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閑話 もう一つの転生

まだ3話目なのに閑話だいじょぶなのだろうか?

・・・大丈夫だ、問題ない。

 ※途中、微妙に胸クソ的な場面があるので、嫌いな方はあとがきへ

...私には子供のころから味方などいなかった。

私の生まれた家庭は、非常に裕福「だった」




 私の名前は、九条連華 という

 華が連なるような人生になってほしいという理由でつけられたらしいが、真偽は定かではない。

 だって、親じゃなくて叔母さんに聞いたんだもん。

......コホン

 で、なぜ親に聞かなかったかというと、親が私に対して、DV、家庭内暴力をはたらいてるからだ。


 私の生まれを紹介しよう。

 私の家は日本に名を知らないものはいないといわれている大企業の社長の娘。いわゆる令嬢ってやつだ

 そんな私の家には、父、母、5歳上の兄、そして私の四人が住んでいた。

 私は、生まれたときから恵まれていた。

 家にはメイドが居て、ほしいものはなんでも買ってくれた。

――――――しかし、そんな生活も私が7歳になるまでだった。

 その年、父の会社の業績が急激に悪化した。

 その年を期に、前々から不倫をしていた母は蒸発し、賃金を払えなくなったメイドたちはみんなやめていった。

 父親は酒におぼれ私に暴力を振るうようになり、周りから影口をたたかれた兄もそのストレスを私へとぶつけた。家庭内で一番弱かったのが私だからだ。

 次第に私の体重は減り、体中に痣が目立つようになった。

 そんな15歳のある日、父はいつものように酔っぱらって、いつものように手に酒を持ち、いつものように無精ひげをはやして―――いつもよりも顔を赤くして帰って来た。


「なんだあの女!この俺様の誘いを無視しやがった!あんな薄汚いメス豚には一生にあるかないかの幸運だっていうのに!なにが『こっちに来ないで!あなたが近くにいると臭いが映るわ!』だ!この高貴な俺様が臭いわけがないだろう!」


 父はそう言いながら私を殴って来た。そして、その時間(かんしゃく)は いつもより長かった。

―――――――――その癇癪が終わったとき、私のちっぽけな命は尽きようとしていた。


―――――――――不思議と、死ぬことへの恐怖などなかった。


(ああ、私はやっと解放されるのか。

 次なんて望まない。

 神様、私の願いを聞いてくれるなら死後は...永遠の...安...息...を...)


 そのとき、遠くに唯一私の味方だった叔母の声が聞こえた気がしたが、私はその命を手放すのだった。

◇問題 デケデン この女の子は誰に転生したでしょう。

.....まあ、タイトルと話の短さからすると一人しかいませんよね。ハイ。

※前書きから飛んできた方のためのあらすじ:この女の子の前世の家族はクズでした。まる。

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