エロうさぎと貧乳少女
母うさぎや兄妹うさぎが、バラされて並んでいる姿は、転生で数え切れない生死を体験してきた俺でさえも涙腺を湿らせた。
「おまえ、泣いているの?」
「賢いうさぎなのかしら?」
気が付くと、少女の顔が見の前にあった。
ジー〜っと見つめられる。
何か少し考え込んだ様子だった。
「お父さま、この子うさぎを私にください。」
「それは、そのうさぎを一人で食べたいということかい?」
「はい、子うさぎの肉は柔らかくて、とても美味しいのは判っていますけど。」
「今日は、もう十分なご馳走があります。」
並んでいる肉を指し示す。
「それに、こんなに小さいんですもの。」
「もっと大きく育ててから食べたほうが、いいと思うの。ダメ?」
「うーむ。」
父親はしばらく考えていたようだが、可愛い娘の提案に乗ったようだ。
「畑の野菜は荒らさせるな。自分で世話をしろ。」
簡単な約束を娘にさせると、残りの作業に戻っていった。
家の中に戻る途中。
「よかったわね、うさぎ、お肉にされなくって。」
「今日から、あなたは私のものよ。」
「あぁ、安心して、あなたを食べる気は無いわよ。」
ニコッと話しかけてきた。
そして台所に戻ると、お母さんは子うさぎが生きたまま戻って来たことに少し驚いて居たけれども、
お父さんに世話をする許可を貰ったことを伝えると「よかったわね。」と、ほほ笑んでいた。
木箱に戻され、彼女の部屋の片隅まで運ばれた。
「いつまでも、うさぎじゃ、呼び難いわね。」
「ちゃんとした名前を付けましょう。」
「ショウはどう?うーーん?ダメ?」
「それじゃぁ、ショータならどう?」
「そう、気に入ったみたいね。では決定です。あなたのお名前は今日からショータよ。」
「よろしくね、ショータ。」
ラフィーは、俺が言葉を理解出来てると信じているみたいに話しかけてくる。
もしかして、ちょっと痛い子なのかも。
ひょい!!
不意にラフィーに両手で持ち上げられた。
じっと見つめられる。
そしてチュッとおでこにキスをされる。
「ねぇ、ショータ、あなたは一体何を勘違いしているの?」
「私はショータの考えている事が全部分かるの。」
「だから、人の言葉が理解できるうさぎだって最初から知っていて助けたのよ。」
うさぎの考えが分かる人なんている訳が無い、と言う考えはラフィーの次の一言でぶち壊された。
「盛り上がりの少ない胸で残念だったわねショータ!!」
「それと、痛い子でごめんなさいね!!」
「!!!」
心臓が止まるかと思った。
どうやらラフィーは本当に俺の考えが分かるらしい。
スキル「だだ漏れの念話」「胸のサイズ当て」
称号「シチューからの生還者」「少女の口ずけ」「ファーストキス」「エロうさぎ」「ファミリア」「貧乳好きー」