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選ばれた異端  作者: 湯琉里羅
第1章 余命と病気
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秘密

二日目の昼、休憩ついでに部屋をのぞくと、彼は漫画を読んでいた。

懐かしいタイトルに思わず、

「それ、僕も昔読んでたな」

と言いながら部屋の中へ入った。

彼は視線だけこちらに向けると、

「父親の借りてきただけ。」

とぶっきらぼうに言った。

「どうだ、面白いか?」

と聞いてみると、

「この時代の価値観ってよくわからない。」

と返してきた。


一日目は返事すらしてくれなかったのだから、大きな進歩だ。


すると、なにを思ったのか、

「医者さんさ、母親が言ってたこと、信じてんの?」

と聞いてきた。


宮原(みやはら)さんと呼べ」

「はいはい」


少し考えてから、口を開く。

「僕もそういう現象とか、いわゆる特殊能力的なのは存在していると思っている...いや、実際僕がその類だからな、」

そこまで言ったとき、彼が「ほんとに?」と疑ってきた。

「まあそうすぐに信じろとは言わないけど、この能力がなかったら、医者になってなかったと思うよ。」

「ふーん、そっか。」

それだけ言うと、また漫画に集中し始めたので、

「それじゃあ、また来るよ。」

と言ってから部屋を出た。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

新規読者様、心よりお待ちしております。

感想・リアクション・アドバイス等々お待ちしています。

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― 新着の感想 ―
サラリと別の真実が登場することに驚き、えっ! こう来るのか? 驚きました! これからも楽しみにしてますね
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