その五
五月十二日土曜日。四人は瑞葉の家に集まり、妖怪運動会という昔のゲームで四人対戦をしている。
「やっぱり、これ苦手だなぁ」
「瑞葉はもっと積極的に攻めないと」
承芽が瑞葉に助言する。
「分かってるけど……」
「例えば、直感で相手が攻めて来そうな瞬間を狙って、相手が技を入力する直前に攻めるとか、ちょっとした動きの隙を狙うとか」結菜
「もう、それしかないよね。あとは相手の癖とか。運任せみたいなもんだよ」
「やってみる!」
瑞葉は直感を信じて攻撃すると、意外と上手く攻撃が当たる。その後も上手く立ち回り、瑞葉と承芽が残る。
「ついに目覚めたか!」承芽
瑞葉は遠慮なく攻めていき、承芽は瑞葉の勢いに押される。瑞葉の攻撃が面白いように当たり、瑞葉の勝ちとなった。
「いやー、参りました」承芽
「さて、そろそろ晴沢中即売会の準備をしに行くか」
体育館に入ると、既に沢山の机が並ばれている。
「こんなに作家が居たとはね」承芽
「漫画とかに限らず、とにかく色んな自作が集まるみたいだよ」瑞葉
「とりあえず、私達の席を準備しよう」生実
長机と椅子を運んで一息着く。
「ついでに本も持ってくれば良かったかな」承芽
次に講堂へ向かうと、光々達が雑談をしている。
「様子を見に来たよ。準備は順調かしら?」承芽
「やあ、みんな。上映に使う機材の操作を確認しただけだから、あとは明日を待つのみだね」
次に音楽室に入る。四人で作った格闘ゲームの音楽を担当した新戸最明達の四人が演奏をしている。ボーカル・ギターが最明、ギターが真、ベースが有ドラムが夕。
「お、みんな」
「暇だか様子でも見に行こうということになって」
学校を見回る四人でした。




