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【魔高の戦い】観戦後

「凄かったですね……。あんな風に魔法を使うなんて。凄く参考になります」


 白波さんの風魔法なら、黒い先輩の戦い方を参考に出来るだろう。 

 俺の魔法は、白波さんや黒い先輩の魔法とは、違って飛ばすことが出来ない。

 だから、俺はあまり黒い先輩の戦い方を参考には、出来ないのだ。

 でも、相手があの、戦い方をする可能性があるので、対策は出来るが。


「うん。まさか、魔法を目隠しに使ってくるなんてね。初めの魔法を大きめに出して、2回目の小さい魔法を見えないようにしてた」


「はい、驚きですよね。2つの魔法を連続して出して1つ目を囮に使うなんて」


「うん、びっくりしたよ。魔法っていうのは、使いようによっては、あんなに強くなるんだね」


「先生の言うとおりでしたね。1つしか発動出来ない魔法でも、弱いわけではないって」


「そうだね。本当にあの先輩は強かったよ」


 ああ。黒い先輩は、強かった。その強かった理由は、魔法を上手く使えていたからだろうな。

 でも、赤い先輩が魔法の使い方が下手で弱いわけではない。

 最後の小さい〈雷弾〉で、気絶するまでは互角の戦いをしていた。


 でも、どちらが上手かったかというと黒い先輩なんだよな。


「【魔高の戦い】も終わったのでそろそろ帰りましょうか」


「そうだね。3人で一緒に帰ろ」


「ああ」

(ああ、いいよ)




 俺たちは、第1闘技場の観客席から出て、寮に向かって歩いている。


「ねぇ、【魔高の戦い】が、見られるアプリがあるの知ってる?」 


 と、いきなり三木さんが言う。


「そんなアプリがあるんですか?」

 

「うん。この学校専用のアプリなんだよ。他にもね、学校の地図アプリとかあるの。全部タダなんだ」


 学校専用アプリって【魔高の戦い】とサイフ以外であったんだ!?


「私、学校専用アプリは、2つしかないんだと思ってました」


「私も初めは、そう思ってたけど、色々とあったんだよ。アプリの入れ方を教えてあげるから、入れてみなよ」


「ありがとうございます」


「ありがとう」

(ありがとう。嬉しいよ)



 俺と白波さんは、三木さんにアプリの入れ方を教えてもらい、【魔高の戦い】観戦アプリを入れた。


「これでよしっ! あとは寮に帰ってから自分で試してみてね!」

 

「ありがとうございます。あとで見てみますね」


「ありがとう」

(ありがとう、助かったよ。これで、色々な人たちの魔法を確認できる)


 魔法というのは、たくさん知れば知るほど有利になるからね。

 相手がどんな魔法を使うか分かれば対策を立てることが出来るから。


 

 そのあと、俺たちは自分の寮に帰った。


 三木さん、可愛かったな。少し背が小さくて、守ってあげたくなる雰囲気があった。

 あと、髪は黒色で方ほどまで伸ばしており、目は少し垂れ目で可愛い。鼻立ちも整っており、口は小さかった。


 白波さんは、美人系で、三木さんは、可愛い系だな。


 俺は、そんなことを思った。

 

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