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私が私でない理由

作者: 鴇月

男の子を好きになったことがある

みんなは頑張れと言った

誰も咎めないし疑問にも思っていなかった

それは私が女で相手が異性だから


女の子を好きになったことがある

みんなはおかしいと言った

みんなが私に非難したし変だと言った

それは私が女で相手が同性だから


私が私でない理由

自由に相手を好きになれないから

人柄で恋ができないから


昔私のランドセルは赤色だった

でも私が欲しかったのは黒だった

けれど女の子だから赤色だった


女の子らしくしなさいと言われたことがある

らしさが分からなかった

どういった振る舞いが女の子らしさなのか

ちっとも分からなかった


私が私でない理由

らしさに縛られているから

らしさとは何だろう


私は女の子として産まれた

それは変えようがない

でもだからといって女の子として必ず生きるのは当たり前なのだろうか


私だって化粧するときもある

スカートを履くこともある

けれど時折思っている

私は一体どちらがいいのだろうか



私が私でない理由

まだ私の事を自分自身が知らないから

迷っている最中だから



もしも答えが出たのなら

その日は私が私になれるのだろう

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