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異世界転生したら・・・でした  作者: 稲田すずめ
第1章
8/19

彼女との暮らし

彼女との同棲生活は新鮮で過酷だった。


なぜなら彼女が毎晩ベッドの中で激しく動き回り、俺を寝かせてくれないからさ。

(訳:貧乳少女の寝相が悪いので潰されそうになった。)


「一緒に寝るのはやめにしよう。」と提案した時は、ものすっごく残念そうな顔をした。


「そそそそぉんな、残念だなんて思っていないんだから。」

ってラフィーは否定したけど、バレバレなのが可愛い。

と俺が考えていることがラフィーに念話で伝わる。


「可愛いっって思ってくれてるのは嬉しいけど、バレルも何もそんなこと思っていないんだから。」

なんだこの可愛らしい生き物は。

自分だって可愛い生き物のくせに。プンプン。

えぇ???

最初は彼女が声に出して話しているのかと思ったけど、動揺すると念話で考えが漏れる時があるのが分かった。


ただ、この自分の考えが相手にダダ漏れは非常に辛い。


想像してみて欲しい。

教室で好きな子と話している時に、透けぶらラッキー、スカートから見える太もも美味しそう、唇色っぽいな、さらにはピーーー、ピーーーーーな事を妄想しているのがバレバレって事ですよ。

あれ??でもそんな妄想で頬を赤くする姿も見てみたいかも。

いやいやいやいや、まだ16歳だぞ、あと2年我慢しようとか昼間から考えていた。


そう、ラフィーは、地元のスクールに通っているので昼間は留守だった。


ある程度離れると念話が通じなくなるのは実験済みだ。

あれは命がけの実験だった。

外に連れて行ってもらった時に、遠くからペチャパイペチャパイと考えながら彼女に近づけば、表情から念話の通信距離が分かるんじゃないかと考え、そして実行した。

およそ30メートルに近づいた時、

「パイパイうるさーい!そんなにパイが好きなら、うさぎのミートパイにしてあげようかしら?」

何も考えないようにしました。


この結果から、彼女の家はほぼ全域が念話の通信距離内、対策は何も考えないことって言うのを学びました。


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