その五
五月二十五日金曜日。四人はそのまま瑞葉室で雑談。
「次は瑞葉がお題を考えてみて」承芽
「それじゃあ、ゲーム都市伝説」瑞葉
瑞葉が言い出す。
「実は、光カードの中には、特殊な光石が使われていて、脳波に反応するとか……」
「例えば?」承芽
「RPGで、行き止まりと分かった瞬間にエンカウント」
「まあ分かるけど、そういう仕様なんじゃない?」承芽
「でも、直ぐに引き返さずに少し間をおいてからだと出現しないの」
「うーん、一理あるかな」生実
次に生実。
「よく、「あれ?」って思うんだけど、ボタンを押す一瞬前に入力されたような事がよくあるんだよね」
「あるある」生実
次に承芽。
「実は、星物語4の姫の正体は『ひとつめ』であり、城で起こった失踪にも関与しているとか……」
「確かに、文字の最初と最後を合わせると『ひめ』になるね」承芽
「見た目も似てるよね」瑞葉
最後は結菜。
「実は、星物語の『よみがえりのことば』で、みずはねこ ゆいなつぐめに なるみもね にやん と入力して開始できるらしい……」
実際に入力してみる。
「ほんとだ!」瑞葉
「でも、最初の町からだし、レベルも持ち物も同じじゃん」承芽
「あれ? この猫、時計回りだったっけ?」生実
何度もやり直して比較してみた。
「このよみがえりのことばだと、時計回りの確率が高いといえば、確かにそうなんだけど……」瑞葉




