寮
今俺は、寮を探して歩いている。もう約1時間ほど探しているが、見当たらない。
はぁ~マジでこの学校広すぎだよ。寮の場所を探して歩き回ったのに、見つからない。どこにあるんだろ? あと、ここどこだ? や、やばいっ! 迷子になった! 適当に歩き回ったせいだな!
ど、どうする? このまま、歩き続ければ寮に着くか? いや、それとも、誰かに道を聞いてみるか?
で、でも知らない人に話しかけるのは、緊張するしなぁ。 本当にどうしよう。
「一ノ瀬くん?」
ん? 誰かに後ろから話しかけられたので、振り返る。
この声は白波さんかな?
「白波」
(白波さん!)
話しかけてきたのは、やはり白波さんだった。
よかったっ! 白波さんなら、寮の場所を知っているかも!
それに、白波さんになら緊張せずに聞けるし!
「あれから1時間ほど経ちましたけどまだ、自分の部屋に帰ってなかったんですか?」
「寮の場所がわからない」
(寮の場所がわからないんだよ。だから帰られなかったんだ)
「ふふっ! そうなんですか? まぁこの学校は広いからしょうがないと思います」
今、白波さん笑った? 俺が寮の場所、わからなくて笑ったの? ひどいよ白波さん!!
俺は、寮の場所がわからなくて困っているのに!
「一ノ瀬くんはどこの寮なんですか?」
「第1男子寮」
(第1男子寮だよ)
「わかりました。一ノ瀬くん、私に着いて来てください。寮の場所まで案内します」
うん。やっぱり白波さんはいい人だ。それにやっぱり寮の場所、知ってるんだな。
「ありがとう」
(本当にありがとう。助かるよ)
「いえ、気にしないでください」
俺は、白波さんに着いていき、10分ほど歩くと寮に到着した。
「ここです」
「ありがとう」
(ありがとう、白波さん!)
「はい、どうしたいまして。私は自分の寮に戻りますね」
「ああ」
(ああ。気をつけてね白波さん)
「そうだ、一ノ瀬くん。今日は、あなたに負けてしまいましたけど、いつか必ずあなたに勝って見せます!」
「ああ、また戦おう」
(あ、ああ、また戦おうか。でも何回戦っても俺が勝つよ)
「はい! では、また明日」
白波さんは柔らかい笑顔を浮かべながらそう言い帰っていった。
うわっ! 白波さんが、あんなにいい笑顔をするなんて、やばいよ。胸がドキドキしてる。
てか、あんなに優しい笑顔できたんだな。凄く綺麗だったなぁ白波さん。
美人のあの笑顔はずるい。あれは誰でも照れちゃうよ。多分俺、今、顔真っ赤だろうし。
はぁ~、寮に入るか。
この学校には、幾つか寮があり、ここは1年生男子の寮の一つだ。
寮は、5階建てで、俺の部屋は3階にある。
3階の俺の部屋、301号室に入る。
部屋は、広くて綺麗でお風呂やキッチン、ベッド、テレビ、冷蔵庫などがあり、快適だ。
ふぅ~今日は疲れたなぁ。入学して、【魔高の戦い】をやり、1時間ほど寮を探した。
でも、楽しかったなぁ。明日はどんなことがあるんだろ? 今から楽しみだ。
この話を読んでいただきありがとうございます!!
もし面白いと思った方はブックマーク登録と評価ポイントをお願いします!!