その二
五月二十三日水曜日。四人は今日も瑞葉の家だが、瑞葉は絵を描いている。残りの三人は隣の瑞葉室。
「という訳で、お題の時間~」承芽
それぞれが前もって考えておいたお題に答える。
「学校でこればっかり考えてた」生実
「まずは私。コンビニに併設。何を併設した? 広さはコンビニと同じ位で」承芽
四人は画用紙に書いていく。
「みんなが考えている間に私の答え。ゲームが無料で遊べる店」承芽
「いいんだけど、なんか普通なんだよねぇ。いかにも承芽が考えそうな店」生実
「まぁ、そうかな……」承芽
「私は貸本屋。無料で貸してくれて、一定期間になると激安価格で販売。基本的に新刊が多い」結菜
「それも結菜が考えそうだわ」承芽
「むむ……。あと、テーブルゲームも良さそう」結菜
「いいんじゃない? まぁ、やっぱり、結菜にありそうな回答だね」生実
「まあでも、大事なのは見ず知らずの人との交流だと思うんだよね。そのために必要なのは、大会を開くこと。各々でやっるだけになりそうだから、こういう機会が時々あればより有意義な空間になるはず」承芽
「ところで、生実は?」結菜
「私はカラオケ。基本的に歌う人は一組だけだから、ほっといても毎日カラオケ大会になるよ」生実
「確かに手っ取り早いね。それで、感想を聞いて投票したりか、これは盛り上るかもね」承芽
戻ってきた瑞葉にも考えてもらった。
「そうだなぁ、足湯とか良さそうじゃない?」
「ほぅ、いい線いってるけど、一年中足湯かぁ。やっぱり、無難に私らの方が万人に受けそうかなぁ」承芽
「いいんだけど、夏はどうかと……」生実
「夏はお湯は溜めなくていいから、かわりに床を敷いて、テーブルを置いてテーブルゲームもいいし、カラオケの日もあっていいし」瑞葉
「今までの案の寄せ集めだな。まあ、それもありか……」




