前へ目次 次へ 4/111 左手で口端のひげを抜きながら三面鏡の扉を磨く 左手で口端のひげを抜きながら三面鏡の扉を磨く 三面鏡の扉を開けば、合わせ鏡が生まれる。 その三面鏡を閉じてしまった状態で、扉を磨く。片手でひげを抜きながらだ。 歌の主人公は合わせ鏡による無限の価値を知らないか、逆に、鏡に押し込められた無限に価値を見出ださないか。 ........................................................................