま「俺のチャンネル登録者数は、53万人だ」
志村「フ〇ーザか!!いやスゲエけども!!」
くずま「その53万人に、この店を悪く言ったらどうなると思う??」
志村「いやそりゃ、この店の売り上げは落ちるけど…」
くずま「だろ??そうなると困るだろ??」
志村「いや、俺は別に…(笑)」
くずま「は??」
志村「このファミレス、チェーン店だからそんなダメージないし、この店を特定して晒したとしても、俺にはそこまでダメージないし(笑)」
くずま「いいのか!?クビになるぞ!?」
志村「いいよ。他のバイト探すし(笑)」
くずま「…………………」
志村「…………………」
志村「と、いう訳なんで、さっさと金払ってください(笑)」
くずま「…………………」
志村「えーと、あの、聞こえてます??(笑)」
くずま「…………………」
志村「あと、アナタのチャンネル今見てみたんですけど、チャンネル登録者数は確かに53万人いるんですけど、視聴回数はどの動画も5回しか再生されてないんですが…(笑)」
くずま「…………………」
志村「これ、どういうことっすか??(笑)」
くずま「買った…」
志村「え??」
くずま「チャンネル登録者、ネットで買った…」
志村「マジでいたんだそんな奴!?どんな頭のおかしい変な奴が、そんな愚かな事するんだと思ったら、ここにいたわ!!」
くずま「うるせえ!!バカにすんな!!」
志村「いやするわ!!それで無料にしてくれとか、笑わせんな!!」
くずま「だって、チャンネル登録者買ったらお金無くなったんだもん!!」
志村「バカだ!!くずまりゅう、ただのバカだ!!」
くずま「うるせえ!!バカって言う方がバカだ!!」
志村「そして口喧嘩も弱い!!」
??「何を騒いでるの??くずま」
志村「え??」
くずま「テイラー!!テイラースウィフトじゃないか!!」
志村「はあ??テイラー??誰が??」
くずま「彼女だよ!!あの世界的歌手の、テイラースウィフトだ!!」
志村「洋楽に疎い、俺ですら聞いたことある名前だな…マジで??」
テイラー「ええ。本物の超有名歌手のテイラースウィフトよ」
志村「自分で超有名って言っちゃったよ…」
くずま「まあ、実際世界のだれもが知ってる名前だからね!!」
志村「ネットで今検索してるけど、確かに顔似てるわ!!」
くずま「当たり前だろ!?彼女は本物だっつーの!!」
志村「本当か!?すげえ!!初めて有名人に会った!!」
くずま「おい!!俺も一応有名人だぞ!?」
志村「へぼまりゅうは黙ってろ」
くずま「へぼまじゃねえ!!くずまだ!!」
テイラー「ええ。アタシは本物のテイラースウィフトよ。よろしくね」
志村「うおおおおお!!てか、めっちゃ日本語うまいな!?アンタ外国人でしょ!?」
テイラー「…アタシ、日本ノコトガ好きすぎて、めっちゃ勉強シタ」
志村「急にめっちゃカタコトになった!?」
くずま「か、彼女は外国人だぞ!?カタコトで当然だろ!?」
志村「で、そんな世界的に有名な歌手が、こんな店に何の用??」
テイラー「何って、ご飯を食べに来たのよ」
志村「ここに!?よくあるただのファミレスだけど!?」
テイラー「ソウデスネ」
志村「アナタみたいな大物歌手、もっと高級料理の店行くと思ってたんだけど!?」
テイラー「イイエ。アタシ、庶民派なので」
志村「そうだったんだ!?めっちゃ好感持てるわ!!」
テイラー「でしょでしょ??」
志村「なんか、1曲歌ってもらってもいいですか!?」
テイラー「え??」
志村「1曲いいですか!?曲は全然知らないけど!!」
テイラー「ノンノン」
志村「え??」
テイラー「アタシ、今完全プライベート。歌わない。OK??」
志村「マジか…残念…」
くずま「残念…じゃねーよ!!さっさとこちらのテイラー様に、飯持ってこい!!」
志村「なんでテメエが威張ってんだ!!クソ雑魚Youtuberのかすまりゅうは黙ってろ!!」
くずま「誰がクソ雑魚Youtuberだ!!そして俺の名前はくずまりゅうだ!!」
志村「やかましい!!で、テイラーさん、ご注文は??」
テイラー「これとこれとこれと、あとこれとこれとこれください」
志村「はい!!ただいまお持ちします!!」
〜厨房にて〜
志村「おいヤベエぞ!!あの世界的有名歌手、テイラースウィフトがうちの店に来た!!」
店長「は??」
志村「あのテイラースウィフトが来たんですよ!!うちの店に!!」
店長「いや、そんなわけねえだろ。ついに脳ミソまで腐ったか…いや元々か」
志村「口わっる!!」
店長「なんで日本に来て、こんなどこでもある大してうまくもないファミレスくるんだよ」
志村「自分の店を、大してうまくないとか言っちゃったよこの店長!!」
店長「自分がテイラースウィフトだと勘違いしてる一般人じゃねえの??」
志村「どんな一般人だよ!!」
店長「で、どいつ??」
志村「あいつ!!」
店長「まあ、似てなくもねえな…」
志村「だろ!?あれは本物だよ!!」
店長「でも、本物が「自分は本物のテイラースウィフトだ」とかわざわざ言うか…??普通は、プライベートは隠したがると思うけど…」
志村「テイラーだって、たまにはチヤホヤされたいんだよ!!」
店長「いつも死ぬほどされてるだろうが!!大スターだぞ!?」
志村「とりあえず、死ぬほどサイン書いてもらって、転売しまくろう!!」
店長「ドクズじゃねえか!!」
〜ホールにて〜
志村「まったくあのゴミ店長は…全然信じようとしねえんだからよ…」
くずま「おい!!そこのクソ店員!!」
志村「ああん??ゴミカス底辺Youtuberは気安く俺に話しかけんな」
くずま「いや俺、一応客なんですけど!?」
志村「動画の再生回数が4桁もいってないカスは、俺にしゃべりかける権利が無い」
くずま「それだと、ここにいるほぼ全ての客がねえだろうが!!」
テイラー「あのー、追加の注文お願いしたいンデスケド…」
志村「はいはい。何でしょうか??」
テイラー「これとこれとこれと、あとこれとこれクダサイ」
志村「テイラー、めっちゃ食べる!!承知しました!!」
テイラー「よろしくネー!!」
志村「あと、それからですね…」
テイラー「ハイ??」
志村「サインをお願いしたいんですが…」
くずま「サインは許可してねえよ!!」
志村「テメエに話しかけてねえよ!!てかお前、テイラーのなんなんだよ!?」
くずま「あれ…??俺、客だよね??お客様だよね??」
志村「お客様っていうのは、お金をしっかり払ってくれる人のことを言うんだよ。テメエは金もないのに飯を食った、ただのクズ犯罪者だ。人権はない」
くずま「ひでえ言いわれよう!?」
志村「で、どういう関係なの??アンタ達は」
くずま「ゴホン。俺とテイラーは、いわば大親友だ。俺にたてつくってことは、テイラーを敵に回すってことと同じだからな!?よく覚えとけ(ドヤ顔)」
志村「うわ…友達の威を借るとか、マジでダッサ…テイラーさん、友達は選んだ方がいいっすよ…」
くずま「やかましい!!」
テイラー「サインは書かないデス」
志村「お願いします!!100枚でも、1000枚でもいいんで!!」
くずま「なんで増えてんだよ!?ダメだっつってんだろ!?」
志村「マジでお願いします!!アナタのサイン、1枚100万円くらいの価値があるんで!!」
くずま「テメエ、転売する気だな!?帰れ帰れ!!」
志村「畜生…ごみまりゅうが調子に乗りやがって…」
くずま「もはや誰!?だから俺は、かすまりゅう…じゃなくてへぼまりゅうだっつーの!!」
志村「え??くずまりゅうじゃなくて??(笑)」
くずま「え…??あれ、俺の名前ってなんだっけ??くずまだっけ?へぼまだっけ?へずま?あほま?かすま?ごみま?あれ??」
志村「自分の名前を忘れんな!!」
〜2時間後〜
テイラー「じゃ、私達そろそろデマス」
志村「はい。ではお会計ですね」
テイラー「え??」
志村「はい??」
テイラー「アナタ、何を言ってるノ??」
志村「はい??」
テイラー「アタシ、あの世界的に有名な歌手、テイラースウィフトだよ??」
志村「はい??そうですね」
テイラー「その世界的に有名な歌手が、この店に来てあげたんだよ??」
志村「本当に、ありがとうございます。サインは書いてくれなかったですけど…」
テイラー「アタシ、紹介するよ??世界中でこの店を伝えてあげるよ」
志村「どうもどうも。ありがとうございます。」
テイラー「じゃ、そういうことで…」
志村「いや、どういうことでしょう。早くお金をください。そこのゴミクズ底辺Youtuberと2人合わせて、14514円です」
テイラー「アタシのチャンネル登録者数、アナタ知ってる??」
志村「いや、知りませんけど…まあ多そうですよね」
テイラー「そう。だから、アタシがこの店を悪く言えば、この店は確実に潰れるわ」
志村「あの、さっきも同じやり取りしたんで、早くお金払ってくれません??」
テイラー「マジで、この世界的に有名な歌手、テイラースウィフトを敵に回すの!?」
志村「何回「世界的に有名な歌手」って言ったんだ!?」
テイラー「その世界的に有名な歌手に、金を払わせるの!?無料にしないの!?アンタ正気!?」
志村「たとえだれであろうと、飯を食べたら金を払う!!常識だろーが!!」
テイラー「めっちゃ悪口言うよ!?マジでこの店潰れるよ!?ヤバいよ!?アンタの顔、全世界に晒されるよ!?」
志村「しつけええええええええ!!いいからさっさと金払えやボケが!!」
テイラー「ごめんなさい!!サイン書いてあげるので、無料にしてください!!」
志村「マジで!?サイン書いてくれるの!?いいよそれなら無料で!!」
店長「いや、よくねーよ!!」
志村「店長!?」
店長「どう考えても、今の流れでコイツが偽物ってわかるだろうが!!」
志村「え!?マジすか!?」
店長「やっぱバカだコイツ!!」
志村「え!?偽物なんですかコイツ!?」
店長「あのなあ、本物のテイラースウィフトがこの程度の金を払えない訳がねえだろうが。この程度の少額の金を渋るなんて、本物のスーパースターじゃまずありえねえ」
志村「14514円は、少額じゃねえよ!!」
店長「どこにキレてんだよ!!今それどうでもいいから!!」
テイラー「アタシ、現金は持ち歩かない主義なのヨ!!だから払えないアルヨ!!」
志村「お前、何人だよ!?」
店長「いやうち、キャッシュレスにもめっちゃ余裕で対応してるから!!」
テイラー「でもこの「ドコデモツカエナイPay」はこちらの店ではツカエナイみたいですが…」
志村「なんだそのPay!?」
店長「ドコデモツカエナイPayは、おそらくどこでも使えません!!」
テイラー「では無理です。アタシ、ココに5000億ペリカ入れてるので」
志村「まず日本円を入れろ!!」
店長「どちらにせよ払えねえじゃねえか!!はい。警察警察と…」
テイラー「でも信じて!!アタシは、本物のテイラースウィフトだよ!!」
店長「しつけえな、この偽物が!!」
テイラー「偽物じゃないもん!!本当にテイラースウィフトって名前の歌手だもん!!」
店長「なら、証拠見せてみろよ!!」
テイラー「ほら!!これがアタシです!!」
店長「え~と…「ていらー☆すうぃふとの、歌ってみたチャンネル」…ってなんだこれ!?」
志村「やっぱ偽物じゃねえか!!なーにが世界的に有名な歌手だ!!笑わせんな!!」
ていらー「有名だよ!!外国人の視聴者だって数人いるもん!!」
志村「数人で世界的に有名とかほざくな!!」
店長「しかもチャンネル登録者、全部で5人しかいねえじゃねえか!!」
ていらー「そのうちの3人が、外人さんなんだよ」
志村・店長「「やかましい!!」」
ていらー「それに一応、歌手だしYoutuberだよ??噓はついてないよ??」
志村「開き直りやがったこのクズ!!」
店長「さっさと金を払え!!」
ていらー「ごめんなさい!!私達、ここ何日もご飯食べてなくて…」
志村「は??」
くずま「そうなんです…だから本当にお腹減ってて…」
志村「いや、どんだけ金欠!?バイトしろよ!!」
くずま「いえ、バイトは週7でしてますけど」
ていらー「アタシも。めっちゃ働いてる」
志村「だったら、金はあるだろうが!!」
くずま「チャンネル登録者を買うのに、全財産使ってしまいました(笑)」
ていらー「テイラースウィフトに似せるための整形に、全財産使ってしまいました(笑)」
志村「もう少し、金の使い道を考えろテメエらバカ2人は!!」
店長「とりあえず、働いて返せ、この腐れ底辺ゴミクズYoutuber共が!!」
~完~




