負荷心領域
絡めた指先を
ぎゅっと握りしめる
繋がれたその手が
私を夢の中へと引き込んでゆく
見えないベールで覆われていて
長い間届きそうで届かなかった場所
なのに招き入れられてしまえば一瞬で
頬を何かがかすめたかと思うと
ふわっと甘いあなたの匂いが
私の心を満たしてく
間近で感じる鼓動に
その何倍もの早さで
心が跳ねて跳び回ってる
ドキドキしながら
和らいでいく自分の表情が
あなたにバレないようにって
顔を埋めて
目を閉じたまま
あなたを感じてるフリをする