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幸福追求権  作者: aren
2/3

日常

暗い、暗い闇に落ちる夢を見た。







どうしたらこの闇から逃れられるのか、そんな事を考えながらも抗おうとする私はいない。




でも、あれ、あの光。








あそこに私は行きたい。







はやく。








はやく!






「あ、」




目を開けるとカーテンから明るい光が溢れていた。




「朝だ…」




あれさっきまでどんな夢見てたんだっけ??


なんか不思議な感じがしたなぁ。



「結奈ー!!朝御飯できてるぞ!!」




「はーーーい!!」





あ、よかった。お父さんもう怒ってない、のかな…?




顔洗って歯を磨いてご飯食べなきゃ。












「おはよお父さん」





「おう。おはよ」




うん。大丈夫そう。昨日はお酒飲んでたからなぁ。運が悪かったな。





「はい、弁当。気をつけて行ってこいよ。」





「うん。ありがとう!」







はやく食べて学校に行こう。



昨日ぶたれたとこはちょっとだけ赤く腫れていた。





うーーん、、化粧で隠すかぁ。












「おはよー!結奈!」




「おはよ!咲ちゃん!」





「2限バレーだよね!めちゃめちゃ楽しみ!」




「あっ、今日って体育の日??体操服忘れちゃった」





「まーじ!?結奈こないだもじゃーんはやく隣の組から借りてきな!」




「ホームルーム終わったら借りにいく!」





「おけけ!」





よかった、頬っぺた腫れてるのばれてないみたい。




てかどうしよう。体操服誰に借りるかな~。












「あ…西尾さん…」




「結城くん!」




「なに…?」





「美優ちゃんどこおる~?」







「…」






「あ…いつも一緒にいるから知ってるかなって!」






「さっきジュース買いにいくって食堂にいった」






「食堂かぁ~!ありがとう結城くん!」






食堂とかめちゃめちゃ遠いじゃん。次の時間体育だから今借りときたいんだよなぁ。






「あ、日菜ちゃんいるじゃん!」





「えっと、体操服貸してくれないかな?っと」




綺麗にメモしなきゃ見にくいといけないしね。






日菜ちゃんこっちに気づいてないから驚かせちゃいそう。




「日菜~!」



肩をたたく。





思った通りびくっと肩を揺らし驚く日菜ちゃん。




うーん。なんか悪いことした気分。ごめんね。





「これ!」




メモ用紙を見せる。





日菜ちゃんどうかな~貸してくれるかな。




日菜ちゃんがペンを取り出してメモ用紙に文字を書く。




「いいよ!結奈ちゃんの頼みだもん」





「きゃーー!!日菜ちゃん大好き!!天使!」



思わず抱きしめると日菜ちゃんの顔が真っ赤になった。




あーかわいい子だなぁ。





ロッカーにいって体操服を貸してもらう。




「ありがとね!日菜!」




日菜ちゃんは頷いて笑顔で手を振ってくれた。





ほんとにありがたい。






できればまた、日菜ちゃんの声が聞きたいんだけどなぁ…






「あ、やば授業始まっちゃう。」







急いで教室に戻り席につく。






「あれ?西尾さんまた体操服忘れちゃったの??」






「神木くん!!またってひどくない??」




「こないだも、でしょ!僕が酷いんじゃなくて君の頭が酷いんじゃない?」




「うわぁ…いつにもまして辛辣じゃん…」





「まぁ次は忘れないようにね」




「うん!昨日は色々あって体操服入れるの忘れただけだから!!次は忘れないよ~!」




「はいはい。頑張れ~。」





もうほんとに気をつけなきゃだ。





あ、先生きた。






って国語!?えっ今日水曜日か!!やば!国語持ってきてない!!






「あの、神木くん。」





「ん、どうしたの?」





「ごめん国語の教科書見せてください。」






「ねぇ、こないだもじゃなかった??」




「あっ、うん。ごめんね、曜日勘違いしちゃってて…」





「ふーん。まぁいいよ。はやく机くっつけなよ。」




「ありがとう!神木様!」




「はいはい。」






今日ずっとお世話になります神木くん。ごめんね。





ほんとにちゃんとしなきゃ。私。






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