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第三話 スライムと隠しダンジョン!?

1、2話を本当に少しですが、書き直したのでまだ読んでいない場合は是非読んでください。

 初期ダンジョンへとやって来たライムとラスだが、帰りの途中で隠しダンジョンを見つける事が出来た。


「これって滅多にないよね?」


 無論、隠しダンジョンなど見つけることが出来る人はほんのひと握りである。


「どうしよう、今行こっかな?それとも後に…うぅん、でもそれじゃあ他の人に見つけられるかも」


 隠しダンジョンとは危険がつきものであり、初心者が軽々しく入る場所ではない。しかし、もう開いてしまっている扉、次に来た人が見つける事は間違いないだろう。


「よし、行くしかない! でも不安だなぁ〜 ラス、今だけお願い!」


 ライムは決意を決め、ラスを召喚して隠しダンジョンへと入っていった。


「うわっ、ここら辺掃除してないの?」


 道にはベトッとした緑色の液体があちらこちらにくっついていた。さらに、進んでいくに連れ、きりがどんどんと濃くなっていき不気味さが増していく。もう限界だとライムが引き返そうとした時、突然視界が開け、広い場所へと出た。


「ふぅ〜、一安心だよ。」


 そう思ったのも束の間、その奥には先程まで倒していたゴブリンが5体、そしてそのゴブリンと比べて数倍大きなホブゴブリンが一体がライム達を待ち構えていた。

 ホブゴブリンの後ろにはキラキラと光っている宝箱が置いてある。


「ホブゴブリンに専念して戦いたいけど、他の五体がなぁ〜。」


 ホブゴブリンに気を取られ、ゴブリンに倒される。そんな光景が簡単に想像できてしまう。


「そういえば、ラスってレベル上がってたよね?うん、よし!ラス、他の五体は頼んだよ。」


 ラスはもう既にレベル18となり、ステータスはレベル1のライムよりHP以外全てで上回っている。となると、ラスがゴブリンを倒すのは容易だろう。


「私一人で倒せるかなぁ〜、でもやるしかないよね!」


 すると、ホブゴブリンがライム目掛けて走りだし、手に持つ大きな棍棒を振り下ろして来た。威力こそは高いものの、スピードはゴブリンとあまり変わらないのか、躱す事が出来た。そしてカウンターでホブゴブリンの腹目掛けて、棍棒を振り下ろした。


「よしっ!って、あれ??」


 ゴブリンの際は、一発で倒せていたにも関わらず、ホブゴブリンのHPは三分の一しか減っていなかった。

 驚き、気の抜けたライムへホブゴブリンは棍棒を命中させた。


「うっっ!」


 攻撃を食らったライムは少し後方へと吹っ飛んだ。


「いったぁ〜!」


 HPを確認すると、四分の一程度体力が減っていた。


「ひとまず、距離をとって集中しよう。」


 ホブゴブリンにあと2回攻撃を当てることで、倒すことが出来るため、倒すことが不可能という訳ではない。ホブゴブリンと距離を取り、深呼吸をし、もう一度攻撃へと向かう。

そして、1回目に攻撃を当てた際と同様に、ホブゴブリンの攻撃を躱し、攻撃を命中させる。


「よしっ!あと1回攻撃を当てれば」


 そして最後の攻撃を当てようとした、その時ホブゴブリンが突然大きな声で叫び出した。


「えっ!?何?」


 距離を取り、叫びがおさまった時に、再び攻撃をしに行き、ホブゴブリンの攻撃を躱そうとしが…


「はやいっ!!」


 ホブゴブリンの速さが先ほどよりも体感2倍近く速くなっている。その為、躱す事が出来ず、ライムは攻撃を受けてしまう。


「うそ、でしょ…。」


 攻撃を食らったライムは壁へと叩きつけられた。受けたダメージは先ほどよりも2倍程多くなり、ライムのHPは残り四分の一になってしまった。


「これちょっとやばくない??というかもう無理だよ…。」


 あと一回攻撃を当てれば倒せるものの、そのあと一回がとても遠い場所にあるのだ。

 絶望しているライムにある情報が映し出される。



【ライムのレベルが7に上がりました。】

『ライムがスキル〈疾風突き〉を獲得しました。』


「スキル獲得??」


 周りを見ると、丁度ラスが5体のゴブリンを倒していた。レベルアップの連絡はラスのおかげでもう見慣れていたので、あまり気にしてはいなかったが、新しく、『スキル』という連絡が来た。

 急いで獲得したスキルを確認する。


〈疾風突き〉

消費MP15

対象の敵一体に必ず先制攻撃をする。(タイミングが重なった場合は無効)威力は通常攻撃と等しい。

獲得条件

レベルが7へと上がる。


「あれ、これって勝てるんじゃない??」


 一気に元気を取り戻すライム。そうして、一目散にホブゴブリンへと走り、スキルの発動条件であるスキル名をダンジョンいっぱいに木霊するくらいに叫んだ。


「疾風突きっ〜!!」


 すると、ライムの体が物凄い勢いで動き、ホブゴブリンの動きをものともせず、攻撃を命中させることに成功する。


 ホブゴブリンの体はゴブリンのよりも、多い量の光る粒へと変わった。そして、それに近づき経験値を獲得する。


【ライムのレベルが10へと上がりました。】

【ラスのレベルが30へと上がりました。】


「一気にレベルが3もあがんの?凄いなホブゴブリン…で、新しいスキルは?なんでレベル7で獲得できて、10では出来ないの〜??」


 文句を言いつつも、一番楽しみにしていた宝箱の手前まで行く。


「何が出るかな〜、やっぱり最強の武器とかかな??」


 期待を膨らませながら、宝箱を開ける。するとそこには一冊の本のみが入っていた。急いで本の内容を確認する。


〈スキルの書〉

このアイテムを使用すると、ユーザーあるいはお供 どちらかを選択し、そのキャラがスキルを抽選で一つ獲得することができる。

スキルの内容

ユーザー  ユーザーが獲得出来る全てのスキル

お供  お供のモンスターが獲得出来る全てのスキル


「これはつまり、運次第では最強になれるってことだよね?」


 ライムは迷いもなくお供のスキルを獲得するを選択し、手のひらと手のひらを合わせて目を閉じた。そしてラスのスキルを獲得した。


『ラスが特殊スキル〈自由変化〉を獲得しました。』


「これって… …強いのかな?」


一週間に2話以上投稿目指して書いていきます。これからもよろしくお願いしますします。

あと、どうでもいいこと書きます。じゆうへんげ です。 


後書きの後書き

大きなミスを犯していたので、書き直しました。感想を書いてくれた方、感謝です!!


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― 新着の感想 ―
[良い点] ゲームを進めて、ゲームの内容が分かりやすいこと。 [気になる点] 主人公だけしかいなくて、他にキャラがいないこと。 スライムにも可愛い描写があるとか交流めいたものがあると楽しいかな。 [一…
[良い点] ほのぼのとした空気があってとても良いです( ≧∀≦)ノ
[良い点] 初期ダンジョンの隠しダンジョンに合った難易度設定がされている。 表現を“倒す”としている。 最後の締め方で次の話につなげている。 [気になる点] HPを確認すると、四分の一程度体力が減…
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