1話 転生
投稿が遅れて申し訳ありませんでした_><_
ブックマークしてくれた方、ありがとうございます。大変作者の励みになります。
それでは本編です。どうぞ!
(うっ!まぶしい!)
「おぎゃー!おぎゃー!」
「@=#☆¥%$&$*Д"」
(ん?なんて言ってるかわからんな。...あ、≪全言語理解≫の設定切ってた。
スキルON、っと。)
『パッシブスキル:全言語理解を起動します。...起動不能。
(.........えっ!?)
魂領域内を検索します。スキル:全言語理解を発見。インストール及び起動します。』
『...起動完了。スキルの状態:アクティブをロックしますか?Yes or NO』
(い、Yesで。)
『スキルの状態をロックしました。』
(び、びっくりしたー。スキルが消えたかと思ったよ。ひやひやするぜ。
さて、全言語理解を起動できたし、ちゃんと翻訳されてるよね?)
「頑張ってください奥様、あとひとりですよ!ほら、ひっひっふー、ひっひっふー」
「ひっひっふー、ひっひっふー」
「おぎゃー!おぎゃー!」
「見てください奥様、元気な女の子ですよ」
「うふふ、私の...かわいい...赤ちゃん達。生まれて...きてくれて、ありがとう。」
そうして女性はにっこり笑ったあと、意識を手放した。
(この人が俺の母親か、しかし、この若さだと初産だろう。初産で双子とは大変だったな。)
「奥様、絶対、絶対に回復してくださいね。でないと私達は、うぅ...」
そう言って、従者と思わしき女性は泣きだした。
そう、女性のお産、特に初産は非常につらいのだ。しかも双子と来た。
この小説を見てる諸君の世界ではなんということはないかもしれないが、この世界では「科学」としての医療は全くもって発展していない。この世界には≪回復魔法≫や、≪魔法薬≫などがあるせいで、それらに頼り切りなのだ。
そのため、双子を出産するときの母体の生存率は5割といったところだ。
とくに、今回は一般女性で初産と来た。生存率は1割、といったところだ。普通は助かる見込みは薄いだろう。―――しかし今回はこの俺がいた。
(俺と妹を生んでくれたんだ。絶対に助ける!
スキル起動。≪無限の力≫)
『パッシブスキル:無限の力を起動します。。...起動不能。
魂領域内を検索します。スキル:無限の力を発見。インストール及び起動します。』
『...起動完了。スキルの状態:アクティブをロックしますか?Yes or NO』
(もちろんYes!)
『スキルの状態をロックしました。』
『これ以降、HP(生命力)、MP(魔力)、SP(体力)が無限になりました。この状態はスキルを停止するまで続きます。』
(か~ら~の~≪生命力付与≫!)
『アクティブスキル:生命力付与を起動しm(毎回毎回、面倒くせー!設定変更。マニュアル操作。)
『設定変更。マニュアル操作へと切り替わりました。』
(スキル起動!生命力付与。対象...えーっと、名前分かんないから、俺の母親!数値MAX!)
『スキルが成功しました。』
(よし、これで大丈夫だろう。これで死ぬ確率は1%も無いはずだ。)
それでも0ではないのが地味に怖いのだが...まあいいだろう。
母親は意識を取り戻さないが、それは回復方法の摂理である。
(ふあ~~ぁ。眠くなってきた。大人だが、体は赤子だ。
転生していきなりのハプニングに疲れたし、もう...眠りに...つく...か...スピー)
主人公、フラグ立ててしまってよいのでしょうか...
まあ、ダイジョブでしょう。(理由のない確信)




