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その一
五月十四日月曜日、振替休日。朝、母の鈴葉と父の響人が掃除をしている。
「なんか、大掃除みたいだけど」
庭から響人に話しかける瑞葉。
「ついでに障子の張り替えでもするかな?」
「今から?」
「やっぱり、やめとくか……」
響人は居間の障子を軽く叩き続ける。
廊下を歩いていると、鈴葉が廊下を拭いている。
「手伝うね」
「じゃあ、お願いね」
鞄を自室に置いて、一階の廊下を雑巾で拭いていく。
廊下を拭き終わり、居間に行くと鈴葉が障子を叩いて埃を落としていり。
「この辺りもお願いね」
居間も拭いて、ついでに二階の廊下と自室も拭いてい一階に戻ると、庭から声が聞こえる。居間から庭を覗いてみると、結菜と承芽と生実が響人とコーヒーを作っていた。




