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第十七話 逃れられない詰問

こんにちは。


失敗した作戦!

原因はミライトの鈍さか女神の作戦か!

崩れ落ちた三人のメンタルは無事なのか!

詰問の矛先は誰に!


それでは第十七話「逃れられない詰問」お楽しみください。

「キュアリ、フーリ、大丈夫、か……?」

「ミライト様……」

「ミライト……」

「二人とも。いいの。それがミライトだから」

「え、何……?」


 手早く風呂から上がったミライトは、女性陣の得体の知れない迫力に気圧された。

 つやつやした女神が、無意識に後退ったミライトの肩に手を置く。


「勇者ちゃん、正座」

「え、ちょ、何で」

「いいから正座」

「……はい」


 言われるままに正座するミライト。


「ミライト様だけが悪いのではないと思います!」

「むしろ女神様の作戦に問題があったのではありませんか?」

「同意」


 女神に詰め寄る三人に、ナイクの追撃。


「こやつ、お前達の失敗を見て腹を抱えて笑っていたぞ」

「えぇ!?」

「あの作戦は女神様が面白がるためのものだったのですか!?」

「正座」

「……はい」


 言われるままに正座する女神。


「……なぁナイク、作戦って一体何の事?」

「お前がここから去る気なので、女神の指揮で引き留めにかかった」

「え……?」


 ナイクの説明に、ミライトが強張る。


「そうですよ! この生活もレイちゃんとナイクさんが人の街に慣れてきたからそろそろ終わりだって!」

「お風呂でミライトがレイに言ってたのを女神様が聞いたと……。確かに王様との約束はそうだったかも知れないけど……!」

「ミライトにとってこの生活が、継続を望まない程度のものだった事に、少し落胆している」

「我らとの生活は、それほどに迷惑か?」

「ぅぁ……?」


 一斉の詰問に、ミライトが慌てて手を振る。


「ちょっと待ってちょっと待って! いくつか確認させて!」

「申し開きの余地はないぞー。大人しく白状しなさーい」


 正座しながら頬をつついてくる女神に、ミライトが真顔で一撃。


「女神様、俺の風呂覗いたの?」

「うぐっ」

「申し開きの余地がないな」


 ナイクの言葉に、女神の顔から汗がにじみ出た。

読了ありがとうございます。


ちなみに私は大体iPhoneで書いて投稿をしています。

今回のキャラ名『キュアリ』を予測変換が覚えてくれたのはいいのですが、その後必ず

『の巣』

という候補が最初に来ます。次に『塚』『地獄』。

私のiPhoneはキュアリを何だと思ってるんでしょう……。


ともあれ次話もよろしくお願いいたします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] こんにちは。 やはりこの2人が戦犯(笑)。 そして勇者の冷静なツッコミ。 思わず「そこ!?」と素でわたしもツッコミました。 [一言] 予測変換…。 ときどき、「おまえほんとは中の人い…
[気になる点] 正座させられる女神と勇者 [一言] 女神様、どう申し開きをするのでしょうか?(笑) 『キュアリ』……。 キュっ!蟻 可愛く鳴いている蟻さん、のイメージ……。 続く単語が、酷いけど。 …
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