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5話 『宿での会話とギルド長からの招集?』

さてさて、この話で完全にプロットが終わりました。

これからは頑張って毎日投稿するつもりで書いていこうと思います。


それでは


5話 『宿での会話とギルド長からの招集?』


あれから俺とレイは宿に向かい、『宿り木亭』ゆう宿の一室にいる。

ダブルベットがある部屋を借り、俺たちは自分のベットに腰掛け話をしていた。


「それでは盗賊には賞金がかかっていたのですね」


「ああ、結構な額になったから今現在俺は小金持ちになった」


俺はギルドでの出来事を話していた。


「しかし、一度に賞金が賭けられている盗賊を何人も殺しているとなると、ギルドから何かされるかもしれませんね」


そう、俺もその可能性を考えていた。

ギルドでは何も考えずにやってしまったが、結構以上とゆうか例外とゆうか。


「まあ、なんにしたって邪魔するやつらは殺せばいいし。世界戦争を起こすには早いから大事にはしないけど、暗殺者に見せかけて殺せばいいでしょ」


「そうですね」


レイには俺の最終目的である『世界戦争』の事も軽く説明してある。

それから俺たちは、今日の出来事を話し合しあった。


「それじゃあこの街で何をやるか伝えようか」


空もすっかり暗くなり、時間的にはもう10時を回っていた。

そろそろ寝ようかと思ってた所で、一応この街での目的を伝える事にした。


「まずは、冒険者としてのランクを上げれる所まで上げる。それと、お前の『糸使い』のスキルをどう使うか教える。最後に、お前の使う武器の調達だ」


「はい、わかりました。それで一ついいでしょうか」


「ああ、いいぞ」


「私のスキル『糸使い』は戦闘向きのスキルではありません。その為、私は武器をいただいてもあまり戦闘に加わる事が出来ないと思いま」


と、レイが喋っている途中で邪魔が入った。


トントン


この部屋唯一の扉を叩くような音が聞こえる。

この宿の女将に、飯もお湯も要らないから近づくなと言っておいたはずなんだが。


「邪魔が入ったな。お前の疑問への回答は少し後回しだ」


「はい」


俺は、レイとの会話を一時中断し扉に向かう。

一応刺客の可能性も考えレイはベットに残してきた。

俺は扉に耳を当て、扉の向こう側の様子を伺う。


「・・・・・・・」


物音はしないが、何かはいる。


「今開ける」


俺は腰に差してある刀に手を添えながら、静かに扉を開ける。


「誰だ」


「夜分遅く申し訳ありません。冒険者ギルドの使いのものです」


チッ、と俺は内心舌打ちを打つ。

ギルドから何らかのアクションはあると思っていたが、こうも早いとは。

まあ、来てしまった物はしょがない。

面倒ごとにならなければと思うが。


「要件はなんだ」


俺は、ギルドの使いを部屋に入れずそのまま話す。

一応警戒はしておく、ギルドの使いというのも本当かわかならいし。


「はいまずギルドから、今回の盗賊討伐に関して感謝とお願いがあります」


やっぱり面倒ごとか、感謝は受け取ったから本題はお願いの方か。


「なんだ、面倒くさいのは一切お断りだ」


「いえいえ、ただうちの支部のギルドマスターがあなたに会いたいと申しておりまして。その為、あなた達には明日ギルドに来ていただきたいのです」


う〜ん、と俺は悩むふりをするが答えは決まっている。


「明日から金を稼がないといけないので、誰だか知らないけど無意味な時間は割きたくないから行かないと伝えろ。それと、普通と会いたいなら本人から来るべきだろ。俺は無礼とマナーの違いのわからない馬鹿じゃないぞ」


俺は底冷えした声で、使いの者にそお言うと扉を「ドン」と締める。


「あ〜面倒くせえ事になったな。まあ最悪この街のギルドマスターを暗殺すれば騒動が起こって、今よりは動きやすくなるだろう」


俺はとりあえず面倒くさい事は頭の隅に追いやって、早急にレイの武器を調達する用意をする。


* * * * * * * * * *


あれからレイと少し今後の話をして、すぐに眠りについた。


そして現在時刻朝7時。


俺とレイは宿一階の食堂で、朝飯を食べながら今日の目的を決めていた。


「今日はギルドに入って、蜘蛛や糸や毛の長い魔物の討伐依頼を受けに行くぞ」


俺の突拍子もない発言に、レイは驚きと疑問が浮かんだ目をこちらに向ける。


「なぜ糸や毛を必要としているのですか?」


「それはお前のスキルにぴったりの戦闘方法を俺が知ってて、その為には糸やら毛やらが大量に必要だからな」


またわからない、と言った目をして俺に回答を求めてくる。


「まずお前は糸使いのスキルが使えないと思っているようだがそれは違う。俺が知っている戦闘方法を技を極めてお前が使えるようになれば、おそらく対多数戦闘では

右に出る者はい無くなるだろう」


俺の言葉にレイは何が何だかわから無くなっている様子だった。

それもそのはず、今まで糸使いのスキルは全く役に立たない者だと自分でも思っていたし、言われたはずで言われてきたはずで。

それをぽっと出の俺なんかが何を言ったところで意味はないだろう。


「まあ、信じようが信じまいが気にしない。だが、俺は面倒くさい嘘をつくのが嫌いだ。そして、戦えない者をそばに置いて置く気もさらさらない」


「は、はい」


レイは俺の言葉にビクつきながら返事を返す。


「まあいいさ。俺がお前に糸の使い方を教えてやる」


俺はその言葉だけ残して席を立つ。

背後でレイが泣いているような気がしたが、まあいいさ。

すると、レイが俺に向かって言った。


「はい。私はあなたの盾にでも矛にでもなりましょう」


と、レイはその場に膝間付き俺に頭を垂れた。


俺はひらひらと手を振って返し最後に一言。


「好きにしろ。俺は戦えればそれでいい」

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