無職男、槙拓哉!
朝から誰もが迷惑そうなうるさい音が聞こえる、ドンドンと大きくドアをノックしている音が。
恐らく俺の部屋にノックしているのだろうがやらなきゃいけないことがあるので無視した。
<やらなきゃいけないこと>
それは"寝る"ということ。
朝じゃなくてもいいだろうせめてやすらぎを得てから来てもらわないと困る。
だがしかし。
うるさいノックはやり止んだ。やっと寝れる…そう思ったがやはり女神様、神様は悪魔だ。
ドーン!
と爆発した音が聞こえた。
「!?」
俺はその爆発音でおきてしまった。
その瞬間大きな黒い物体が俺の胸ぐらを掴んだ。
「なにやってんの!拓哉!!!」
拓哉、それが俺の名前だ。本名"槙 拓哉"
職業はむ…
「たーくーや!」
無職!
だがしかしこれでも一応探偵的なことはしている。
「朝からうるさい!リカ!!」
リカ。それが彼女の名前だ。
顔はいいのだがうるさい。
「で、なんの用?」
「事件だよ!事件だよ!」
「事件~?」
俺はあくびをしながら聞いた。
「近場のホテルで火事が起きたんですって!」
「火事か~そうなんだ~。おやすみ~」
そういって寝ようとしたがリカは恐ろしかった
「いいから起きろおお!!!!」
リカはどこにしまっていたかわからないロケットランチャーを取り出し撃ってきたのだ
「やめろおお!起きるから!起きるからああ!」
俺の朝は毎日こうである最悪の朝が。