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第四十三話 スライムと状況

「おい、また投稿遅れてやがるぞ」

「うそだろ。2連続かよ」


「うるさいぞ! そこ」


「「すいません(投稿遅れて)」」

「「うげっ」」


 ライムとワカバの声が揃う。

 ライムとワカバ、そしてケンの三人は決勝戦のメンバー確認へと来ていた。そのメンバー表を見たと同時に声が出てしまったのだ。


「マークいんじゃん……」

「あの人感じ悪いから嫌いなんだよね」


 メンバー表にはマークの名前があり、その横にはレオンの名前もあった。

 それもそのはず、レオンやマークは実力があるため、決勝戦まで上がってきている。


「わかる! あの人スライム馬鹿にしたんだよ」

「うわっ。人の好きなものを馬鹿にするとかありえないわ。私が一発ぶち込まないとな」

「いや、私がぶちこむよ」


 ケンはその二人を見て、「この二人って女の子だよね?」と思っていたが、心の内に収めておく。


「それより、二人は新婚生活どうなの?」

「「はっ!?」」


 ワカバが突然そんな問いかけをすると、今度はライムとケンの声が揃う。


「新婚生活って何言ってんだよ!?」

「そ、そうだよ」

「それじゃあ、同居か」

「いや、俺らは一緒に住んでるだけだし」

「それを同居って言うんじゃろがい」


 ケンとライムが焦ってその後もモゴモゴ言っているが、ワカバは「それでどうなの?」と再度聞く。


「どうも何も今まで通りだよな?」

「う、うん。普通だよ」

「そっか。それじゃあ、遊びに行ったりする必要はないのか」

「それは本当にいらないな。ルイさんが二日に一回は必ず来るから。しかも「困ったことはない?」とか言いながら、顔はめちゃ笑ってるし」


 ワカバはルイの性格を思い出して「あぁ」と納得する。


「ライムも困ったことない?」

「うん。いつも学校でいる時とか登校の時とかと同じように話したりしてるだけだし」

「……新婚生活や」


 ワカバはその姿を想像すると、思わず声が漏れてしまう。

 二人からの鬼の形相に耐えきれなくなったワカバは話題を変える。


「ま、まぁ皆決勝戦に出れて良かったね」

「それもそうだな」

「そうだね〜」

「それじゃあ決勝戦に備えてスキルとか獲得しにいかない? 出来るかわからないけど」

「うん!」

「おう!」


 三人はダンジョンへと歩き出した。勿論、ワカバはライムとケンを隣にするために端を歩く。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 遡ること二日前、モンペアの社長とその他数名が極秘の会議を開いていた。


「社長。ライムは案の定、決勝戦に進みました」

「あぁ知っている」

「今回は何故、社長自らこのような会議を開いたのですか?」

 

 社長は質問をした男性をキリッと睨む。


「理由か。頼む」


 社長は自分の横に立っている秘書に何かの書類を配らせる。

 全員その書類を素早く目に通すが、読むと同時に動揺してしまう。


「これはどういう……?」

「書いてある通りだ。実行は決勝戦。これはまだほんの挨拶にしか過ぎないがな」

「しかし、これは」

「あぁ? 何か文句でもあるのか?」

「いえ。ありません」

 

 男性は黙りこくり、再び書類に目を通す。


「決勝戦が楽しみだ。()()()



 


 




 

後書きまで見ていただきありがとうございます!

え、あ、もしかしてここまでしか読まないとかある?ないよね?


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