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第四十八話 スライムとレッドドラゴン

「ギャァーーン!!」


 レッドドラゴンの鳴き声は闘技場には収まらず、闘技場の外にも鳴り響く。

 観客席からは声を失う者、呆れて笑う者、そして初めて会う隣の席のユーザーと目を合わせる者など、多様な反応がおこる。


「おまえ! おかしいだろこんなの! イカサマだぞ!」


 マークがライムにそう言うが、ライムはケンとの会話に夢中で無反応。その為、横にいるレオンの方を向くが、レオンは観客席と同様に声を失っていた。


「おい! レオン! どうする?」

「あっ、あぁ」


 レオンは我に戻り、作戦を考える。

 頭を掻いて10秒ほどレオンは考えると、何かを思いついたようにハッとした顔を浮かべる。


「ライムは諦めて、他のヤツを潰すってのはどうだ?」


 マークはニヤッと笑い、コクリと頷く。

 その1秒程後、マークとレオンはお互い反対方向に走り出す。


「あっ、ちょ、逃げるなー!」


 ラスがマークを、ライムとケンはレオンを追いかける。

 ライムとケンがレオンを視界に捉えると、レオンは戦闘をしている所に突っ込み、突然のことに対応出来なかった二人にスキルを命中させていた。


「あの野郎……やばすぎるぞ」


 そして、レオンのスキルを受けてしまった二人はHPも多くなかったのか、敢えなく闘技場の外へ転移してしまう。


「ドラゴンはあっちに行ったか。ということは、お前らを倒すチャンスというわけだ」


 レオンは二人を倒した後、素早い速度でライムとケンの元へ向かってくる。


「これで終わりにしてやる。〝粉砕〟」

「「〝乱撃斬〟」」


 レオンが使っていた高威力のスキルを、ライムとケンはタイミングを合わせて、スキル同士を相殺させる。

 その後も、レオンとライム&ケンの組み合わせはタイミングを合わせて攻撃を防御し続ける。


 一方、ワカバは戦闘でHPやMPを消費してしまった為、少し休憩モードに入っていた。幸い、他のユーザーは自分の戦闘に夢中でそれに気付かない。

 しかし、それがいつまでも続くはずもなく、敵がやってくる。


「なにあれ。嘘でしょ」


 ワカバは自分に向かってくるマーク、ではなくその後ろを走っているレッドドラゴンに驚く。

 マークは最初はワカバを狙って走っていたが、今は後ろのレッドドラゴンから逃げることに徹していた。


「あの顔おもしろ」


 時々後ろに目線を向けながら、怯えるように走るマークはいつも見せている粋がった様子とは一転していて、ワカバはクスクスと笑う。


「って、なんでこっちに来てるの!?」


 面白おかしく見ていると、徐々にワカバにマークが近づいているのが、分かった。


「ワカバ! お前がコイツを相手しやがれ!」


 マークはワカバの横を走り抜けながらそう言うが、レッドドラゴンもマークと同様にワカバの横を走り抜ける。


「これで大丈夫か」


 マークは後ろも見ずに、ワカバから十分距離をとった所で足を止め、振り返る。


「どうして?」


 マークの目の前には鼻から蒸気のようなものを出しているラスの姿があった。

 マークはそのまま、抵抗することもなく、ラスに倒され、闘技場外に転移された。



 


 


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