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第三十三話 スライムと猛勉強

今回はVRではなく、現実世界での出来事がメインです。

「これで授業を終わりにする。ありがとうございました」

「「「ありがとうございました」」」


 先生が教室から出て行くと友人が茜の元へ駆け寄ってくる。


「茜、聞いた? 来週、中間テストだって」

「へっ」


 茜は授業中、睡魔との戦いに負けていて先生の話を一切聞いていなかった。


「勉強とかしてる?」

「してない」

「即答っ!」


 その即答ぶりに友人も驚く。


「でも、今回テストで平均点を下回った生徒は居残りで勉強しなきゃいけないんだよ」

「ぐぬっ」

「しかも一週間!」

「ぐぬぬっ」


 居残り。それは放課後の自由時間がなくなる。言い換えると、茜にとってはモンペアがプレイ出来ない事を意味していた。


「それはまずい……」


 茜は深刻気味に言う。今は新しく入ったムースの為に少しでも長くモンペアをしたいからだ。

 この時、茜は勉強の決意をした。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「何からやろう……」


 茜はいつものモンペアのプレイ時間を半分程削って勉強に取り組()()()()()()()


「最初だし、国語からやろ」


 茜は得意教科、国語の勉強を開始する。理由は、苦手な教科をやりたくないからだ。


 暫くやった後に、報酬のような形でモンペアにログインする。


「ラス! ムース! 今日もカワイイ」


 村にログインすると、二体を召喚する。そして、同時に抱き上げる。

 すると、フレンド通話がケンからかかってくる。


「ケン、どうしたの?」

「やっと来たか」

「やっと?」


 ケンの言葉遣いに少し違和感を覚える。


「もしかして、ずっと待っててくれたの?」

「いや、まぁうん」


 最初は否定しようとしたが、ケンは静かに肯定する。


「そうなの⁉︎ ごめん! ごめん! 本当にごめん!」

「いや、別に良いよ。勉強だろ?」

「え、なんでそれを……」


 「学校で茜を見ていたから」なんてことは言えないケンは「なんとなくだよ!」と言って誤魔化す。


「これからも、この時間で来るって事でいいか?」

「うん、ごめんね。少し遅れる事になっちゃう」

「それじゃあ、俺もその時間からログインする事にするわ」

「えっ、どうして?」

 

 この質問をされたケンは照れているのが見なくても分かるくらいの言葉を発した。


「お前、がいないと楽しくないから……だよ」

「そっか」


 いつもは平然としているライムの返事がいきなり素っ気ない言葉に変わる。


「大丈夫か? 何かあったのか?」


 その返事に違和感を覚えたケンは心配をするが、今度は返事すらない。

 

「おい、本当に大丈夫か?」


 その時、ライムの頬は赤く染まっていた。しかし、その姿は幸か不幸か誰にも見られなかった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「テスト終了。ペンを置け」


 先生の声がクラスに木霊する。茜はテスト用紙を前に送ると、額の汗を拭う。実際、汗はかいていないが。


「終わった〜」


 いつものテストとは違い、茜は謎の達成感があった。何故なら、一週間勉強してきた内容が見事にテストに出てきたからだ。

 茜は健の方向を向くとグッドサインをする。それに気付いた健も笑顔で返す。



 数日後のテスト返しの結果


 二人共無事合格(茜は平均点+3点)










 






読んで下さりありがとうございます!!!


皆さん、テストで赤点を取った事はありますか?

私は……秘密で


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