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選ばれた異端  作者: 湯琉里羅
第1章 余命と病気
18/30

はじまり

流れるように葬式が終わり、明日からは学校だ。

でも、行くつもりはなかった。

きっと親も許してくれると思う。


もし明日学校に行ったら、なにがあったのかと聞かれるだろう。

それに答える勇気すらも持ち合わせていない。

俺は、こんなにも弱い。


――3日が過ぎた。

未だ学校に行けずにいる。

この3日間、iPadでユーチューブを見て、だらだらしていた。

ゲームができない−−−できないわけではないけれど、今日はあいつは学校だ。


偉いな。


自分の惨めさに涙が出る。


そういえば、今日は病院に行く(強制的に行かされる)日だ。

多分、精神科かどこかだと思うけど、この近辺に病院なんてあったっけ。


ふと時計に目を向けると、時刻は11時43分。

そろそろ昼食の準備でもするか、と立ち上がり、階段を下る。


リビングに入ってすぐにリモコンがあったので、適当にニュースをつけて、冷蔵庫から冷凍弁当を出す。

ニュースに耳を傾けつつ、冷凍弁当をレンジに放り込んでから、ソファに座り込む。


これは最近の発見だが、この時間帯はあまり面白い番組はない。

選挙前の不正がなんとか、興味がないことが流れてきたので、なんとなく消して、近くにあったスマホに手を伸ばす。


ホーム画面のメッセージアプリのアイコンには213件の通知がついていた。

... iPadを持ってこればよかった。

かといって、今更上に取りに戻るのも面倒だ。

考えているうちに、レンジが終わったみたいなので、立ち上がって、一旦食事をすることにした。


――――――――――――――――――――――――


「ただいま。」

母が帰ってきた。

「んー」

軽く無視しようと思ったが、

「すぐ病院行くから、さっさと着替えなさい。あと、返事もして」

と大声で言ってきたので、渋々

「はいはーい」

と返事をした。

病院とか、超憂鬱なんだけど...。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

少しずつですが、投稿していきますね...。

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感想・リアクション等、お待ちしています。

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