表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/49

第三十四話 スライムと進化可能

今回はいつもよりほんの少し短めです

「なぁライム。凄いことに気が付いてしまった」


 いつも通りにログインを済ませ、ケンと合流をすると、ケンが嬉しそうに話しかけてくる。


「言ってみたまえ。ケン氏よ」

「聞いて驚くなよ」

「ゴクリ」

「私の剣、雷光の剣の進化可能が判明したのだよ」

「うそ……だろ」

「これが本当なのだ。それよりもさ、これ何?」


 わざとらしく続いた会話にケンが終止符を打つ。しかし、ケンの言っている内容は結構凄いことなのである。

 進化とはシーズン3で追加された要素の一つ。しかし、進化出来る装備やスキルは数少ない為、中々レアなのだ。


「どうして分かったの?」


 そんな数少ない進化可能な装備やスキルは公式に明かされていない為、確認方法が分からない。

 ケンは後頭部をポリポリと掻く。


「さっきステータスを確認していたら、雷光の剣の横に〔進化可能〕って書いてあってな」


 ケンは恥ずかしそうに言う。何故なら既にシーズン3から四日経っているにも関わらず、そんな簡単なことに気が付かなかったからである。


「へぇ〜そうなんだ。ちょっと待ってね」


 しかし、ライムはその点を一切ついてこない。ケンが不思議がっていると、ライムは「あぁ〜ダメかー」と悔しがる。


「何やってるんだ?」

「ん? いやぁ、私も進化出来るのあるかなって」


 ケンが思い切って聞くと、ライムは平然と言う。ライムもケンと同様に、シーズン3からステータスを確認していなかったのである。

 ライムに限っては、ラスとムースのレベルが常に上がる状況にある為、ステータスを確認する時は、一部の状況を除いてスキルや装備を獲得した時と決めているのだ。

 

「でも、進化ってどうやったら出来るの?」

「それがよ、進化方法は限られた条件にある時、って書いてはあるけど」

「その条件は書いてないと」

「そう」


 つまり、その時が来ないと進化は出来ないという。

それは言い換えると……


「進化成功した人存在しない説」


 ライムが深刻そうな顔で言う。しかし、既に進化成功した人物は一人だけ現れているのである。

 だが、同時に、その事にその人物は気が付いていないのである。







 




読んで下さりありがとうございます!!


今回の出来事はこれからの伏線になるかも……


面白い、続きが見たいと思ったらブクマを是非お願いします!


web下の評価も忘れるなよ?★★★★★

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ